私は昭和の終わり頃に、営業事務として商社で働いていました。そのころの仕事術で昭和と令和との違いを書いています。

昭和のコミュニケーションツールは電話がメインです。営業事務でしたので、受注、発注、問い合わせなど、全て電話で行っていました。

仕事に方言はいらない

なんと私は、専門学校時代に、方言を直したのです。専門学校の授業で、私の住んでいた地方のイントネーションを修正しました。先生は、ローカルテレビ局のアナウンサーさんです。先生は、50歳を超えられた方で、ラジオなどで、活躍されていました。人と話すことが多い昭和の事務仕事では、キレイとまでは言わなくても、そこそこ正しいイントネーションで話すことが要求されていました。つまり方言は、聞き苦しいということです。

実際の仕事では・・・・

実際に事務員と働いていた時も、言葉遣いで、注意されたことはありません。東京で働いていた時も、話し言葉から出身地を当てられたこともありません。仕事で、出会った方もすべて、標準語を話して・・・・はいませんでした。電話をかけたらいきなり「まいど~」と関西の言葉で答えらた会社もあります。何度も聞き返して、申し訳ないことをした「東北」の会社の方もいます。自営業の方は、方言をそのまま話していらっしゃる方が多かったです。商売では特に方言を直す必要はなかったのです。

令和の場合は?

現在は、電話より、メールなどの文字でのコミュニケーションが多くなりました。また、外国の方が日本語で、働いている場合もあり、日本語で話してくださるだけで「ありがとう」と言ってしまうこともあります。細かいイントネーションなんて、小さな問題になりました。インターネットで調べたら、コールセンターで働く方は、方言を直しているそうです。IP電話の普及で、日本中のあらゆる地方にコールセンターがあります。コールセンターの仕事を得るには、正しいイントネーションが必須なのでしょう。

私は、もう方言は、意識しないと話せなくなりました。死んだ父や母は、方言丸出しで話していました。高齢の親戚も、同じ方言で話ます。私は、標準語で返答してしまいます。その時私は少し寂しく感じます。

サポートしていただけたら、とっても嬉しいです。昭和の文化をとことん、語ってみたいと思います。昭和のOL仕事についてお知りになりたいことがあれば、コメント下さい。noteでお答えいたします。