【辜月のNネタバレ有】自転車で聖地巡礼レポ!

※当記事は大点様作成シナリオ『辜月のN』のネタバレが含まれます。















零:はじめに

スクロールありがとうございます。
絶賛こげぬに情緒を狂わされている筆者です。どうぞよしなに!

情報

聖地巡礼した日:2022/12/29
交通手段:自転車
通過HO:PC2 箱

さて、京都はバス社会です。バスとたった2線の地下鉄を駆使して観光するのが大事といわれていますが、今回筆者は自転車を選択しています。
理由としては「自PCが自転車通学だったこと」「時刻表に縛られないので自由に動けること」が主になるのですが、最も大きな理由は「探索者が見たかもしれない景色を感じてみたい」からです。(ただの推察でしかないのですが、筆者は探索者たちが徒歩で移動していたと考えています)

というわけで、通った道はもちろんのこと、寄り道したスポットなども省略せずに記していこうと思っていますので、適宜読み飛ばしていただければと思います。探索者はシナリオ中や、普段の日常でこんな景色を見ていたのかもしれないという想像の一助となれば幸いです!(聖地巡礼の参考になるかはわからないけど……)

壱:京都駅~京都大学

ここはさくっと。
スタートは京都駅です。ここでレンタサイクルを借ります。
お値段なんと1000円! 安い! しかも20時まで借りられる!
優しいおじ様に説明を受けて、いざ出発。

啓都大学(京都大学)を目指して、市内を上に進んでいきます。
河原町通を上に進み、三条大橋を渡って、川端通へ。
川端通は鴨川沿いの道になっており、とても景色がいいです。
鴨川沿いの景色は別途詳しく書くとして……、川端東一条という交差点を右に曲がり、進み続けると京都大学の正門です!
(余談ですが、川の端だから川端通らしいです。川端康成さんは関係ないそう)

河原町駅です。京都No.1の繁華街
四条大橋や八坂神社が近い駅です。清水寺まで歩く人も多いかも
三条大橋。東海道五十三次で有名な橋です
近くに「進々堂(三条河原町店)」がありましたが、新振堂の元ネタの進々堂とは別法人だそう。
でも、創業者は同じらしく……ややこしいですね。
ここな辺は飲み屋が多いのでサークルの飲み会で訪れている探索者もいるかも?

弐:京都大学

正門

というわけで、やってきました京都大学の正門!
すぐ右に吉田神社の鳥居が見えて、あまりの近さに驚きました。
キミ、そんな近かったの!?
そして、地図を見たらまあ広いこと! 想像以上に大きなキャンパスでした。
こんな大きいキャンパスに通ってるんですか!? ひょえ~!
(地図:https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r-y

こう、学部が違うと会うのが難しい広さをしている気がします。まあ、この世には文明の利器があるので、そうでもないとは思うのですが……。通っても無いのに想像してため息が出るような広さです。

受験が間近だからか、下見に来ていると思わしき親子を何組か見かけました。探索者たちも受かったから此処にいたんだよな~! 感慨深いぜ。

正門の写真。よく見る景色だ!
学生新聞らしきものが売られていました。そうだ京都出よう!
鳴滝さんの研究室の白板に「卒論死すべし慈悲はない」と書かれているのも頷ける校風です

北門

正門に別れを告げて、今出川通に向かいます。
百万遍交差点すぐのところにある門は自転車がたくさん。年の瀬であることを思えば、ちょっと異常な数なように見えました。まだ冬休みじゃなかったのかもしれない。

対する北門はこじんまりしていました。
そんな北門で挨拶を交わすであろう探索者……いいなあ。

流石学生の街だけあって、コンビニにパスタ屋さんに定食屋さんに油そば屋さんに喫茶店に……と色々ありました。羨ましい。

百万遍交差点すぐの門
ここを北門だと勘違いしていたので、写真がない。無念
今出川通の百万遍交差点
奥の建物は京大の何かです

参:吉田神社

今宮戎

セッション中、第2の故郷のように思っていた吉田神社です。
京大の真横といっても過言じゃない。びっくりするくらい近い。
幼稚園も併設されていました。伸び伸び過ごせそうだ!
階段を上る……ではなく、すぐ左手の鳥居をくぐって今宮戎に向かいます。
社を取り囲むように四神石があって、嬉しくなりました。
社を正面にして、右上が石の代わりに木になっていました。ちゃんと3つです。安心。

