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〆2月末に井筒屋撤退:最後の米原駅弁「湖北のおはなし」
Twitter(Xとは意地でも呼ばない)でフォローしていた、イナダシュンスケさんの呟きで、滋賀・米原の弁当屋の老舗・井筒屋さんが駅弁事業から撤退してしまうのを知りました。
1854年(安政元年) - 近江国長浜船着場(後の太湖汽船)前にて旅篭井筒屋を営む。
1889年(明治22年) - 宮川利八が米原駅において『米原停車場構内立売営業人』の権利を得て駅弁の製造・販売を開始。
米原の井筒屋、駅弁事業から撤退とのこと。https://t.co/DLzQnsin7W pic.twitter.com/1TnqNmFxdk
— イナダシュンスケ (@inadashunsuke) January 2, 2025
稲田俊輔(いなだ・しゅんすけ)さんは、
料理人、飲食店プロデューサーにして、東京駅八重洲地下街に南インド料理店「エリックサウス」を開いた総料理長。
当然ながら食には一家言ある方です。
「湖北のおはなし」、ほんと最高の駅弁だったんですよ!
— イナダシュンスケ (@inadashunsuke) January 2, 2025
あれが作り続けられているのは奇跡、と言い続けてましたが、やっぱり奇跡的なことだったんですね……
その方が、ここまで言う駅弁とは……!?
うぇぇ😖
— まっとろ✈ 遠くの温泉に行きたい。 (@mattrogsv) January 3, 2025
井筒屋さん駅弁販売だけでなく、弁当部門完全撤退ですか😢
湖北のおはなし、料亭の仕出し弁当感あって結構好きだったんですが、2023年夏に食べたのが食べ納めになってしまった🥲
由緒ある駅弁屋がなくなるのはやっぱり寂しい。 https://t.co/lbqhopyiEc pic.twitter.com/gGk5v0TIYA
冷めてても美味しいごはんといえば駅弁、これはあと少しで食べられなくなる米原・井筒屋の駅弁、その名も『湖北のおはなし』。蓋に書かれた、具材のおはなしを読みながら食べてゆくのが本当に楽しくて美味しい。おこわの下には桜の葉。これも冷たくても美味しく食べられる、香りの工夫なんだろうなあ pic.twitter.com/riAuPjiWGQ
— 太陽とケイコムーン (@amazakeiko) January 9, 2025
JR米原駅に到着。
— 手泥洲太郎陽性 (@toshiwo_sensei) February 1, 2025
改札内コンコースに出店する、駅弁の井筒屋では販売できるお弁当がなんとゼロ。
本社販売分も本日は完売で、ここでは予約分をお渡しするだけなのだと言う。駅弁事業からの撤退を受け、人気駅弁〝湖北のおはなし〟以外ももはや予約しないと購入出来なくなっていた事に驚愕している。 pic.twitter.com/HvtdVbufQb
2025.2
— nanksk (@nanksk1) February 3, 2025
米原駅
井筒屋
湖北のおはなし
1480円
鴨ロースト、赤蕪、わかさぎ、、
民営化初期新幹線グルメの生き残りが食べられるのもあと僅か#駅弁 pic.twitter.com/SNtl88T4VK
食べ納め。
— 如月 美春 (@kisaragi_211910) February 9, 2025
また『湖北のおはなし』か?…って??
色々あるけど、井筒屋と言えば
コレやろ?!
2月は山菜おこわに変わったか。
おこわの内容は変わったけど
下に敷かれた『桜の葉っぱ(塩漬け)』は変わらず。
おこわを巻いて頂くとまるで
『桜餅』
滋賀をギュっと詰め込んだ宝箱。
ご馳走様でした。 pic.twitter.com/HLIvJ9LYWr
これが…これがどうしても食べたかった。
— しん🐾 (@sin103neko) February 9, 2025
井筒屋・湖北のおはなし。
米原駅の人気駅弁で、郷土の味・湖国の歴史・文化をも詰め込んだ逸品。しかし界隈を揺るがす事態が起きる。井筒屋の駅弁事業撤退のお知らせ。
嘗ての米原の立ち食いでもあったうどんと共に、最後の一時を。ご馳走さまでした。 pic.twitter.com/zqusFagHH8
他にも、嘆きの声が溢れていたので……
これはよっぽど美味しいお弁当なんだろうと。
そこで、今回。
新幹線で京都-名古屋間を行き来する際に、
通過駅としてのみ眺めていた米原。
井筒屋の駅弁のためだけに、
先々週の日曜、米原駅まで行ってきました。
駅周辺に目ぼしい観光地があればついでにとも思いましたが。
あまり面白そうなのが無かったのと(ぉぃ
午後にはプロセカ映画も見たかったので、
弁当購入の目的だけと割り切って。
名古屋から新幹線で米原へ。
弁当の為だけに……!
最初は、新幹線のプラットホーム売店で買えるだろう、
と思ってたんですが、どこも閉鎖してるだと……!?
ちゃんと前もって調べるべきでしたね。
米原駅側にある井筒屋本店に乗り込むか……とも考えましたが。
改札付近の売店(ベルマートキヨスク米原)で入手!!
良かった……!!!
さっそく、名古屋へ帰る新幹線の中で頂きました。
![](https://assets.st-note.com/img/1739105567-bJUq2RadoX3O815V7prgYNE0.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1739105374-v4SVazF0CIPlw8fNZ1Yhx3Rk.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1739105390-elQUbaWPoYqRhudTwIFKJ2CE.jpg?width=1200)
ローストした鴨、
小鮎、
鍬焼風かしわの胡麻まぶし、
甘辛い田舎風こんにゃく、
玉子焼き、
葱とお揚げの”ぬた”、
小芋丸煮、
黒豆、
山牛蒡、
赤かぶら。
そして季節のおこわには、
桜の葉を下に敷いて。
………お見事。
なんだこの完成度と満足度。
味が良く染み渡っていて、一品ごとの解像度が高い!
料亭の仕出し弁当と言って遜色ないし、
今まで頂いて来た弁当の中でも最上級ですよ。
これが1480円とか、いやもっと値が張っても良いでしょう。
あっという間に平らげてしまいました。
もっと味わいたかったな……
![](https://assets.st-note.com/img/1739105492-b0BzUDjNim1yX7LuY3fFtpRC.jpg?width=1200)
行き帰り含めると結構なお値段になりましたが、
その価値はある体験でしたね……
二度と食べられなくなる2月末までに、
行けるなら、もう一度ぐらいは食べておきたいな。