夏のワクワク
こんにちは、Drの高木です!
気が付けば6月も終わりを迎えようとしていますね。まだ、夏本番はこれからだというのに既に最高気温30度を超える日が増えてきました。皆さん、水分補給はこまめに取りましょう!
7月はライブが2本決まっています!
渋谷と名古屋での出演ですので、近郊の方は是非遊びに来てくださいー!
前回の宮地の記事にもありましたけど、ここ最近は「THE 夏」を感じますね。そして、毎年どうしてか僕たちは夏にワクワクさせられてしまいます。
でも、「何故、夏にワクワクするの?」と聞かれるとあんまり具体的に説明できなくないですか?
ありがちなものだと
みたいな回答になると思います。
けど、イベントが多いのは夏休みに紐付けて催させれているからだし、そもそも「夏休み」が存在しない世界線に生まれていた場合、僕らは夏にワクワクしたのでしょうか?
冬に長いお休みがある世界線であれば夏より冬にワクワクしていたのでは?
これってもしかしたら、学生時代に味わった「待望の長期休みだあ!」って感覚を引きずっているだけなのかもしれませんよね?
「そう言われると否定は出来ないけど、なんとなく腑に落ちない感じもする、、。」と思った方。僕も同じです。
このワクワクは「夏休み」によるものか「夏の力」によるものなのか?いったいどっちなんだ?
▪️カラダが夏を求めている!
夏春秋冬それぞれに魅力がありますが、夏は他と比べて異質に感じます。
抜けるような青空、ビビットグリーンの緑葉、視界に入るもの全てが艶やかでこれみよがしに「夏だぜ!」と主張してきます。
個人差はあると思うんですけど、概ね春は淡く、秋冬はくすんでいるカラーイメージじゃないですか?
夏だけ色濃いんですよね。
また、昆虫達も夏になると活発になりますよね?
これは変温動物が活発化しているわけですが、冬眠する恒温動物も含めて気温が上がると生き物は皆んな動き出すわけです。
夏真っ盛り。自然は緑化し生物は活発化する中で人間だけ活発にならない理由がありません。
つまり我々は生物である以上、夏を求めてしまうのです!
根拠はないけど!
▪️昔の人も夏に遊びたかったのでは?
日本に学校に夏休みが設けられた理由は「暑くて集中力が落ちるから」なんだそうです。
導入されたのは明治時代。当時はそもそも冷房設備なんてものがありませんでしたから、とても合理的な理由だと思います。
しかし、もっともらしい理由を付けてるだけで「勤勉・勤労の日々からの解放を夏に求めていたのが本当の理由なのでは?」という疑念を僕は捨てきれません。
『夏はさ!もうええやん!?遊ぼ!?夏やで?!』って感じで夏休みを作っててほしいです。そのほうが可愛いし。
それに「夏のワクワク」という価値観が夏休み導入の明治時代以降に生まれたとするなら、それ以前の人たちは夏に対して特別感をそこまで感じていなかったことになりますよね?
でも、平安時代や鎌倉時代に詠まれた和歌を見ていくと、現代の感性に近い内容の「夏から秋頃」の歌が多く存在するんです。
いうて、僕も全ての歌を読んだわけではないのですが、、、
個人的にはざっくりと上記のような感性に分けられている印象でした。
どうやら、昔の人も夏には「爽快感・開放感」を、夏の終わりから秋には「寂しさ、ひいては開放感の収束」を感じていたようです。
なので、少なくとも1000年以上前から夏の特別感は普遍的価値観として存在し、「夏休み」の出現によって変わったわけではなかったのですね。
『夏やで!?遊ぼ!』のノリで夏休みが出来たのはあながち間違いじゃないのでは・・・
まとめ
夏になると理性を脱ぎ捨て駆け出したくなるなるのはちゃんと夏のせいです!決して長期休暇への期待感ではありません!多分!
とはいえ、夏休みが生まれたことによってワクワクがブーストされたこともまた事実だと思います。夏休みがあったから僕たちはひと夏のドラマを体験してこれたわけですしね。
もし、夏の間中も勤勉・勤労の日々が続いていたら暑さはノイズにしかならなかったはずです。本来苦しいはずの「暑さ」さえ楽しみに変えてくれたのは夏休みの恩恵なのかもしれません。
今年の夏はどんなドラマが待ち受けているのか。
僕もワクワクしながら過ごしていきたいと思います!