見出し画像

不動産テック企業の「宅建」事情について

こんにちは!リーウェイズ広報の森です。
10月20日、今年の宅建試験が終了しました!弊社からも数名が受験し、私自身も初挑戦してきました。受験された皆さま、本当にお疲れ様です!
この記事では、私の試験体験や反省も交えつつ、社内の宅建事情についてまとめました。これから受験を目指す方の参考になれば幸いです!


宅建とは?

「宅建」は「宅地建物取引士」の略称で、日本における不動産取引で重要な国家資格の一つです。この資格は「宅地建物取引業法」に基づき認定され、不動産取引に必要な専門知識や法律的な理解を持っていることを証明します。以下が宅建士の主な役割です。

  • 重要事項の説明
    不動産取引における物件の状態や権利関係など、取引に重要な事項を購入者や賃借人に正確に説明する義務があります。

  • 契約書の作成と記名押印
    取引に必要な契約書類を作成し、宅建士が記名押印することで契約の有効性が確保されます。

  • 取引の監督とリスク管理
    法律知識を活かし、消費者や顧客の保護を目的に適切なアドバイスを提供し、トラブルを未然に防ぎます。

宅建士は不動産業界で働く上で欠かせない資格であり、多くの企業が取得を推奨しています。弊社でも、不動産知識とテクノロジーの両方を持つ「π(パイ)型人材」を理想とし、社員の宅建士資格取得を奨励しています。

今回社内で宅建の勉強をしたことがある方にアンケートをとりました!



①部署・役職を教えてください!

これまで弊社では様々な部署のメンバーが宅建試験に挑戦してきました!

・開発部・エンジニア
・不動産営業部
・広報
・アセットコンサルティング事業部・事務
・開発部・マネージャー
・COO
・DXコンサルティング事業部(営業)
・デザイナー
・総務                       

などなど、幅広い職種から多くのメンバーが宅建資格に挑戦しています!各部署の専門性を持ちながらも、不動産に関する知識を深めたいと考える社員が多いことは非常に素晴らしいことだと思います!

➁宅建受験回数

宅建の合格率は約15~17%と低めのため、社内でも何度か挑戦している方が多くいました。働きながらの一発合格はなかなか難しい試験です。

➂勉強を始めた時期

宅建試験は毎年10月に実施されます。
長期で準備を始めると、途中で中だるみしてしまったり、覚えた内容を忘れてしまったりすることも。
多くの方が3か月ほど前から集中的に勉強を始める傾向があります。
個人的には10か月でも足りない気持ちでしたが、皆さんもご自身のペースに合わせて調整してくださいね!

④1日あたりの勉強時間

・平日: 2時間
・平日: 2時間 ・週末: 5時間
・平日1~2時間
・平日:0時間、週末(土日両方)1日8−12時間くらい
・平日:1〜2時間 週末:4〜5時間
・平日&週末:0分~60分、土曜日1日集中して7時間ほど
・平日:1~2時間 ・週末:1~2時間

平日は2時間程度が多いようですね!
私は朝型派でしたが、社内では夜に勉強する方が多い印象です。
また、通勤時間やお風呂など、隙間時間を有効活用することも大事ですね。

試験1ヶ月前:
・平日:5時間  週末:10時間
・平日:3~6時間  週末:8~12時間

試験直前の1ヶ月はまさに「踏ん張りどころ」。
仲間同士で声を掛け合い、モチベーションを保ちながら乗り越えました!

➄使用した教材や参考書

・わかって合格る宅建士
・みんなが欲しかった!宅建士の教科書
・みんなが欲しかった!分野別過去問
・出る順宅建のテキストと過去問題集
・2022年度版 本試験をあてる TAC直前予想模試 宅建士
・書籍:史上最強の宅建士テキスト(ナツメ社)
・住宅新報出版の「2024年版パーフェクト宅建士 分野別過去問」
・「これで合格 宅建士直前予想模試」

アンケートでわかったのですが、使っている教材はかなりバラバラでした(笑)。自分に合うものを選んで取り組む姿勢が、リーウェイズメンバーらしいです。

➅活用したオンラインリソース

棚田行政書士の不動産大学
あこ課長の宅建講座
宅建吉野塾
ゆーき大学
宅建みやざき塾
・WEBアプリ過去問道場
・アプリ:スタケン【問題編】(オーナーズ・エージェント)
・宅建士 秒トレアプリ

