パラシュートとボカロ曲 5選
※トップ画像は、pixabayからお借りしました。
10月22日は、「パラシュートの日」。
1797年のこの日、フランスのパリ公園でアンドレ=ジャック・ガルヌランが高度8000フィート(約2400m)の気球から直径7mの布製の傘のようなものと一緒に飛び降りた、これが世界初のパラシュートによる人間の降下となった。着陸時に衝撃があったものの、無傷であった。（今日は何の日 10月22日）
とのことで。
パラシュートとか落下傘とかの類に関連する作品を挙げていきましょう。
１．【鏡音リン】無限飛行パラシュート【オリジナル曲】（ヨウクさん）
ヨウクさん、2017年12月の鏡音誕生祭作品です。10周年を記念して様々な良曲が投稿されたお祭りですが、これも良いですよ。緩急の効いたVOCAROCKに、リンちゃんが一途に歌う声が刺さります。雪原から鮮やかな星空を望むサムネイルにぴったりの作品ですね。再生数400台とはもったいない。
２．【結月ゆかり】パラシュート【オリジナル】（硝子ウールさん）
硝子ウールさん、2013年のゆかりジャズ。ゆったりと安らげるメロディに包まれて、ゆらゆらと空を漂う心地を味わえますよ。ゆかりさんはジャズに合う声ですね。ゆかりオリジナル曲タグでは90曲以上のVOCAJAZZ作品がありますが、この作品は再生6000台で再生数20位までに入っています。
３．ONE 『Miss.Umbrella』（ルワンさん）
ルワンさん、2016年のONE作品です。再生数1万台のCeVIOロック。正確にはパラシュートではないのですが、メリー・ポピンズよろしく傘を差して空を舞う『傘待ち少女の憂さ晴らし』ということで、採ってみました。タイミングよく差し挟まれるセリフもONEちゃんを生かしてますね。アルバム『くじらと空想』収録曲。
４．【初音ミク】落下傘【オリジナル】（パラダイスさん）
パラダイスさん2作目、2011年。再生数550の作品で、サムネバイバイしそうになりますが、どうか聴いてみて下さい。意外と言っては失礼ですが、柔らかなメロディで歌われる捻った歌詞に聴き入ることでしょう。歌詞中の「コルドバの塔」とは、852年にアンダルシアのアルメン・フィルマンが、木枠で補強した外套を使って飛び降り、軽傷だけで無事着地したという伝説を残した「カラオーラの塔」を指すと思われます。
５．【オリジナル】Parachute【巡音ルカV4X】（ムジカデリクさん）
ムジカデリクさん、2015年。お洒落センスあふれるVOCAR&Bのエレクトロルカで、聴き逃してる人はこの機会にぜひ聴いてみて下さい。フワフワ・パツパツした音を目指したそうで、耳朶をくすぐる音階に納得。あひるさんのPVも、二人のルカさんを登場させてメリハリを出すなど見事に作られており、再生4000台にしておくには惜しい名作と言えます。
いかがでしたか？
パラシュートとか、普段あまり考えないようなキーワードでも、豊かなVOCALOIDの世界には何か引っかかる作品が出てくるものですね。
あまり出てこないなら、タンポポの綿毛に引っ掛けてタンポポ曲を引用しようとまで思ってました。例えば、でたらめ音楽教室で聴いた、【鏡音リン】蒲公英 feat.初音ミク【オリジナル曲】（Nijigenkiさん）とか……大丈夫でしたねｗ
本当はパラシュートなら真っ先に、ゆにPさんの「初音ミク - Parachute」を入れたかったのですが、なにせnm作品なので直接引用ができなくて……シューゲイザーが好きな方はぜひこちらもよろしくです。（あ、サカナクション好きな方にも合うかもしれません……）
それではまた、vocanoteでお会いしましょう。