投資家に会ったことはありますか?
私は昭和の終わり頃に、営業事務として商社で働いていました。そのころの仕事術で昭和と令和との違いを書いています。
個人投資家
個人投資家とは、普通に個人でお金を証券などに投資している人ですね。これは昭和の時代にもたくさんいました。そのころの証券は証券会社のカウンターか、電話での売買でした。証券会社のカウンターにはおじさんが株価の電光掲示板を眺めていました。2000年を過ぎるとインターネット取引がメインになり、少額でも投資できるので、若者も株を買うようになりました。
機関投資家
ファンドマネージャーと言われる人のことですね。大きなお金を預かって、投資する人です。投資会社で働いている人や、大きな会社の投資顧問として資金の運用をしている人です。
ファンドマネージャー
昭和の時代に、地方都市で事務員をしていた私は、「投資家」は個人投資家しか知りませんでした。「投資会社」という会社も知りませんでした。大金を動かしているファンドマネージャーは、東京のどこかにいる珍獣くらいにしか思っていませんでした。
地方に暮らしている私の家族は、いまでもファンドマネージャーという職業の人は、テレビドラマか、映画か小説にしか、存在しないと思っています。投資家というのは、それくらい縁の無い人たちです。「機関投資家」とは一生会うことない人たちなのです。
実際会ってみると
それが、平成になり、ITベンチャーの会社で働きだしたら、機関投資家や、海外投資家という人たちが投資していた会社でした。マスコミに紹介されるような投資家さんもいました。その方たちが「すごい」人たちかどうかは、わかりませんが、「東京のどこかにいる珍獣」じゃなくて「あちらこちらにいる普通の人」でした。地方で暮らしていたら、直接お会いすることはなかったでしょう。会ったところでとくに感動もありませんが、面白い方たちであることはたしかです。
現在、台湾にて
現在は台湾に在住しています。毎年5月にコンピューターの展示会「COMPUTEX」が開催されます。この展示会の一部で「nnoVEX」という展示エリアがあります。次世代の技術を持つスタートアップ企業が出展しています。ここにはエンジェルと言われる未来の投資家がたくさん見に来ています。若い方も多く、学生らしき人もいます。クラウドファンディングなどもあり、だれでも簡単に「投資家」なれる時代になりました。個人投資とも機関投資家とも異なる投資家とは、毎日どこかで会っているのでしょう。
サポートしていただけたら、とっても嬉しいです。昭和の文化をとことん、語ってみたいと思います。昭和のOL仕事についてお知りになりたいことがあれば、コメント下さい。noteでお答えいたします。