空に太陽がある限らないお話。
こんばんは。
ここでもれふとで御座います。
私は子供の頃から静電気が溜まりやすい性質のようで、
このくらいの時期になると猫に擦り寄られるたびにイタっとなり、
撫でるたびに猫達にビクッとされ、私もビクッとなります。
あ、本題とは関係ないです。
本日もどうか、くだらないお話にお付き合いくださいませ。
私の今住んでいるマンションは言葉は悪いんですが変な人が非常に多く、
類は友を呼ぶかぁ…なんていつも思っています。
先日も悲しみにさよならおじさんと出会ったばかりですので、
確かな答えなのかと思います。
この近隣には私を含め奇人が集まっていると思います。
もしまだご覧になっていない方がいらっしゃったら是非ご覧くださいませ。
今回は私の近隣に住む変な人たちの中から一人、ご紹介差し上げたいと思います。
悲しみにさよならおじさんはレアポップしただけの可能性が高い為、
近隣の奇人軍団には属していないと言う、私の賢明な判断になります。
朝いつも7時くらいになりますと、
毎日ではないのですが、まぁまぁな頻度でどこからともなく聞こえてくるのです。
空に太陽がある限りが。
初めて聞こえてきた時には寝ぼけながらもつい、
『なぁんで今やねんっ』
と飛び起きたのを覚えています。
朝からそんな盛大なボケを早起きしてカマしてくるおじさん、
いえ、おじいさんに近そうなんですが、
郷に入れば郷に従えなんて言葉もありますので、私は我慢しながらも
自然と、日に日に分析を重ねていきました。
ああ、ここ譜割りが苦手なんだなぁ、いつもピッチがズレてる。
あぁ、ブレスの位置そこじゃないんだよなぁ、肺活量が落ちてきてるのかなぁ。
あゝ、この曲もう私、歌詞見ずに歌えるんだろうなぁ。
嗚呼、ライブバージョンなのかなぁ。ある限ぃ〜りぃ〜ってなるの。
嗚呼、錦野旦のファンでもなければ、このおじさんのファンでもないんだけどなぁ。
…錦野旦のファンでもなければ、このおじさんのファンでもないんだけどなぁっ。
時にイラつき、時に癒され、時に応援したくなり…そんな日々の中、
上手くも下手でもない中途半端な歌唱力で気持ち良さそうに、
それでいて伸びやかそうなムードだけ出して歌い上げる謎のおじさん声に、
いつしか私は安心を覚えるようになっていきました。
ああ、今日も空に太陽がある限りおじさんは元気そうだなぁ。
あゝ、毎日毎日欠かさずに歌っている訳じゃあ、ないんだもんなぁ。
あぁ?今日は空に太陽がある限りおじさん歌ってなかった気がするなぁ。
嗚呼…今日はちゃんと空に太陽がある限りおじさん元気に歌ってらっしゃるなぁ。
嗚呼?雨の日なのに今日も空に太陽がある限りおじさんは歌っているなぁ。
嗚呼…空に太陽がある限、らないなぁ。
それにしても毎日のように、歌い続けてるのになぁ。
…歌上手くならないなぁあっ。
あまりにもこすられすぎて、長い月日をかけて、
私の感情はどんどん変化していきました。
→変なおじさんがいて眠れない…
→休みの日くらいはやめて欲しいけど、休みの日こそ歌いたいんだろうなぁ
→毎日聞いてると日課になってくるなぁ
→いや歌上手くならねぇなぁしかしっ。
今、ここなのです。
早めにもう一周して欲しいのです。
また、空に太陽がある限りおじさんの歌を暖かい心で聴けるところまで
早めにもう一周して欲しいのです。
が、気が付けばここ数ヶ月、空に太陽があるおじさんの歌声を聴けていない事に気が付いたのです。
数ヶ月の時点で日課にはなっていなかった事も判明し、
少ししずる感を感じていたのですが、不安も出てきました。
もしかしてコロナに感染しちゃったのかなぁ。
多分飛沫しまくってるだろうしなぁ…
マスクして朝7時に全力で歌うおじさんなんていないよなぁ…。
と、思っていたら先日、また空に太陽がある限りおじさんが復帰したのです。
そりゃ記事にしてしまいますよね。
…ねっ。
ただ「嗚呼っ、お帰りおじさん…」って目覚めたかったのですが、
声出てねぇ。
嬉しさと悲しさが溢れる朝でした。
皆様はどうか、良い朝をお迎えくださいませ。
お休みなさいませ。