石が増えてても違和感はあれど、さほど気に留まらなさそうだなとか思わされて悔しかったです。
鳴滝教授はここまで計算済みだったんだろうか。まさかな……

今宮戎に別れを告げ、階段を上ると真正面にコヤネさんとの邂逅スポットがありました。背の高い木々、左手には拝殿。雰囲気のある場所です。

肆:進々堂

お昼ご飯だ! 新振堂だ!
本当に京都大学の北門の向い辺りにありました。
店内の写真撮影がNGとのことで、頑張って文章で伝えようと思います。
まず、広かったです! 8人は座れそうな大テーブルがたくさん!
京大生のための配慮なのかもしれません。図工室にありそうな大きさのテーブルでした(通じる?)
全体的な雰囲気は、月並みな言葉ですがやっぱりレトロだなと。
京都最古の喫茶店だそうで。ずっと居たいと思わされる場所です。配膳を待っている間、本を読んでいたのですが「な、なんて豪華な時間なんだ……」と震えました。みなさん、探索者は豪華な時間を常日頃お過ごしかもしれません。ちなみにお庭的な場所もありました。

▼朝日新聞デジタルで取り上げられていました。店内の雰囲気はここから!
https://www.asahi.com/and/article/20190419/300080152/

歴史を感じる外観でした。

なんと、カレーがありました。焼きカレーもありました。
というわけで焼きカレーを頼みました。
ロールパンにサラダにコーヒーもセットです。嬉しい。
学割もやってました。京大生が羨ましい。
焼きカレー、たまねぎがとろとろですごく美味しかったです!
あと、コーヒーがすごくおいしくて! お店の方がミルクを入れてくださっていた状態だったので、多分「これだ」って量があるんだと思います。コーヒー好きな人は是非。缶コーヒー飲んでる場合じゃない。

寄り道

美味しい昼ご飯を食べ、目指すは建勲神社です。
自転車転がし、ひたすら西……の前に2ヶ所ほど寄り道します。

下鴨神社

京都大学の最寄り駅、京阪電車 出町柳駅のすぐ近くにある神社です。
「糺の森」という森林を歩いて本殿を目指すという大きな神社です。
ちなみにユネスコの世界文化遺産に登録されています。すごい。
筆者が下鴨神社が好きというのもあるんですけど、探索者たちが普段訪れていたらいいなと思わされる場所です。
上手く撮れなかった故に写真がないので、是非「糺の森」で調べてみてください。

余談ですが、糺の森の側道(?)で少年2人組がキャッチボールしてました。京都ってすげぇや。大きく育つんだぞ。

下鴨神社は干支の社があります。ご本社と一緒に是非!
下鴨神社には境内の川に浮かべることで文字が現れる「みずみくじ」があります。
探索者にやってほしい~!

鴨川河川敷

京都市内には鴨川という河川が縦に流れています(シナリオの地図のY字の川)
河川敷には、ランニングしている方、ペットとお散歩している方、のんびりしている方など様々で、穏やかな時間が流れています。
出町柳駅付近は、ちょうど川がY字になる場所になっており、飛び石があったりで人気スポットです。「鴨川デルタ」と呼ばれているそうです。
上手く説明できないので、以下のサイトを見ていただいた方がいいかなあと……(無念)
様々な作品の聖地になっているそうです。探索者にここで遊んだり、のんびり河川敷を歩いて欲しいなあという願望があります。

▼参考サイト
https://www.elitz.co.jp/kyoto/play/play_detail_03_05.html

飛び石です。石と石の間が思った以上に広くて驚きました。
こういうところで遊ぶ探索者……よくないか?
カメの形の飛び石とかもありました。

伍:建勲神社

古本市やオシャレな銭湯らしき場所を横目に鞍馬口通りを進み、たどり着いたのは縦勲神社。立派です。

駐輪場に自転車を止めていると、猫ちゃんが横を通り、そのまま道路を渡って、不動産屋さんに入っていきました。反応を見るに、不動産屋さんの猫ちゃんでは無さそうでしたが、おばあさんが優しく迎えていて微笑ましかったです。猫ちゃんが散歩しにくる神社なんて素敵だなあと、猫ちゃんが来た方向を見ます。

あれ??? 急だね??? 猫ちゃん、ここ下ってきたの???
恐れを抱きつつ、なんとか登り、「大平和敬神」の石碑と御対面。

これで終わらないのが建勲神社です。
まだまだ階段は続きます。ちなみに↓の画像でも終わってくれません。

探索者は足腰も必要なんだなと思わされました。
これ登りきる探索者ってすごくないか……???
本当に山を登るんだなあと思いました。
大変な分、景色がすごくよかったです。

