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昭和のOLなら、だれでも来客にお茶出しをしたことがあると思います。仕事で、客先を訪問すると必ず女性がお茶を出していました。私が働いていた商社でも、もちろん女子社員がお茶を提供していました。入社歴の浅い女子社員が選任で担当していました。わたしは、なんと5年もお茶出しをしていたのです。

お茶出しの手順を簡単に説明します。

1 来客を応接室(ミーティングルームではありませんよ)に案内する。

2 ポットにはいつもお湯を用意

3 急須に緑茶を入れる。

4 急須にお湯をいれる

5 湯呑茶碗に、お茶を注ぐ

6 複数の茶碗に注ぐときは、濃さを均等にする。

7 茶托にのせて、来客から提供する。

上記の手順でお茶出しをしていました。茶葉の量はお茶の缶で適当に測っていました。ついでに、お湯も適当な量を入れてました。茶葉は一回使ったら捨ててました。こんないいかげんな淹れ方でもなんとか,格好がついていたのは、私が、自宅でお茶を入れて飲んでいたからです。お茶が濃すぎて、飲めないということは一度もありませんでした。

私は、現在台湾暮らしです。縁あって日系の会社でビジネスインターンをしています。台湾人スタッフのお茶出しは、ルールがなくて苦労しました。

台湾でも日本でも、若い方は、お茶の入れ方がわからないんですね。台湾ではウーロン茶を提供するので、お茶の色がでるまで5分以上かかります。来客の訪問時間をチェックしておかないと忘れたころにお茶が提供されるということになります。しかも二煎目とか平気だし・・・・・・

台湾の観光ガイドにあるような、おちょこみたいな、カップで出すわけではないです。ふつうにマグカップで出しています。アメリカで働いていた時は、作り置きのコーヒーを使い捨てのカップでだしていました。きちんと緑茶をお出しするのは、手間がかかります。新型肺炎の影響で実際に顧客を訪問することが少なくなりました。お茶出しの習慣も変わってくると思います。

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どんぶり子です。2021年12月末まで台北に住んでいました。現在は東京で派遣社員として働いています。
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