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私が好いているプラグイン達(エフェクト編)
お疲れ様です。
ぎっちょです。
前回の音源編に続き、エフェクト編をやっていきたいと思います。
お勧めの紹介というより、私の現状報告みたいな感じです。
Melda Production
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エフェクトプラグインの紹介と言っといて、プラグインベンダ丸ごと出してごめんなさい。
いや、まじで私ここのエフェクト大好きでして。
私、エフェクトは弄れる項目があればあるほどときめくタイプなんです。
メルダの製品はそんな私を満足させる、カスタム項目の多さが魅力。
そんなとこまで弄れんの!?みたいなのもたっぷりあって、オタク心をめちゃくちゃくすぐるんですよね。
難易度は高いのかもしれないけど、なんでもやりたいことに答えてくれる頼れる相棒。
いまいちパッとしないUIも、個人的には好きw
一例ですが…リダクションのカーブをここまで自由に描けるんすよ。こんなコンプ、私はメルダ以外に知らない。
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使えるかどうかは別として、すごすぎる
各エフェクトの細かい説明は省きますが、フリーでも結構な数エフェクトありますし、変態性は十分過ぎるほど堪能出来るので、一度お試しあれ。長いことフリーになかったディレイが最近追加されたので、基本のものは一通り揃いますよ。フリーでも変態度は高いので、メルダでしか満たせない感覚、十分に味わえます。
変態性に惚れ込み、以下は購入済み。もちろんセール時に破格でゲット。
・MDynamicEq
(MS処理でダイナミックEQしたくて。)
・MGuitarArchitect
(アンシミュ。アンプ開発者になれるしHelix以上にシグナルフローの自由度ヤバい。アンプはまだ扱い切れてなくて、マルチエフェクト的に使うケースの方が多いです)
・MDrummer
(ドラムサンプラー。エディット性やばすぎる。レギュラーで使ってる)
…最近使用エフェクト減ってて、制作上はメルダの変態性の必要性も減ってきているんだけど…最推しプラグインベンダであることは変わらない。エフェクト弄ってるだけでここまで楽しいのはメルダだけ。
Ozone11 advanced
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かの有名なやつですね。AIが自動で補正してくれるやつ。
私が2024年買った唯一のプラグイン…だとおもう。
MIXも楽しみの一つの自分にとっては必要性考えると…なんで買ったんだろ…?お財布暖かかったのかな?記憶にない。アルバムリリースしてテンション上がってたんですかね。
でもね、個別のエフェクトが想像の遙か上を行く使い易さで、ぎっちょ内で勢力延ばしてます。自動補正だけじゃねえんだ、Ozoneは。
私はAIで自動処理させて終わり、って使い方はしてなくて、自動処理させた結果をMIXの参考にして自分でMIXやり直す、って使い方になってます。
もっとこうしたらいんじゃね?みたいなご意見番。
自分で思ってるような補正をかけてくれると、「あーやっぱりそうねー」ってなって迷いがなくなって作業が早くなる。
もちろん絶対的基準とはしてなくて、すげー補正かけられたとしても「それは狙ってるからいらんことしなくていいのー」ってスルーする事もそれなりにあるw
使ってみて感じたのが、個別エフェクトのパラメーターの絶妙さ。
一個一個説明するのはなかなか難しいんだけど、全体的にシンプルな使い心地(と私は感じます)なのに、痒いところに手が届くパラメーターはちゃんとあるの。ここ弄りたいな、ってとこ、ちゃんと押さえてある。これが仕事の速さにつながる。
AIの自動処理で初心者から、そしてある程度の細かい調整も効き自分みたいな変態の心も掴む。このデザインセンス、iZotope、やるなぁと。一気に好きになった。
全体として、前述のMeldaと真逆のキャラ。素早く簡単に目的の音にたどり着くためのもののイメージでいます。
メルダがなんでもやれる頑固職人なら、iZotopeはめっちゃ気が利くしごでき部下。
人に取りあえず勧めるなら、迷わずiZotopeだろな。
個別エフェクトが直接挿せるようになるので、Advanced一択!
