![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/7412156/rectangle_large_type_2_0d176825c699168fb1a72067342a1b7e.jpg?width=1200)
3文字タイトル10選:マイリスコンピ
※トップ画像は、じょんさんの「メテオ」(sm13911449)にも用いられた、SOEさんの作品「メテオ」です。問題があればご指摘ください。
今月も、マイリスコンピのお時間がやってまいりました。皆さん良い曲を選ばれる……そんな中、ああでもない、こうでもないと選曲リストをいじくり続け、完成したのがこちらのマイリスとなります。
裏のテーマは「夢見心地」としてみました。
さて、どうなりますやら。
1.向こう / 初音ミク、雪歌ユフ
君が見つめる先には何があるの。
蜃気楼な色と存在、音、
どこまで繋がるのかな。
mia子さん、2010年1月の作品から始めましょう。ユニット「初雪」(初音ミク・雪歌ユフのユニット)の発祥地でもある、最古の「初雪」です。夢心地に誘われる優しい作りの音に身を委ねて漂いたくなるトロニカ。mia子さんの作品は他にも、ユフやネネ曲、あと自作音源の「なまえのない子」曲でも良作ばかりですので、ぜひ巡回してみて下さい。
mia子さんの作品はこちらからどうぞ。
2.【初音ミク】植物園【オリジナル曲】
Ah ひび割れた小瓶を投げた朝に 僕は夢をみる
Ah まるで鯨の胃の中のようだ 喰らい続ける
宮沢もよよさん、2012年7月。ミクトロニカの名曲にして、ボカロ界至宝の一つ。作者さん初の殿堂入りとなった作品でもあります。今では21万再生行ってますね。不可思議なリズムに誘われるまま、入り組んだ音が反響する迷宮のような構成に、迷いながら流されていくのがひたすらに心地良い。
宮沢もよよさんの作品はこちらからどうぞ。
3.初音ミクdark / 透明花
溢れる春 水の流れみたいに
見て 朝露 片手に透明花
春の祭壇 信じてたあの時も
全部消して 僕らは眠ったの
sea-noさん、2015年3月。ミクトロニカで押します。静かなのに揺れ動く緊張感を湛えながら、次第に音の波へとゆるり巻き込まれ、気が付けば耳の中で鳴り続けている音楽、それがsea-noさんの「透明花」です。他の曲もぜひ聴いてみて下さいね。
4.【闇音レンリ】彷徨う【オリジナル】
夜の終わりの空に 君と探したひかり
それだけが道しるべだった
少し上げて行きましょう。曲:[たく]さん、詞:もりさん、2017年11月。夜の彷徨を歌う、抒情的で聴き入るレンリロック。バスドラのリズムをも優しく包み込むようなレンリちゃんの声。ああ、エモい……700再生台とは思えない良曲です。
[たく]さんの他作品は、検索で探せる分は以下の2作品ぐらいかな。こちらも良作ですよ……
(参照)【闇音レンリ】someone like you【オリジナル】
(参照)【闇音レンリ】someone like you(レゲエver.)【オリジナル】
5.【唄音ウタ】lie【オリジナル】
縋りついた糸と 流された僕は
何処に在れば良い?
解決しない空白に 埋める答えが
定まらない 虚しさ
nwnw(にわにわ)さん、2012年7月。さっき少し上げて行くと言ったな。あれは「嘘」だ……はい、切なく美しいピアノバラードです。うっとり聴き入っているうちに時が過ぎ、何度も聴き返したくなっちゃいます。デフォ子の掠れた声も見事にメロディと調和してますね。noteでは直接引用できない作品ですので、上記のリンク先でぜひお聴きください。
nwnwさんの作品はこちらからどうぞ。
6.【初音ミク】メテオ【オリジナルPV】
星は願いを乗せて
あの空を静かに散り行き
僕たちは眠りのなかで
幸せな夢を見る
じょんさん、2011年3月。PV・絵はSOE氏。じょんさんの2作目にして、初の殿堂入り作品。現在は90万再生。ぜひ伝説入りしてほしい。ボカロリスナーが集うVOCALOID生放送コミュ二ティが毎年選出するVOCALOID生放送大賞で、2011年大賞に輝きました。まず8分余りもあるのにまったく長さを感じない、心があちら側に持っていかれるメロディの魅力と構成の妙。後半に加速してラストまで弛まず駆け抜け、細緻まで隙のない煌めきの美しさ。天より来る流星のごとき白眉の名作です。
未見の方は、ぜひとも聴いてください。絶対に損はさせません。
じょんさんの作品はこちらからどうぞ。
7.【初音ミク】ねがい【オリジナルMV】
叶うならこの歌が
この空を越え君のもとへ
遠い日の僕らを今包み込んでく
てぃあらさん、2014年10月。イラスト・動画:AOさん、Electric Violin : たしふんさん。感動のメロディなら、てぃあらさんも負けていません。計算され尽くしたカッティングの宝石が放つ極光のような作品です。2:22のミクさんの台詞が滑らかすぎで、ほんとどういう調声してるんでしょうね。ぼかりすを使ってるとしても、恐るべき労力ですよ……最後の転調も憎い演出で、分かっていても涙腺が緩んでしまいます。
てぃあらさんの作品はこちらからどうぞ。
8.初音ミク - 3号車
列車が少し傾いて 空に浮かんでしまいそう
月に手が届きそう
この街に さよならを言うよ
ねこむらさん、2017年10月。列車の車窓から過ぎ行く風景を眺めつつ、ミクさんとねこむらさんのデュエットが程よい調子で混ざり耳をくすぐるのを、ゆったりした心持ちで聴いているだけで幸せです。VOCALOIDと歌ってみたジャンルでの名作ですね、これは。
幸せな時間ですが、そろそろ目覚める時が近づいてきましたか。
ねこむらさんの作品はこちらからどうぞ。
9.【IA】まわる【オリジナル曲】
ひとつずつかすれてゆく
一度でも会えるならと
叶わない夢見た 夢見た
夢見たままかすれてゆく
ばらっげさん、2017年9月。勇壮なポップソングですが、歌詞は考えさせるもので、かつて二人で夢見た未来図が一日ごとにかすれていく様を歌っているのですね。そのギャップに惹かれます。タグは無いけど、ポップ・レクイエムの系統に属する作品かなあ。
ばらっげさんの作品はこちらからどうぞ。
10.迷晰夢 / 瀬名航 feat.F9
笑顔の夢よ まだ覚めないで
反省会はまた今度 夢は続いてく
最後は、NNIからの紹介です。曲:瀬名航さん、歌:F9さん、2018年7月。瀬名航ボーカルアルバム『せなとうた』 収録曲。迷う日々、優柔不断な私。それでも君がいて、元気をくれた歌があって。いつか夢は覚めるものであっても、その夢は道になって続いていく。そんな瀬名航さんの歌を、F9さんが優しく歌ってくれる、見事な作品です。
瀬名航さんの作品はこちらからどうぞ。
以上、10曲を選んでみました。
泣く泣く削った作品数の多いこと多いこと……今回選ばなかった良作も、何かの機会に紹介できればと思います。
それでは、また。