終わり、それは始まりということ。
人と人が付き合うということは
自分の自我が2倍になる、と聞いたことがある。
または、
相手の夢を叶えてあげる事はできないが
相手の夢の手助けをすることはできる。
とも聞いたことがある。
〇〇ということは、〇〇ということである。
という例えは、何通り何千通りとあり
一概にこれだとは言い切ることはできないが、
自分の中のこれだと言う答えは持っておくと良いだろう。
どんなことに対しても
長い長い旅の終わりは
楽しさと引き換えに
寂しさや悲しさを覚える。
どんなに充実していた時間も
たくさん笑い合っていた時間も
初めてのことに感動した時間も
あーだこーだと揉めた時間も
一瞬お互いが別々になった時間も
また2人で歩み出したあの時間も
いつかは、終りが来る。
「始まりがあれば終りがある」
それが世の末であり
人間が産んだ憐れな事実だろう。
しかし、こうとも言い替えることができる。
『終わりがあれば始まりがある』
物事の終わりには、
また新しい物事の始まりがある。
小学生活が終われば中学生活が始まり
中学生活が終われば高校生活が始まる。
また新しい場所と環境に身を置くことで
そこでしか味わうことの出来ない
甘美な経験が待っている。
甘く切なくときに苦しく。
そうやって
終わりと始まりを
繰り返し、繰り返しながら
私たちは成長し強くなっていくのだろう。
今ちょうど視聴中の韓国ドラマ
マイデーモン
に登場する神のセリフが印象的だ。
“人間は、失うことでしか得ることはできない”
何かを得たいと思うのであれば
何かを手放す努力と覚悟が必要だ。
全てのモノを手に入れることは不可能であり
何かと引き換えにしか
きっと得ることは出来ない。
現状を変えたいのなら
何かを捨てろ。
そして塞がっている両手を
片手空けて、もう片手空けて
舞い降りるチャンスを
逃さないように掴む準備をしよう。
4年間の恋に終止符。
これからは、自分に優しく
あなたを愛したように。
2024年1月26日金曜日