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おしなべて銀河

季節の変わり目は夜にでる。

夏の終わりが近づいたこの頃、日暮れどきには「リリリ」と鳴く虫の声が耳につくようになった。鼻を通る空気はどこか儚げな匂いがする。
もしかするとこの時期は一年の中で最も好きな季節かもしれない。
特に早朝と夕方がいい。好みの時間で言うと5時と18時だ。

この時間帯特有の薄ぼんやりとした陽の明かりに街灯の抜けるような彩光が調和した景色は、どうしてこんなにも胸にくるのか。
言葉にすれば「ノスタルジー」という一言にまとまってしまうのだろうけども、その光景を目にするたびに喪失感や安心感が入り乱れた複雑な感情に支配されてしまう。
なんだかお鍋が沸き立つように心の蓋がカタカタと震えて、時に吹きこぼれそうになる。

もし、天国の階段があったら、きっとこの景色と同じように何千何万という街灯が並んでいるんじゃなかろうか。
そして、一歩ずつ過去の記憶を辿って、あの日何もなかったはずなのに振り返ると全てがそこにあったことを知るのだと思う。


"天国"といえば、最近新宿に用があって繰り出したときに歩行者天国が実施されてされていることに気がついた。銀座ではよく見かける光景だけど、新宿でもそのような取り組みがあったことを初めて知った。
調べると日曜・祝日の昼から夕方にかけて行われているらしい。
交通量の多いエリアでよくやるものだと思ったが、普段急かされるように渡っている道を悠々自適に歩けるのは確かに気分がいい。
忙しい街の中でそこだけはゆったりと時間が流れている、台風の目の中にいるような不思議な体験だった。
白いレジ袋の天使が宙を舞い出迎えてくれる日常と非日常の狭間。
それが新宿歩行者天国というものらしい。


現実と夢を混同することがたまにあり少々困っている。
特に夢の中で繰り広げられた会話が本当に存在したのかどうか、判別するのにすごく時間がかかる。

夢は思考の整理整頓だとしばしば言われることがあるが、どうせ整理するなら見た夢はちゃんと[カテゴリー:夢]の中に分別しておいてほしいものだ。さもニュートピックかのような顔をして頭に残るのはとても厄介だ。

そういえば、最近見る夢の内容が過去に見た夢と全く同じものになりつつある気がする。
今の枕をずいぶん長い間使っているので、夢を吸いとった枕から脳内に逆流しているのではなかろうか。そうだとしても、どうせならもっといい夢を流し込んでほしい。
転がり落ちてくる大きい岩から逃げ続ける夢は疲れる。


以前に投稿したnoteで「今年は夏野菜をたくさん食べたい」と記した通り、今年はゴーヤや茄子にトマトをたくさん食した。

少々食費が高くつくが、美味しいだけでなく「健康に悪いはずがない」という精神的な栄養価も高くてとても満足している。
ただ、野菜ばかりで油こいものを食べる機会がなくなったせいか、そういうものを食べるとお腹を壊すようになってしまった。
人間何事もバランスが大事らしい。

その反省を活かして来たる秋は程よい食生活を心がけたい。
今年は無理のない”食欲の秋”を。

LEEVELLES 髙木


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LEEVELLESは9月21日(土)風神ステージにて13:50頃の出演を予定しています。
観覧無料エリアでのライブですので是非観にいらしてください。
当日お会いできるのを楽しみしています!

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