2023年1月ボカロ10選
選曲に夜までかかってしまいました。2023年1月分のボカロ新曲をいっぺんにチェックしようとするのが、そもそも無茶と分かってますが……
聴けた範囲で、私の好みから10選してみました。
以下をどうぞ。
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1.M.I.A. / 狐子 - ナナホシ管弦楽団
2023/1/11 ナナホシ管弦楽団/岩見陸さん
タイトルの「M.I.A.」は、元は軍隊用語で”Missing in action”(作戦行動中行方不明)。転じてスラング英語で「最近会ってない人」という意味。
歌詞中では「荷造りをはじめるわ」「手がかり残さないわ」とダーリンに向かって言ってるので、歌い手自身がアメリカに行っちゃうぞ、と意思表明してますね。MIA(マイアミ)もかかってるのかな?
ナナホシ管弦楽団/岩見陸さんは、相変わらず素晴らしいリズム感。聴いてるだけでトべそうなCeVIOロックが素敵すぎます。
2.【巡音ルカ】Diamond Dust【オリジナル】
2023/1/30 Mwkさん
幻想的に舞うダイヤモンドダストを思わせる、巡音ルカ生誕祭2023作品。澄みきった大気を幻視するほどに美しいドラムンベース。
VOCALOEDMシーンで、Mwk(みわく)さんは忘れられません。名古屋のボカクラでは大変お世話になってますし……EDM系が好きならぜひ聴いてほしいボカロPの一人です。
3.BeatSea「不躾 ‐ feat.知声」
2023/1/21 BeatSeaさん
キラキラメロディに知声の歌が絶妙に溶け合い、何度でも聴けちゃう。
BeatSeaさん、去年10月から毎月投稿しててこのクオリティ、凄いわ。どうなってるんだろう。知声との相性抜群ですよね……癖になるわ。
4.ミステリ / Mystery - feat.可不
2023/1/27 ヴィヴィ-VIVI-(旧名666)さん
うおお、666さんが帰ってきたぞ!!
YouTubeでは前作から2年ぶり、ニコ動では「キャプテンクックと水葬」から実に7年余り経っています……懐かしいなあ。
(参考)
キャプテン・クックと水葬 feat.GUMI
2015/11/3 666さん
5.ポスト feat.裏命
2023/1/5 お柴鉱脈さん
何でもないありふれた景色が色づく、そんなポストミック。間奏がノイズ交じりで歪んでいくのが素晴らしすぎる……
お柴鉱脈さんは初聴きでしたが、すぐに惚れこんでしまいました……YouTubeの作者返信コメントによると、やながみゆきさんのフォロワーとのこと。なるほどねえ、納得しました。
6.モシモシ / miku ++
2023/1/1 morphoさん
アイシテルのリフレインが耳に残るVOCATRAP。音空間の構成が素晴らしく丁寧だなあ……
morphoさんは2022年10月「No lie / flower, GUMI ++」が初投稿で、こちらが2作目。明らかに音楽畑の方で、今後も楽しみなボカロP。
7.Anone kiite Oshiete [オリジナル曲]
2023/1/21 おくみゅうさん&てぃあらさん
おくみゅうさん・てぃあらさんの合作。優しい感情をワルツのラストに向けて盛り上げていくのは流石ですね。
わざとボーカルがどの合成音声の子なのかは伏せていますので(動画中にヒントあり)、聴き分けに自信があるリスナーさんは誰なのか当てるのを試みても面白そうです。
8.ロココ / feat. 初音ミク
2023/1/19 MIMIさん
MIMIさん作品の集大成のようなメロディ、さらには間奏の転がし方が耳に優しすぎて悶えてしまう……絶品のピアノミク。
9.花呼ぶ声 - kemu feat. POPY ROSE
2023/1/27 kemuさん
ニコ動では「瓦礫の塔」以来、1年と少しの沈黙を経て投稿された、kemuさんの最新作。
「夢ノ結唱×作画王グランプリ コラボコンテスト」課題曲。monogatary.comで実施された小説コンテストで大賞を受賞した作品「Blooming Song」を題材に制作されたとのこと。
(参考)
瓦礫の塔 - kemu feat. GUMI
2021/11/7 kemuさん
10.天球に乗って / 志茉理寿 feat.GUMI
2023/1/28 志茉理寿 / ShimaRisuさん
美しく澄み渡る世界の音を聴いてほしい。
YouTubeに活動拠点を移したGUMIマスター・志茉理寿(しまりす)さんの最新作。いつもながら、熟練の紡ぎ手ぶりには脱帽せざるを得ません。私には1月だけでなく、2023年を通じての10選クラスの名曲です。
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いかがだったでしょうか?
2023年1月は、ボカロ数千作品のうち300曲程度しかチェックできてないので網羅にはほど遠いですが……新曲チェック頑張らないと。
2月には名古屋リスナー会もあるので、気合入れていきましょう。
ではまた、vocanoteで。