![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/172915956/rectangle_large_type_2_bb7a73d6e3c509af83ce5ed7b4f6a606.jpeg?width=1200)
エフェクターボード紹介
どうも!LEEVELLESのギター純です。
今回はギタリストらしく使用機材の紹介なんかをしてみたいと思います!
エフェクターボード。
ギタリストの特徴や音の好みやバンドサウンド、その人の個性やら何やかんやが垣間見える魅惑の鉄の箱たち。
「足元になんか沢山あるけどこれで何をしてるんだろう?」と思ったことある人もいると思います。
ギターを触る前の僕もそうでした。
対バンするギタリストの方のエフェクターボードを見せてもらっても僕の知らない機材、知らないシステムだらけ。まさに十人十色。
かれこれ10年以上この"エフェクター"というもので頭を悩ませております。
そんな僕ですが、近々大幅にシステムを変更しようかなあと考えてまして、せっかくなのでメジャーデビューからこれまでのライブで使用してきたエフェクターボードを紹介したいと思います。
興味ある方に何かしら参考になったり「へえーっ」て思ってもらえたら嬉しいです!
では早速ボードの画像から。
![](https://assets.st-note.com/img/1738567511-Z0D9wOapmgk2jxeRyrSCXzlF.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1738587076-frR864S1biyGCa9sEt7Me2PV.jpg?width=1200)
ボード自体は配線の流れはこんな感じです。
後ほど各機材の役割等解説しますね!
・ギター本体アウトプット
↓
❶ジャンクションボックス(特注オリジナル)
↓
❷チューナー(TC ELECTRONIC / Polytune 3)
↓
❸マルチエフェクトスイッチャー(BOSS / MS-3)
loop1↔❹ファズ(MAD PROFESSOR / Fire Red Fuzz)
loop2↔❺オーバードライブ(Leqtique / Maestoso)
loop3↔❻オーバードライブ(XOTIC / BB Preamp)
control1.2↔❼デュアルフットスイッチ(BOSS / FS-7)
↓
❽デジタルディレイ(BOSS / DD-500)
↓
❾リバーブ(TC ELECTRONIC / Hall of Fame Reverb)
↓
❶ジャンクションボックス(特注オリジナル)
↓
・アンプインプット
写真からは見えないですがボードの裏にパワーサプライ(CUSTOM AUDIO JAPAN / DC•DC Station II)がありまして、そこから❸マルチエフェクトスイッチャー(BOSS / MS-3)以外のエフェクターに電力を供給してます。
では各エフェクターの役割とかを書いていきます!
❶ジャンクションボックス(特注オリジナル)
ギターからボードへ繋ぐギターシールド(音声信号を送るケーブル)とボードからアンプへ繋ぐシールドを同じ場所にまとめるための中継地点です。
無くても音質的に支障は無いですが、これがあると配線トラブル等が起こりにくいのと、セッティングが楽になるのでおすすめです。
この機材は14年前くらいに高円寺の個人工房で製作していただいたものですね。
❷チューナー(TC ELECTRONIC / Polytune 3)
ギターのチューナーです。このモデルは全弦チューニングと言って6弦同時に鳴らしてもチューニングができる凄い技術が使われている機材ですが、僕はその機能はほとんど使わずに1弦ずつチューニングしてます。
直列で繋いでるので起動している時はギターの音はミュートになります。
曲中とかでチューニング以外でもミュートの為に使用したりもします。
❸マルチエフェクトスイッチャー(BOSS / MS-3)
スイッチャーとマルチエフェクターが一緒になったこのボードの核になる機材です。
このスイッチャーの中で歪みからコーラス、ディレイ等色んなエフェクトが使える上に別で自分の好みのエフェクターを3ループ、チェインで使えます。
1バンクで4プリセットが50バンク保存可能で、LEEVELLESでは曲によって使う音色を変えるため、1バンク1曲みたいな感じで曲によってバンクを設定してます。
例えば写真の青く光っているところは1バンクのプリセット1。
これはヨルヲカケルのAメロで使う音色が保存されていて(この写真を撮った日のライブの1曲目がヨルヲカケルでした)、ここを踏むだけでその音に瞬時に切り替わります。
このヨルヲカケルバンクはプリセット2にサビで使う音、3にイントロフレーズで使う音、4にギターソロで使う音で保存してます。
曲によってバンク内のプリセットの順番等はバラバラですが大体ギターソロはプリセット4に保存してますね。
憶えておくのが大変です。(たまに忘れます)
この機材の素晴らしいところが、PCに接続して簡単にバンクとプリセットの順番を入れ替えられるところで、毎ライブセットリスト順に1からバンクを並べて使ってます。
1曲目演奏後に1から2にバンクを切り替えたら2曲目のバンクになっているので大変楽です。
各エフェクトのパラメーター等もPC内で変更できるので、本当に音作りやセッティングがやりやすいです。
他にも色々な機能を使用してますが、内蔵エフェクターの音やコントロール機能も色々あってまだ全てを使いこなせてはないです。
2023年の後半くらいから使用していて、次のボードもこの機材がシステムの核になる予定です。
❹ファズ(MAD PROFESSOR / Fire Red Fuzz)
MS3のloop1に繋いでいるファズです。歪みですね。
メインフレーズや激しいコードバッキング、ギターソロの後段で欠けていることが多いです。
音の潰れ具合が若干デジタルチックで金属音っぽい音のイメージ。
バンドオケに混ざった時にシーケンスのシンセサイザーやストリングスに飲まれない特徴的な音が出るので気に入ってます。
が、次のボードで組み込まれるかはまだ未定!
