2024春_気紛れ天気な日の蓄音器館と兼六園と【蓮ノ空舞台巡礼】
徳光海岸を訪ねた翌日は金沢市内を散策。
このとき、舞台巡礼として初めて訪ねた金沢蓄音器館と兼六園などでの思い出を、ちょっとしたこぼれ話とあわせてまとめたいと思います。
■ 金沢蓄音器館
周遊バスを橋場町(金城樓前)バス停で降り、近江町市場方向に少し歩くと、目的地―金沢蓄音器館が見えてくる。
早速受付で入館料を支払い、中に入る。順路に従い、まずは3階へ。
戦前の蓄音器店にルーツを持つこちらには、約600台もの蓄音器が収蔵されているという。蓄音器を専門としているだけあり、館内には至る所に蓄音器をモチーフにした装飾が施されている。
2階に入ると、10分ほどでこの日1回目の聴き比べ会を始めるとのことで、参加してみる。この回には私を含め5名ほどが参加していた。
蓄音器の仕組みや歴史を、実機を動かしながら説明していただく。
時代に合わせた名曲たちが奏でられる中にも、蓄音器ごとの音色の違いがよく感じられる。時代が進むごとに技術的進化を遂げてきたことが窺えた。
聴き比べ会終わり間際、説明員の紳士からこんな質問が飛んできた。
「蓮ノ空の関係でいらした方は?」
手を挙げたのは私ともう一人、横にいた方の2名だった。
この訪問日の前々日、103期2月度Fes×LIVE後に公開されたリンクラのカード「Pleasure Feather 乙宗梢」にて、館内を巡る梢とさやかの様子が描かれている。
私自身、タイミングよく金沢滞在中に新しい舞台の誕生に巡り合えたので、こちらを訪問することにした次第だった。
聴き比べ会終了後に説明員の方とお話ししたところ、昨日(=カードイラスト公開翌日)には本作のファンが蓄音器館にみえたとのことで、そのことに大変驚いていた。また、聴き比べ会中の質問で、私が東京から来訪したことは説明員の方も承知されていたので、舞台巡りの注目度が高いことにも関心を示されていた。
先の質問で手を挙げたもう一人の蓮ノ空のこと好き好きクラブの方は地元の方とのことで、リンクラの近況や舞台となった場所の話で交流できたのも良い思い出である。
後に、カードイラストの舞台になったことが館長のブログや館内の掲示物で周知されるなど、本作との縁を大切にしてくださっているお話しが聞こえてきた。
本記事公開時点で開催中の石川県×ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ第二弾コラボ企画の一つ「石川県散策スタンプラリー」では、金沢蓄音器館がチェックポイントの一つに選ばれている。
この2か月ほどでどのような変化があったのか、再訪するのが楽しみな場所の一つである。
■ 金沢城公園と兼六園
金沢蓄音器館を出ると、外は吹雪いていた。
風に抗いながら、バス停まで行き、バスで駅前まで戻ったころには止んでいた。気紛れな天気であった。
午後は金沢城公園から巡ることにした。
駅前からバスに乗り、兼六園下・金沢城バス停で降りる。
坂を上り、石川門から金沢城公園に入る。
・金沢城公園
石川門から入ってすぐ、三の丸広場が目的地。
ここは103期11月度Fes×LIVEの会場。昨夏のスタンプラリーの際に横を通っていたが、ライブ会場の舞台であることを意識して訪問したのは初めて。
広場を散策しつつ、ツバサ・ラ・リベルテを聴く。
リンクラ・活動記録(ストーリー)第13話、沙知と綴理の和解に至るストーリーの幕引きを象徴する歌 ツバサ・ラ・リベルテ が披露されたのがこの場所。あの夜、彼女たちが見た雨上がりの景色に思いを巡らしながら、広場を歩いた。
・兼六園
来た道を戻り、今度は兼六園を目指す。
