4Kモニター PIP 奮闘記
まえがき
ちょうど今もまたセールをやっているようですが、5月に DELL 31.5 インチ曲面 4K モ ニター S3221QS をセールで購入しました。
それまでのモニターは、長年愛用の EIZO の 24インチ WUXGA (1920x1200)と DELL の 25インチ WQHD(2560×1440)。
WQHD を使ってるとさすがに WUXGA ではツラくなってきたので、ギリ PC デスクに入るサイズの 4K モニターに買い替え。
10年以上前に特殊な 4K モニターを2台使っていたのですが、もう何年も使っていなかったので久しぶりの 4K !
そして購入の決め手の一つが、昔の 4K モニターにはなかった PIP/PBP モード。
開発上 Win と Mac を並行して使うこともままあり、その2つを PIP して切り替えながら両方で作業したかったのです。
しかし購入後に、HDMI 2系統では不可、片方は DP 入力でなければならないことが判明!
やっと Thunderbolt → DP ケーブルを購入したので試してみましたが、思ってたのと色々と違ったのでメモ書きを残しておきます。
Mac は Mac mini(M1)、Windows は ThinkPad P14s Gen 5 AMD です。
HDMI:Mac、DP:Windows
Mac mini の DP 接続は不安定との評判だったので、まずは Win の方を DP 接続。
しかし試してみたら、PIP モードに切り替えると DP 出力が消えてしまう!
モニター側のモードを変えると(メイン/サブ入替とかも)、ケーブルを挿し直さないと出ないのです。
子画面は HD 解像度(1920x1080)となるので、Win の Thunderbolt -> DP だとうまく自動認識しないようです。(HDMI だと大丈夫)
これは使い物にならない。
HDMI:Windows、DP:Mac
今度は逆にしてみました。
噂されていた不安定さもなく、解像度切替えも自動でなります。
やりたいことは、
PC フル
PC メイン、Mac サブ
Macメイン、もしくは Mac フル(PIP OFF)
の切替え。
モニターにはファンクションキーがあり機能登録ができます。
ただ2つしかないので、ちょっと切替えが面倒。
Dell Display Manager
Web を検索してみたら、モニターの取説には何も書いていない?と思ったのですが、"Dell Display Manager" というアプリを入れればそっちでもホットキー登録等ができるようです。
ただなぜか、PIP/PBP モード切替えとかは割り当てできません。
結局、アプリ側は
Ctrl+Alt+H:HDMI1
Ctrl+Alt+P:PIP 位置
Ctrl+Alt+M:入力ソース切り替え(DP<->HDMI1)
モニターファンクションキーは
ショートカットキー1:入力切り替え -> 全ての入力を表示
ショートカットキー2:PIP/PBP モード
に設定してみました。
PIP/PBP モード の ON/OFF はモニターのショートカットキー2で、PIP 時のソース切り替え等は Ctrl+Alt+M、ノーマルモードでの入力切り替えはモニターのショートカットキー1 か Ctrl+Alt+Mで、という運用です。
KVM
Dell Display Manager には KVM という拡張機能があるようです。
これを入れると、モニターにキーボードやマウスを繋いで自動で切り替えて使えるよう。
確かにこれなら、画面と違うキーボードを叩いてしまうミス(よくやる)がなくなるので便利そうなのですが、今はキーボードもマウスもワイヤレスを使っているので・・。
iPad ミラーリングとの比較
サブ画面時、Mac の出力はアクティブアプリのみになるようです。
これは iPad へのミラーリング時もそうなのでそういう仕様なのでしょう。
じゃあ、iPad ミラーリングで良いのでは?とも思いましたが、対応してる iPad は持っている中では 12インチ iPad Pro のみ。
置く場所も、わざわざそのために出してくるのも割と面倒だし、長時間使うには充電も必要です。
さらにメインが 4k の場合、ミラーリングするとメイン画面の解像度も iPad に合わせて落ちてしまいます。
対して PIP/PBP の場合、同じモニター上で同時表示したままそれぞれを操作できるので、ほぼ2つのモニターと PC を並べている感覚で操作ができるので、使い勝手は良さそうです。
まあ、しばらくこれで使ってみようかと思います。(u_u)
タイトル画像モデル:高杉レナ(クレアトゥール)