EQ、コンプ等、基本的なエフェクト
これ、っていうほどこだわって使ってはいないです、今は。
ある程度のものならなんでもいいんじゃないの、と思っているというかね。
今はですね、Helix nativeに付属のもの、Meldaのもの、izotopeのものを味付け度に応じてチョイスしてる感じですね。
それぞれの開発元で基本的なエフェクトが一通り揃ってて統一し易いんですよね。操作感と癖の理解度を上げるためにこれ以外はあんまり使わないようにしてます。もちろん課金してるからっても大きいけど。
キャラのHelix、魔改造のMelda、補正のizotopeって感じで使い分けています。
Helixは明確な「あの音が欲しい!」ってイメージで使います。個別エフェクトというよりは、Helix全体で一つのエフェクトとして捉えてるかな。Helixの個別のエフェクトだけ切り出して使うみたいなことはほぼない。
Meldaは鬼のようなパラメータ数と可変幅があるので、ゴリゴリに弄りたいときに挿す。MS処理とかダイナミックEQとか、ちょっとトリッキーなことしたいときは間違いなくMeldaに手が伸びる。
iZotopeは無味なイメージ。効果が薄いってわけじゃないですよ?なんか音にキャラを感じにくいといいますか。余計な味付けはしないので、「ここをもうちょっと…」ってときに指示通りに愚直に補正してくれる頼れるヤツ。
アンプシミュレータ
バンドサウンドやってる身としては、一番こだわりたいとこですね。
今回は、私がメインで使用する「LINE6 Helix native」と「Amplitube 5 CS」を取り上げます。
LINE6 Helix native
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Line6、PODからのユーザです。長い付き合い。
これは実機の「HX Stomp」を持ってて慣れてた、ということでプラグインとしても導入したんですが…そもそも「HX Stomp」を導入した理由が
・任意の周波数で低域と高域に分割してそれぞれ処理出来ること
が挙げられます。
私、かなり初期からベースではそういう音作りをしていまして。信号分岐して色々やってた。ベーアンとギターアンプ併用してみたりとかね。
それがこれ一台で完結出来るってのがあまりにも画期的で、飛びついたんですよねー。
ギター…としてはまぁそこにHelixあったから、が主たる理由ですw
実機持っててギター弾いて遊ぶときにも使ってたから、多少なり慣れてたってのがデカい。ギター弾きじゃないので、経験値が足らんのでね…
後述するAmplitubeと比べると幾分マイルドな音の印象で、硬くなりがちな打ち込みには相性良いんじゃないの?と思って使っています。
あと、Helixはかなりの数エフェクト入ってて、私はギターベース以外にも普通に挿します。リバーブとか使いやすいし、補正のためじゃない積極的なコンプとかはHelixのほうがいいまである。
中の個別のエフェクトの話は書くと長くなるので、また別の機会に…
いまはもうテンプレ設定が出来上がっていて作業が早いですし、これメインなのはしばらく変わらない気がします。
実機も普段遊びにも使うしね。
他の人に勧めるかと言われると…意外とそうでもないです。
Line6は使い慣れて扱い易いけど、120点は出ない感覚があります、個人的には。帯域分割に価値を感じないならアンシミュとしてはAmplitubeのほうを勧めますかね。タダで導入できるしね。
Amplitube5 CS
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アンシミュといえばこれですよ。それのフリー版。最近ようやくいい感じの音が作れる兆しが見えたので紹介します。ちなみに私もこれは無課金です。一部限定配布の物もゲット済みですがね。
Helixと比べると派手。特にハイがキツい。細かいエディットも出来ない。そしてけっこうノイジー。
そういう理由であまり使ってこなかったのですが…
・派手さキツさはマイキング設定でいい感じに薄められる
・細かくエディット出来ないけど、代表的なサウンドは押さえてる
・ノイズがリアリティ出すのに良い仕事する
ってことに最近気がつきまして(ようやく…)。
特にストラトフロントでのマーシャルのドライブサウンド、Helixより好きな音がこないだ作れてしまい、評価が上がっている最中です。弄る時間があれば、こっちがレギュラーになる可能性を感じた。
フリーで使える物はフェンダー系、マーシャル系、soldano系ですかね?これがまた程よいチョイスでねぇ、世の中の代表的なクリーン~ハイゲイン系の音がカバーできるんですねぇ。特別にこだわりないなら、フリーで十分戦えるのでは…?
