観劇逍遥
カンタンテ リリカ
『フィガロの結婚』ハイライト
2022.10.22 19:00 B組 公演
110分(途中15分休憩込み)
完全なる勘違いから降り立った高円寺
劇場まできて気付くなんて!いやポスターが飾られてなかったからわかったんですけどね
というわけで迷った末にオペラ鑑賞を決意!
どこかの教室の公演らしく、23日はプロが演じるのかな、この内容ならちょっと興味ありだけど時間が合わないのでちと残念
流石に本格オペラを180分みる勇気は今のところ持ち合わせていない
と前おきが長くなってしまったけれど、初めてのオペラです。ハイライトというだけあって、モーツァルトが幕ごとに展開を解説してくれてから始まります。丁寧です。
序盤にいっぱい登場して、ひとりキレキレの赤い人がいたけれど、わりと誘導する立ち位置のプロの人かなと思ったけれどパンフ上からは分からず。ただ登場するたびに終始目立っていた。
本編入り、んんん~、何事だ何語だ!と事件です!いやいや、きっと触りだけで日本語だろうと思ったら、上の方に字幕が…なるほど
(あとあとイタリア語ということを知る)
だがね、字幕がなかなか切り替わらないの、謎の言語がやや長いということ、あと同じ言葉を互いに言い合ったり、重なり合って繰り返す。ということを知る。なるほど!
もちろんそうでない場面もありますが…
プロの人もおひとり出演されていて、違いは歴然なんだけど、そこはそれとして、繰り返しのいいところは、一回読んだらなんとなく演者さんみられるところかな
ただね、わからなくなるのですたまに
どっちがどっちの台詞なのか!
分からなすぎて笑えるところと、分かったら分かったで、憎らしいやり取りやおふざけなどがまた笑える
繰り返してるからおもしろくもある
最初にモーツァルトが説明してくれるんだけど、肝心な周辺人物像がわかってないから(認識できて5人、終盤で6人がやっと)いきなり登場してきた御前は何者でどんな立場だ!
並んだ人のど真ん中から意味深に突如として出てきたお姫様っぽい人は誰だ!と思いきや召使いだったり、脳内の交通整理が大変で、ほんと~わけわかめ~
半ば出てきたメールという言葉、「あー手紙か」と思っていたらスマホ出すし…
これまたあとあと知ったけれど、この内容で一日の噺だったの!無理あるんでない!と
よく分からないながらも、不思議と愉しめた作品でした
オペラよくわからないけど、もうちょっと体の表現(抑えつつも滲み出るもの)があると、もうちょっとのめりこめるのかなと、わりといじられキャラな伯爵なんだから、喜怒哀楽をわかりやすく表現してくれたらもっと笑えるのにな、なんて思ったりはしましたが、気軽にオペラを愉しむのには良い機会だったかも