ギターソロの時はこのエフェクターとの組み合わせで前段にMS3内蔵のブースターをかましたり、後段でEQを使ったりしてます。
幸福のすゝめのレコーディングの時(2024年3月頃)に購入しました。
❺オーバードライブ(Leqtique / Maestoso)
MS3のloop2。
2012年か11年に購入したオーバードライブ。
歪みの音をよく分かってなかった頃、見た目で買いました。素敵。
このエフェクターはクリーントーンの補助や次に紹介するメインの歪みのサポート的な扱いで使うことが多く、あまり使用頻度は高く無いです。
単体でもいい感じに歪むのですが、僕はゲインほぼ0でブースター的な感じで使ってます。トーンは少し上げ目かな?
ライブハウスのアンプを使う時は箱のMarshallを使うことが多かったのですが、当たり前ですが個体差があって全体の歪み具合とかブーストした時の音量が変わることがあるんですね。
そのあたりが気になった場合にボリュームでブースト具合は調整してます。
❻オーバードライブ(XOTIC / BB Preamp)
MS3のloop3。
僕の今のメインの歪みペダルですね。
ライブでの使用ギターがストラトやテレキャスタイプのシングルコイル派なのですが、そのギター達とアンプ(Marshallや個人所有のORANGE)と相性抜群です。
レコーディングでもなかなかの頻度で使用してますね。
メインのバッキングの音から❺のMaestosoと組み合わせて単音リードフレーズを弾いたり。一番使用頻度が高いです。
イチオシエフェクター。
手元に1台あって損しない機材だと思います。
2024年の3月くらいから使用してます。
❼デュアルフットスイッチ(BOSS / FS-7)
先述したMS3のバンク切り替え用スイッチです。
Aでバンクの数字が上がり、Bで下がります。
ライブで曲が終わったあたりで絶対A押してます。
Bを押してるのを見かけた時は間違えて次の次の曲に飛んでる時です。
そっとしておいてください。
❽デジタルディレイ(BOSS / DD-500)
やまびこ効果を得るディレイと呼ばれるエフェクターです。
かなり多用してますが、LEEVELLESの楽曲で分かりやすい音では王様のメロディのイントロのフレーズですね。ギターソロとかでも実は派手にかけてます。
MS3内蔵のディレイもあるのですが、感覚的にすぐにパラメーターをいじれるのと音が気に入っているのでMS3の後に繋いで使用してます。
MS3とMIDIで連携していて、MS3プリセットごとに連動する形でDD500のバンク、プリセット、ON/OFFまでを一括制御してます。曲の場面によっては手動でON/OFFコントロールしたりします。花占いとかではかなり手動の場面多いです。
❾リバーブ(TC ELECTRONIC / Hall of Fame Reverb)
ボードのチェインの締めくくりはリバーブ。残響音ですね。
これも2013年か14年くらいに買ったベテランです。
僕はこれをライブでかけっぱなしにしています。
プレートリバーブが多いですね。
会場のサイズやステージの響きに合わせて毎ライブ調整して設定してます。
このリバーブもMS3内にありますがそっちで使う時は音色としてのリバーブ、このリバーブは基本のアンプの出音の残響音的な使い方で使い分けてます。
以上!
いやあつらつらと長くなってしまいましたが、少しでも伝わったでしょうか?
分かりにくい表現等あったらごめんなさい!
ライブ中やリハーサルスタジオではこの足元を足でガチャガチャ忙しく切り替えながらギターを弾いてます。
ギターを弾いてる人も、そうで無い人も、この記事を読んで何かしら参考になったり興味を持ってもらえたら嬉しい次第です。
何か質問等あれば気軽にX等でDMくださいね!
LEEVELLESギター、川﨑純のエフェクターボード紹介でした。
果たして新しいシステムはいつお披露目させるのか!?お楽しみに!
また次の記事でお会いしましょう。