昭和のOL Windows95を売っていた
私は昭和の終わり頃に、営業事務として商社で働いていました。そのころの仕事術で昭和と令和との違いを書いています。
1995年(平成7年)11月20日に、オペレーティングシステムのWindows95の日本語版が発売になりました。私は、営業事務の仕事を辞めて、PCインストラクターをしていました。Windows95の発売時には、「デモンストレーター」としてパソコンショップの店頭に立っていました。
Windows95 発売
この時期になると「Windows95」が発売されたときのことを思い出します。所属していたパソコン教室から、「マイクロソフトのWindowsの新製品の販売をサポートするから、「Windows」の使い方を憶えてほしい、ついでに販売店でのデモストレーションをお願いしたいと言われました。私は、もともと「Windows3.1」を使っていたので、「Windows95」をサラッと表面だけ勉強して某パソコンショップの店頭でデモをしていました。この「Windows95」の発売時から四半世紀たってしまいました。パソコンは、その時点で家電として定着したと思います。
「デモンストレーター」はつらい仕事
私はマイクロソフトの社名の入った法被を着て、デモストレーションをしていました。特に、デモンストレーションのシナリオというのは、ありませんでした。店の前を通るお客様に、まず「Windows95」を使っているところをお見せします。私は、数種類のソフトウェアを起動させ、使用するソフトウェアを切り替えて使ってみせていますた。ペイントとワードパッドとエクスプローラーで、絵を描いたり、文章を入力したり、ファイルをコピーしたり、削除したりという基本的な使い方を実演していました。
特に選択して、コピーして、張り付ける(コピー&ペースト)という概念を何度も実演し、「こんなに便利なんですよ!」と大きな声を張り上げていました。
家族が見に来て恥ずかしい
日曜日のデモンストレーションに、私の家族が見に来ていました。私のほうを見て、「ニヤニヤ」している人がいるので誰かと思ったら、夫でした。デモンストレーション終了時刻だったので、迎えにきたと言っていました。私は説明の声が小さくなり、少しどもってしまいました。仕事中は見に来ないでほしかったです。
我が家はアップグレード版を買いました
「Windows95」の発売時、皆さんは、どのバージョンを買いましたか? 販売携帯はフロッピー版とCD版がありました。我が家はCD版を買いました。CD-ROMドライブは結構高額でパソコンにデフォルトで付いていたフロッピー版を選択しました。インストールする時は、フロッピーディスクドライブに、何度も入れ替えして、大変めんどくさかったです。
現在では、DVDなどのメディアや、印刷されたマニュアルを目にすることも少なくなりました。本棚にずらっとソフトウェアのパッケージが並んでいると「かっこいい」と感じたことも、ずいぶん昔になりました。
サポートしていただけたら、とっても嬉しいです。昭和の文化をとことん、語ってみたいと思います。昭和のOL仕事についてお知りになりたいことがあれば、コメント下さい。noteでお答えいたします。