音作りの解説、フリーで導入し易いこっちでやっていこうかなと思い、現在鋭意練習中です!もすこし時間を!
エキサイタ
エキサイタ、昔から好きなんすよ。分かり易く派手に出来る。エフェクトは私どんどん薄味傾向になってるのですが、味の素的存在として未だにたまにお世話になるので紹介します。
La Petite Excite
わりと古くからあるエキサイタ。無料。
ずーっと私のエフェクト欄にいる、古いつきあいのエフェクト。
ほんとに分かり易くローとハイを派手に出来ます。まさにエキサイト。
なんでもかんでもかけるべきではないけど、頼みの綱として持っとくと便利。
もうちょい前に…って時にちょっとだけ。
これ、「La Petite(小さい)」って名前だけど効きやばすぎるな。9時ぐらいで既に爆音になる。それ以上回したいなら、元音の破綻を疑え。こいつでやみくもに上げるべきではないと私は思ってます。
Fresh Air
これも無料でゲット。一応ライセンスものっぽいですが、無料で手に入れられるのかな?
先述のものはローとハイでしたが、これはハイだけです。
そしてこれは帯域的にもさらに上だけをすっきりキラリと上げる感じですね。まさにAirですよ。
La Petite Exciteと明確にキャラが違ってて、それぞれに活躍の場がある。ガツンとあげるならLa Petite Exite、キラッとさせたいならFresh Air。
それぞれ名前が音のイメージ通りなのも素敵よね。
Vinyl
これはサチュレータに分類されんのかな?レコードのノイズシミュレートするやつ。無料でゲットしてます。
これはこの音↓を出したくて挿すもの。どちらも初っぱなからかかってます。
もう手放せないねー。
あとね、最近気付いた使い方ですが、スクラッチノイズとかをオフにして、LoFiエフェクトとしてアンプの後ろに挿すと打ち込みギターがいい感じになるなぁなんて思ってたり。年代とWear をいじいじしてあげる感じです。
まだ作品として仕上げたことはないので、実験段階ですけどね。
皆様試してみてくださいな。
dbx-160
前述したとおり、今はワークフローが固まってて、Helix、Melda、iZotopeのどれかを味付け度でチョイスするのですが。
こいつだけは残してる。dbx-160。これも無料で手に入れた。
ここがいい!って具体的にあるわけじゃなくて、慣れたキャラだから、ってのが大きい。
これに限らず、昔からdbxをシミュレートしたやつはどれも印象悪くなくいろいろ使ってきています。dbxが好きなんです。(dbxは昔からハードウェアのコンプでは有名なとこなので、耳なじみがあるんですかね?)
自分では「コンプ」のど真ん中みたいな音だと思っていて、「この音だな」ってピンと来るときがあるのでたまに使います。
やや古めのプラグインにも関わらずしぶとくエフェクト欄に残ってる。
バージョン古いので、新しい「H-Comp」あたりにいつか交代するかもしれないですけどね。
あとがき
えー、書いてて気づきました。
私の使ってるエフェクト、これで全てですね。もう紹介するものがない。
体感でHelixとMelda、iZotopeに集中してんなと思ってたけど、ここまでとは思ってなかったです。
特にiZotopeがすんごいね。HelixとMeldaは長い付き合いだけど、数ヶ月前に正直勢いで買ったiZotopeがここまで食い込んでくるとは。使い易いのに余計なキャラは乗せてこないとこが、リプレース進んだ要因でしょうかね。あ、あとVinylもiZotopeだわ。すげーなiZotope。
残った3つはそれはそれですごいのかもしれないなー。
ではまた。