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ボカコレ2025冬参加にあたっての所感とか3/4(ミクとの出会い後編)

お疲れ様です。
ぎっちょです。 

ボカコレの予告、出しました。
サビもろだし。

はい、では前回に続き、ミクさんとの出会いについて。
生歌志向の私が、ボーカルにミクを立てる理由のお話、後編です。


オリジナル曲作成開始

ミクの美味しいと思う音域が男声の1オクターブ上、ということに気付いたぎっちょ。
じゃあ仮歌で良いからミクの歌でオリジナル作り始めよう、そこからイメージ広げようと思い、オリジナル曲作成を始めます。

最初に形になったのがこの曲、「FLY AWAY」。
自分が歌うつもりで着手したので、この時作ったものは歌詞が違かったです。もっと男口調だったな。もう内容忘れたけど。

話脱線しますけど、これ曲自体は10代の頃の物で、もっと速くてメロコア調だったのよなー…。英詞だったしね。もしかするとこの先時間がなくて最後の曲になるかもしれないと思ったので、テンポ落として自分の中の王道に寄せたんですよねー。…なんか勢いで10曲以上つくれてしまい。こんなに曲数作れたなら初版のバージョンのままでもよかったなぁなんて気持ちもちょっとある。

少しずつ、ミクに曲を寄せ始める

で、しばらくの間はFLY AWAYを自分でヘビロテしてニヤニヤしてたんですよね。そのおかげもあってか、ミクの声に対する抵抗感が徐々に無くなっていきます。

私、バンド時代に一応何個かオリジナルのデモ持ってったことがありましてね。で、メンバーの感想がまぁみんながみんな「かwわwいwいw」でして…まぁ男しかいないバンドだったしある程度は仕方ないけど、思春期にそんないじられ方されたらトラウマみたいになるわけで。ずっーと作曲にブレーキをかけてたんです。ポップな曲は書いたらあかん、みたいに思っちゃって、思いついても「なんか違う…」ってすぐ捨ててた。

で…手元をみると。
あら可愛らしい子がそこに。
ミクがいるわけです。

「あれ、これミクに歌わせたら別にかわいいままでいんじゃね?自分から出てくる曲、そのまま出してもいいんじゃね?」となりましてね。

そうして形になったのが「スターゲイザー」。
原曲はまさにメンバーに弄られまくった曲。心のブレーキを外して振り切って作りました。

コレを気に、「思いっきりこっちに寄せてしまおう」という気持ちになりまして、明らかに作業スピードが上がりましたね。歌詞もミクが歌うと思うと気が楽でものすごく早くなった。

この辺りの2曲なんて顕著ですね。当時のメンバーには絶対に出さない仕上がりw男には歌えんよね。

前述のFLY AWAYも、歌詞をミクに寄せて書き直したりしました。

自分から出てくるメロ、「それでいいんだよ」って認められた感じ。
こっから明らかに自曲に対する意識が変わった。変にカッコつけないで、そのまま出しちゃおう、と。

ミクが歌ったほうがいいんじゃ…?

あれよあれよと曲数が増えまして。
で、生まれる「まだ見ぬ宇宙へ」!
これ、自曲ではぶっちぎりのお気に入り曲でして…個人的な背景が大きな理由だし、くそ長い曲なので人には勧めないですけど、まーじで大好き 。
お気に入りすぎてそりゃあもう聴きまくってたんすよ。
で、これの歌ががねぇ…「あぁこれもうミクのほうがいいやん」って思っちゃったの。特にサビの感じ。
この曲の雰囲気、自分の歌じゃ絶対出ないや、って。
そういう意味でも、この曲は私にとっては大事な曲です。

このあたりからですね、しばらくはうちのボーカル、ミクでいこうと思ったのは。

投稿祭参加で気付いた気持ち

で、作った曲を「アルバムだー!」っつってバカみたいに一気に放出したあとは、たまたまタイミングの合う投稿祭とかに参加させて頂いたりしまして。
となると、よそ様の作品に沢山触れるわけじゃないですか。

…なんかミクだけ特別に聴き易く感じる自分がいて。

あーやっぱ何年か向き合ってきたらこんなに違うんだなーと。
そんときに、うちのボーカルはミクしかいねぇな、って心に決めたのです。

実はねーけっこう最近まで、まだ自分で歌う可能性は捨ててなかったし、人間味あるsynthVにも興味あって、調べてみたりしてたんですよね。

でも今は違います。もうミクしかいないです。私の音楽性を受け入れてくれた最初の人であり、うちの作品の看板でもあり、私の音楽人生のプロデューサですよもう。
あ、そういう意味で、私はボカロPは名乗る気ないです。ミクさんにプロデュースしてもらってるからね!ぎっちょPの初音ミクさんですよろしくお願いします。

正直言うと…「ボカロ」だからという理由だけでは聴きに行くことは未だにないのですが…抵抗なく聴けるようにはなりました。「ボカロ」という特別な存在ではなくて、ボーカリストの一人としてフラットに聴いてる感じ。「なーんだボカロかよー」みたいな気持ちは一切なくなりました。生歌だろうとボカロだろうと、そこに違いなんてなくて。熱意のこもった音楽は素敵ってことだ。


…こんな感じの経緯です。
自分が初音ミク使ってボカコレに参加するとか…人生わっかんねぇなと、ホント思いますね。

ではまた。


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