京都市内には高層ビルが無いので、お空が近いです。
ここでは、幣で穢れを落として参拝するそうです。
初めて幣を握りました。探索者もやったのかなあ。

陸:鹿苑寺

建勲神社での怒涛の階段でぷるぷるの足に追い打ちをかけるような上り坂に苦しみながら、15分ほどで到着したのは鹿苑寺です。
この手の場面で公開するための写真撮影が禁止とのことで、今回は個人的鹿苑寺のここ好きポイントを記そうと思います。
妄想のネタになれば幸い極まれりということで。

①拝観券がお札

御利益ありそう!

②投げ銭チャレンジ

金閣を過ぎて少しくらいのところに、石仏が並ぶスポットがあります。
その真ん中には、石で作られたお椀みたいなものがあり、そこに投げたお賽銭が入れば願いが叶うとかなんとか。
写真が無いので伝えるのが難しいのですが、距離があるのでなかなか上手くいきません。
隣に居た少年が一発で成功したの見て、負けていられないと7回目の正直でなんとかお賽銭がお椀に入ってくれました。
RPや<投擲>でチャレンジしてもらうのも楽しいかもしれませんね!

③不動堂のろうそく

儀式をした香炉がある不動堂です。香炉に線香を立てる……というのは有名だと思いますが、実はろうそくもあります。
(これは香炉に立てるのではなく、専用の場所がある)

ろうそくにはいくつか種類があり、自分の願いに沿ったものを購入する形です。「恋愛成就」「商売繁盛」「家内安全」「無病息災」から「ストレス封じ」まで様々なろうそくがあるので、是非体験してみてください。

漆:北野天満宮

北野天満宮といえば学問の神様です。お世話になった関西人も多いのではないでしょうか。
受験シーズン目前なこともあって、お守りを求めて訪れたであろう方がたくさんいました。

三光門です。下から覗きこめば、太陽と月の彫刻が!
宝物殿です。開放日ではないので外観だけですが……
百人一首が飾られています。好きな歌はあるでしょうか?

捌:二条城

商店街を抜け、千本通を下り、丸太町通りを東に。15分程で二条城です。
筆者が訪れた日は閉城日とのことで、門だけ拝みます。

いつかお城の中も見に行こうと思います。
二条通りです。二条城は二条通りのゴール地点になります。
この写真を撮ることがちょっとした目標でした。
お城なのでお堀が綺麗。
神泉苑の東端もありました。
道すがらちらっと見かけただけですが、神泉苑も素敵な場所でした。

玖:桂離宮

ここから1時間20分ほど自転車を走らせ桂離宮に向かいます。

線路沿いの道を走りました。同じような道を探索者も歩いたのでしょうか。
桂離宮の近くの川を渡った時の写真です。
シナリオ内での京都を思うと切なくなる景色ですね。
外観。雰囲気があって素敵でした。
いつか中まで入りたい。
周辺の景色です。静か!!!

拾:養源院

ひたすら東に戻って、目指すは養源院です。
拝観時間が15時までとのことで、こちらも今回は門を拝みに行きます。

道中、梅小路公園を通りました。
ここは京都水族館や京都鉄道博物館がある大きな公園です。
本当に大きいので、休日に遊びに行っている探索者もいるかもしれませんね。興味がある方はぜひ調べてみてください。

養源院の外観です。
次行くときは絶対に中に入ろうと思います。

拾壱:さいごに

というわけで、自転車で辜月のNの聖地巡礼ツアーでした。
外観だけのスポットが多かったので、図らずしも1日で巡礼することが出来ました。
今度はちゃんと全箇所の内部にお邪魔したいところです。
とはいえ、桂離宮以外であれば1日で全て回るのもそう難しくないのかもしれないなと思いました(忙しいかもだけど)

今回、実際に自分の足で聖地に赴くことで、感じることがたくさんあり、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。
そして、改めてシナリオが好きだなあと思わされました。
あと、探索者に二人乗りして鴨川沿いを走ってほしいという想いが強くなりました(二人乗りダメ絶対!)

このレポを通して、少しでも探索者が過ごした世界を感じてもらえていると嬉しいです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
貴方の卓人生に幸あれ!!!

2023/1/8
七橋

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