石川門からすぐの桂坂口が混雑していたので、茶店通りを進み、蓮池門口を目指す。
入園券を購入し、園内に入る。目指すは霞ヶ池の東側。
数分歩くと霞ヶ池が見えてくる。
兼六園の象徴的な場所ということもあって、多くの観光客が出入りしている。人の流れに乗りながら、本作所縁のスポットを巡る。
霞ヶ池に隣接する眺望台からは、兼六園を囲む木々の先に街並みが見える。
午後も天気の移ろいが急激で、再び雪が降り始めた。
雪が強くなってきたところで、兼六園を後にする。
兼六園には1時間強滞在したが、他の日・場所よりも多くの蓮ノ空のこと好き好きクラブの皆さまをお見かけしたり、お話ししたのが印象的だった。
偶然の巡りあわせかもしれないが、蓮ノ空の輪が広がりつつあることを実感した時間だった。
夕方の雪はしばらく降り続いた。
駅前に戻り、後述する間食をした後で再び市内中心部に繰り出したところ、街中にはうっすらと雪が降り積もっていた。
■ おまけ
・駅ナカで食べるルーローハン
兼六園を後にして、駅前に戻ってきた私は、別行動していた友人と合流し、金沢駅あんと西1階にあるおでん店「かなえきのちくわ」に入る。
めぐ党の皆さまにはお馴染みの魯肉飯(ルーローハン)。
昨夏の配信で、蓮ノ空女学院の文化祭・撫子祭をきっかけに魯肉飯にハマった慈がおすすめしていた店だ。
実は2月の訪問時にも同じ友人と入店を試みたのだが、夕食時ということもあり、入ることができなかった。今回は、夕食には少し早い夕方の時間帯に訪ねたので、待ちなく入店できた。リベンジ成功である。
スパイスが効いていて食欲がそそられる魯肉飯は、おでんとの相性も抜群。
利尻昆布など効かせたおでんのお出汁は、お店が推しているとおり、飲み干せるほど優しい味わいで、寒い中を移動してきた身に染みる温かさだった。
・宿泊は敦賀で
この週末は、金沢市内の宿を押さえることができなかったので、福井県の敦賀で1泊することにした。
北陸新幹線敦賀延伸を2週間後に控え、駅構内や駅前は歓迎ムードに包まれていた。
訪問の翌月、本作の104期生として加入した新入生の一人、徒町小鈴は敦賀出身であることが明らかになった。
古来より交易の拠点として栄えた敦賀。
彼女―小鈴を育んだこの街にも触れてみたいと思う今日この頃である。
・ICaを買う
敦賀から金沢に戻ったあと、私は駅前でICa(アイカ)を購入した。
ICa(アイカ)とは、北陸鉄道グループのバス等で使用できるICカード乗車券。プリペイドタイプのカードにおける本格運用開始が2004年なので、国内に多数ある交通系ICカードの中では比較的初期から存在するカードである。
友人の勧めがあったことのほかに、「金沢市内1日フリー乗車券を買うほどではないけれどもバス路線を利用したい」とき用に購入してみた。
券面も、ロゴと模様のみのシンプルなデザインだが、ピンクを基調とした柔らかいデザインが印象的。金沢を感じられるアイテムとして、普段から財布の中に納まっている。
■ おわりに
この記事では、金沢蓄音器館や兼六園などを巡った思い出をまとめてみた。
春先の金沢、急に雪が降ってくるなど気紛れで移ろいの早い天気模様だったが、人と食の温かさに触れられた市内散策になった。
今回巡った舞台に関する情報の出所を振り返ると、リンクラの活動記録(ストーリー)やカードイラスト、Fes×LIVE、キャスト番組にラジオ番組と多岐にわたっている。本格始動から1年足らずでここまで舞台の種類が多様化するとは思いもよらなかった。
次の1年はどのような景色を見ることができるのか、今から楽しみである。
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