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昭和のOL 若者に読んでほしい「気分はもう戦争」

思想的に右か左か迷ったらこの漫画を読みなさい。

「気分はもう戦争」矢作俊彦(原作)・大友克洋(作画)

「ネトウヨ」や「ブサヨ」というネットスラングもない1980年に『漫画アクション』で連載が始まった青年漫画です。

私はがこの漫画が大好きです。もともと大友克洋が好きで、何気なくコミックスを購入して読みました。

令和の若者に読んでほしい

大友克洋の作品では「AKIRA」が一番最初に上がります。その次くらいが「童夢」でしょうか。どちらも名作で読みごたえがありますが、私は「気分はもう戦争」をおすすめします。原作は「矢作俊彦」で骨太なハードボイルド小説が有名です。1970年代の若者は、政治に大いに興味のあるグループと、まったく興味のないノンポリと言われるグループがありました。政治に興味があっても無くても、この漫画は興味深く楽しめる内容になっています。

政治に興味のある若者が増えている。

私たち、昭和の40年代以降に生まれた日本人は、政治を話題にすることは憚られてきました。会話の内容は、無害でたわいのない話題するように教えられてきました。政治について話すことは、家族やよほど親しい友人との間のみ行われてきました。

現在は、SNSやウェブサイトなどで、さまざまや思想が語られています。政治的思想を語る若者も現れ始めました。自分が右か左か、決まらない人はこの漫画をよ~く読んで、決めて下さい。ストーリーは3人の青年が、架空の戦争に助っ人として自主的に参加する内容です。3人のうち二人は日本人で、右に傾倒した青年1人、左に傾倒した青年1人です。残りの一人はアメリカ人で、「ベトコン」だったと思われます。

ハードボイルドな背景に、コメディ要素が加わり、何度も読み返してしまうストーリーです。

マンガが人生に影響するか?

私は、この漫画を娯楽として楽しめました。女性と男性では感じ方も違うかもしれませんが、昨日と今日とで、価値観が一変する現在です。思想もリバーシブルでいいと思っています。

「女性の自殺 7月以降増加」というニュースを読んで、深刻に考え込む前に漫画でも読んで気晴らししてほしいと思いこの漫画を思い出しました。

政治思想の信念のみ、かってに他国の戦争に介入するおバカなストーリです。「男ってクダラナイな~」と感じながら楽しんでください。

「気分はもう戦争」令和ならどうなる

登場人物は、他国の紛争に機関銃や56式衝鋒槍やらで、助っ人参戦しますが、現在なら、情報戦や、ドローン戦が行われているので、漫画の内容がガラッと変わるでしょう。パソコンのキーボードを叩いてばかりの地味な漫画になりますね。

サポートしていただけたら、とっても嬉しいです。昭和の文化をとことん、語ってみたいと思います。昭和のOL仕事についてお知りになりたいことがあれば、コメント下さい。noteでお答えいたします。