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私は昭和の終わり頃、営業事務として商社で働いていました。そのころの仕事術で昭和と令和との違いを書いています。

昭和の事務所、女性社員には制服がありました。制服はブラウスにスカート、ベストが定番でした。ですので通勤のための私服は比較的自由だったと思います。

ですが、制服でスカートを着用するので、ストッキングを穿くことがマストだったので、私服も自然と、スカートか、スーツに合わせたようなパンツでした。制服に着替えるのならジーパンでもホットパンツでも良いとおもわれますが、始業前に、ストッキングに履き替えるのがめんどうなのと、狭いロッカールームで、先輩と一緒に着替えるのがはずかしくて、いつもストッキングを穿いて、ストッキングに合わせた服で出勤していました。

女子社員の先輩方も、おとなしめのファッションで出勤していました。寒い冬のある日、先輩のお一人が、ミンクのコートを着て出勤きました。冬のボーナスで購入されたらしいです。いつものおとなしめのファッションにミンクのコートというファッションが良いかどうかわかりません。先輩曰く、「一生もののコートだから、ずっと着れるわよ。」だそうです。21世紀になって暖冬や、動物愛護団体の抗議で、廃れてきました。先輩はあのミンクのコートを今でも着ているかどうかは定かではありません。

私がアメリカ在住時、英語学校のクラスメイトに、ロシアやウクライナ出身の女性がいました。彼女たちは、母国で毛皮のコートを日常着のように着ていたそうです。先輩もモスクワとかに住むことがあれば、毛皮のコートが大活躍したと思います。

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どんぶり子です。2021年12月末まで台北に住んでいました。現在は東京で派遣社員として働いています。
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