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こどもとボカロ曲 5選
※トップ画像は、あまがみのこども / 初音ミク(曲:やながみゆきさん、イラスト:咲里キリコさん)からスクリーンショットをお借りしました。問題があればご指摘ください。
5月5日は、端午の節句。「こどもの日」ですね。安直ではありますが、タイトルに「こども」や類語が入ってくるボカロ曲を5選してみました。
おはよう、眷族の諸君!
— 赤月ゆに 🦇 秋田赤十字で血を捧げよ (@AkatsukiUNI) May 4, 2019
5月5日! 今日はこどもの日!
たまには幼児退行しない程度にこどもに戻ろうね🦇📛#こどもの日 #ゆにの日 pic.twitter.com/Epdra4OnIN
純粋で未熟な「こども」、世慣れて擦れた「大人」。程度の差こそあれ、どのような歌にも表れる対比でしょう。それが成長か、後悔なのか、両方なのかはともあれ。
「こども」が歌詞に入っていたり、「こども」について歌っていると解釈できる作品は数多く、今回は省きます。このジミーサムPさんの名曲とか。
では5選いってみましょう。
1.こどものしくみ / 初音ミク(ピノキオPさん)
ピノキオPさん、2013年8月21日投稿。現時点で、92万再生。いやおうなく大人になっていく心の過程を子供目線で見つめているような歌詞ですが、聴いている側の「大人」に働きかけて、「子供」の頃や「子供」の立場に思いを馳せるよう促している曲だと、そう感じられます。
2.【初音ミク】 Too young to beer. 【オリジナル】(岩見陸/ナナホシ管弦楽団さん)
岩見陸/ナナホシ管弦楽団さん、2013年11月13日投稿。「YOUTH WITHOUT YOUTH」収録曲。現時点で16万再生。タイトルを訳すなら「ビールを飲むには早すぎる」でしょうか。とにかく最高過ぎるナナホシ節のVOCAROCKで、「大人」「子供」双方の立場からの詞を歌わせまくってます。
3.VOCALOID3 IA「blessed child」(オリジナル曲)(ぺぺろんPさん)
虹原ぺぺろん(ぺぺろんP)さん、2012年1月29日投稿。タイトルは「祝福されし子供」の意。飛び立っていく「子供」を見守る立場から祝福する歌詞で、当時のIAに寄せられたイメージにぴったりの作品だと思います。NATさんのnoteでも紹介されていましたね。
4.チルドレン / 初音ミク(おもちさん)
おもちさん、2019年1月9日投稿。手塚絵を思い起こさせるイラストは、さいなかもなかさん。行き過ぎたSF的な世界をテーマとした社会派VOCALOIDですが、脳内にぽわぽわ反響する心地よいミクノポップが、棘をまろやかに包み込んでいる印象があります。
5.あまがみのこども / 初音ミク(やながみゆきさん)
やながみゆきさん、2016年11月25日投稿。和風EDM、トロピカルハウス。音楽文脈的な話は、しろばなさんの記事に詳しいのでぜひ参照してください。
曲中で歌われる「雨」「水」には様々な解釈ができそうですが、明るいだけではない昏い感情も指している、私はそう思います。正しい言葉だけで「大人」ぶるより、ぐっと飲み込んだ感情をも肯定して、現状に立ち向かっていく「子供」であることを選ぶ、と。それがタイトルの「あまがみのこども」なのではないかと。
5選、いかがでしたでしょうか。
上記のような「こども」関連で伸びてる名曲であっても取り上げなかった作品も数ありますし。やはり、そこはこれを入れないとだろ! という感想はどうしても出るはずです。
あなた自身で「こども」5選、想像してみて下さい。
それでは、また。