私は昭和の終わり頃に、営業事務として商社で働いていました。そのころの仕事術で昭和と令和との違いを書いています。

今回は事務所の経費について書いてみます。昭和の事務所なので、一人、一台パソコンがあるわけではありません。事務仕事で、普通に使う文具は全て会社の経費で計上していました。ボールペン、ノート、ホッチキス、鉛筆、消しゴム、ハサミに、付箋などです。経費で落ちなかった文具は、電子計算機と個人のシャチハタ印、修正用の小さい個人印鑑です。個人専用の湯呑茶碗も経費で計上していました。

新聞や雑誌も経費です。業界紙や新聞は、仕事の繋がりの義理で購読していたものもありました。

ありがちな経費で、視察旅行(海外が多い)、ゴルフ、釣りなどもありました。

水商売のお店の請求書も経費に計上です。接待用かどうかは、承認する人の判断にまかせられていました。

営業車のガソリン代も経費ですが、これも営業マンに任されていたので距離や訪問先は、適当だったと思います。

パソコンで経費の管理してなかったので、領収書を経理課に提出して現金をもらうという、簡単で、いい加減なシステムでした。経費の計上に関係する伝票処理は、すべて経理課の社員が行っていました。

令和の経費は、全て経理ソフトで管理しています。

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どんぶり子です。2021年12月末まで台北に住んでいました。現在は東京で派遣社員として働いています。
サポートしていただけたら、とっても嬉しいです。昭和の文化をとことん、語ってみたいと思います。昭和のOL仕事についてお知りになりたいことがあれば、コメント下さい。noteでお答えいたします。