こうしたオンラインリソースの充実に、本当に感謝しかありません。
無料で利用できるものも多く、便利な時代に勉強できるのはありがたいですね。

⑦勉強方法で効果的だったと感じるもの

・過去問を中心、Youtube、 9月から始めた予想問題集が良かった

・過去問を中心に勉強した、5点免除は受けた方がいい

・ 予想問題集はやってよかった。模試をもっと受ければよかった。 都市計画法と建築基準法が苦手で一週間前に宅建道場でやりこんだら本番全部点取れた。

・最初はテキストの読み込み、7月頃から過去問をまわした

・丸々1年は勉強の体力が続かず、本番の時期にへばってしまうので、2年目も1年目の終わりからいきなり勉強しなかった。平日は仕事の終わりが読めないので、一切やらないと割り切って、代わりに全てのプライベートを捨てる気持ちで土日、祝日、長期休暇を勉強に注ぎ込んだ。2年目はメンタルとの戦いなので、強制力が欲しくて日建のガチチャレという企画に応募し、参加した。勉強ペースが強制され、宿題があったのはよかった。

・第1週:テキストの読み込みを重視 → 重点ポイントに付箋を貼りつつ  第2週:アプリの問題解答を重視  → 苦手分野を中心に解
 第3週:過去問や模試を中心に勉強 → 過去10年分の問題を2週くらい

・まず過去問を解いてから、テキストで必要なところを暗記、理解していく

・暗記や理解する際は、テキストの内容を改めて紙に整理していく

・過去問や模試を中心に勉強した

予想問題集や模試の対策は本当に役立ちますね。試験では意外な角度からの出題も多く、対応力が養われました。
早い時期から権利関係全体の理解をもっと深めとけば良かったと反省しています。

⑧試験当日のエピソードや心得

・覚えておく数字系だけ1枚にまとめておいて試験当日はそれだけ確認する

・耳栓を持って行って良かった。集中できた

・会場の大学構内で迷って焦ったと言っている人がいた

・前日は夜更かししないのが大事。当日は毎年寒い、けど頭がスッキリして良かった。 着込んで行った方が良いような気もしつつ、そうでもないような気もする

・前日夜は早めに就寝。当日は少し早めに会場入り。会場では緊張感を楽しもう

・眠くならないように、前日は早く寝る&昼は軽く食べる

数日前からとても緊張しました。
受験を経験したメンバーからのエールも嬉しかったです..!

➈合格後に感じたメリットや達成感

・不動産事業者の人がどんな仕事をしているのか大枠がわかった

・名刺に宅地建物取引士と書くと話のネタにもなります。ちゃんと勉強した人なんやと業者にもお客さんにもアピールできます

・開発をしていく上で本当にパイ型人材じゃないと仕様が考えられないことがあるので、不動産に関わる1つのスタートラインとして、体系的に勉強することは良いことだったと思う。ただ、不動産投資がわかるかというとそうでもなかったりする。色々と勉強を広げていく上で、キャッチアップしていくための土台作りのような位置付け。社外案件では少しだけ自己紹介の時に話題になるのでそこも良い

・営業現場で特に不動産業者さんから「ちゃんと不動産を分かってる人」認定をいただきやすくなったと感じる

・宅建合格を周りの人に話した際に思いのほか「宅建士」の知名度が高く、意外な人に良いリアクションをもらえた

・まだ合格できていないのですが、勉強を通して、業務への理解も深まった。 特に登記など普段なじみがない範囲など

不動産テック企業としての成長には、この資格が大きな意味を持つと感じました。

➉これから宅建を目指す方へのアドバイス

・まずは宅建業法!民法は深入りしすぎず、新しい知識を知ることの楽しさを忘れず勉強してほしい

・数年かかると法改正で覚えたことが仇になるので3回以内に合格を目指してください

・宅建は楽しいです。直接業務に関係するかと言われるとそうではないですが、業界に対する知見が身に付き、仕事もより楽しくなります!余裕を持って、スケジューリングして取り組むことをお勧めします!

・まず5点免除は受けた方が良いです。勉強方法は教科書一周→ひたすら過去問です。無料で使えるので「宅建道場」がおすすめです

・取れば一生、宅建士。高コスパの使える資格らしいのでぜひ挑戦してみてください!

・自分に向けてですが、余裕を持った勉強スケジュール、毎日少しでもいいから勉強したほうがよい

以上、宅建合格を目指す皆さまへのアドバイスでした。
少しでも参考になれば幸いです!
私も結果発表の11月下旬までドキドキしながら過ごします。
最後までお読みいただきありがとうございました。


いいなと思ったら応援しよう!