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第26回 名古屋リスナー会 自選曲紹介


7/12(日)、名古屋・上前津某所にて第26回名古屋リスナー会が開かれました。主催の茜涼夏さん他、ちるぶさん、もとお父さんと私こと左馬の計4名で色々な曲を流してきましたよ。いつも通り、私の選曲のみ紹介します。

今回のテーマは「空」。テーマに沿った曲でなくても良いとはいえ、ちゃんと選んできましたとも。

さっそくこちらから。



1.【V3 Lily】 Sky is the limit 【オリジナル】

2013/5/24 DJ'TEKINA//SOMETHINGさん

爽やかな夏空ポップからスタートです。 DJ'TEKINA//SOMETHING、略してテキサムさんは、ゆよゆっぺさんがDJするときの別名義。ロック以外の曲調ではこちらを使うのかな。2012年4月発売のV3 Lily作品で、黄色と黒を基調とするお姉さんイメージがあるLilyですが、今作では白ワンピに白帽子と瑞々しいMVがぴったり。虎硬さんの手になるMVも素晴らしい。

タイトルの「Sky is the limit」は直訳では「空が限界点」、すなわち「どこまでも限りなく」という意味の成句。ストレートなラブソングや応援曲など収録した「青春ボカロ」コンピ収録曲です。


2.サマーフィクション. feat.AIきりたん

2020/7/10 フジコマさん

(追記:ニコ動版は消えてしまったのでYouTube版に置き換えます)

今年2月に始まったAIきりたん(NEUTRINO)ブームは過熱こそ収まったものの現在ではタグで探すと2200以上の作品数。この7月に入ってからも120以上の投稿があるなどまだまだ終わらない勢いです。

新作から選んだのは、フジコマさんの爽やかポップロック。哀愁をにじませるニュアンスも素敵です。水色背景に白歌詞のみの潔いサムネながら、テンポよいメロディにハキハキしたきりたんの声が青春を駆けていく曲想に素晴らしく似合っていたので、選ばせてもらいました。

後から気づきましたが、フジコマさんはどうやら本作が初投稿っぽい。


3.collision / ふりゅね

2020/7/8 nogiさん

UTAU-P兼ボカロリスナーを標榜するnogiさんの新作。可愛くもお洒落なポップ。七夕の夜をイメージしたMVに、ふりゅね(Fιφne)(UTAU)ちゃんの舌足らずな声が軽快でまとまっています。2020年6月に登場した音源らしく、私が聴いたのは今回が初。フランス語の梅(prune)が由来だそうです。

nogiさんはvocanoteでも丸の内進行について語るなど読み応えのある記事を書いているので、こちらもぜひ。


4.正体不明 feat. 初音ミク

2020/7/4

さまぐら(SummerGratz)さんの新作。緩やかなロックバラードで、抑え目のミクさんの声に聴き入ってしまう……淡い配色のMVも、優しく繊細な雰囲気の世界を作り上げています。

「まるで人間みたいに/どきどきしてるよ」などの歌詞も不思議とすっと入ってきて、現在を生きていく気持ちを歌っているのか、あるいはミクさんの心持ちなのかと、いろいろ思いを馳せるのです。


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ここで30分休憩。「NHK ボカロ沼」の再放送をみんなで視聴するタイムが挟まれました。(本放送は7/6)

テルユアやメルトをミクパ風に実演したり、中毒性MAX曲・元気が出るノリノリな曲・切なくて泣ける曲をアンケート上位3曲から投票で1位を決める企画をやってました。実際の投票では鏡音曲が強くて、脱法ロックやロキなどが1位に選ばれていましたね。若いファンが多いからでしょうか。脱法ロックのはっちゃけたMVが流れたお茶の間で「これがボカロか……」と見られたりしたのかなw

Neru - 脱法ロック(Law-evading Rock) feat. Kagamine Len

2016/6/19

【みきとP/ mikitoP】ロキ/鏡音リン・みきとP  ROKI/Rin Kagamine・mikitoP

2018/2/27

昔の名曲だけでなく新しめの作品からも候補が出ていて、今を生きる若い世代のボカロファンの嗜好が反映されてるなあと。私も投票を考えたんですがノイズになるかなあと迷っているうちに投票期限が過ぎてましたw 余裕があればこのお題で選曲もしてみたい。

では戻りまして。


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5.アングラー / 音街ウナ

2020/7/10

一筆かもめさんは、今年4月にボカロ初投稿の新人さん。本作が3作目。駆け足で緩急を利かせ小気味よいリズムのVOCAROCKです。アングラーは釣り人の意。

単色サムネからはナユタン星人さん、コミカルなキャラ付けにはキノシタさんやカルロス袴田(サイゼP)さんなど、先人をリスペクトする要素を感じさせます。独自色を出してさらに伸びていってほしいなあ。


6.滲む世界 / ねじ式 feat.初音ミク

2020/7/7

そろそろ投稿7周年を迎えるベテラン、ねじ式さんの新作。かわいいミクうたタグが付いていますが、元気な可愛さよりも静かな優しさが前面に出ている作品です。夏の夜に月光を浴びながら二人で歩いていこう、と互いを想う尊さが滲む情景を描く、沁みるロックバラードです。素直な気持ちを吐露する作風にも弱いんですよね……夜に落ち着きたいときなどにオススメ。


7.THE BINARY - 花に雨を、君に歌を Music Video

2020/5/9

作曲・作詞:ユリイ・カノンさん、歌:THE BINARY(mido & あかまる)さん、アニメMV:G子さん。すでにYouTubeで120万再生してます。

音楽で世界を救うなんて無理だけど、と前置きしながら、それでも歌う意義を問い続ける自己言及の歌。ヨルシカ「だから僕は音楽を辞めた」など連想しますが、歌われるべき永遠のテーマでしょうね。本作は、真っ直ぐに刺さる熱い感情が心地よいです。花に降り注ぎ育てる雨のような歌であれ。


8.睡蓮の街 feat.初音ミク / ドッシー

2020/7/11

ラストに選んだのはドッシーさんの新作。この方も、ボカロ初投稿からそろそろ7周年ですね。睡蓮の咲く水底から月を見上げるサムネが幻想的で、深々と聴き入るピアノバラード。透き通るミクさんの声もまた見事です。じっと耳を傾けていると夜の静寂へと誘われそう……


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本当は「彗星になれたなら」で〆たかったのですが、他の方も考えることは同じだったようで……(苦笑


彗星になれたなら / はるまきごはんVocal ver. アニメMV

2020/6/18

はるまきごはんさんの「秘密」「彗星になれたなら」については、以前の「再会」「約束」の記事に続き、時間を取って解釈noteを書こうと思っています。


近頃は時間に追われてボカロを聴き込む時間に乏しく、リスナー会などの機会にあわせて探しに行くありさま。今回は7月曲の再生数多めから150曲ほどしか聴けておらず、その中から選んできました。ボカロファンでも浅い方だとは自覚してますが、もう少し時間を割いていきたいな……

では、今回はこの辺で。またお会いしましょう。




※トップ画像は、みんなのフォトギャラリーからお借りしました。

※記事が多くなったので、案内用の記事を作りました。




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