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自主企画演奏会「新世界を三重奏で」のご来場アンケート結果
こんにちは、リーナです。
ヴァイオリンの演奏・指導、編曲をしています。
去年に引き続き、自主企画のコンサートが完了しました。
去年が「オーケストラの曲を2人で」だったのに対し、
今年は「オーケストラの曲を3人で」ということで、
三重奏編成でオール編曲プログラムにて開催しました。
公演レポートはこちらから。
ご来場のみなさまにアンケートのご協力をお願いし、16名の方がご回答くださいました。
誠にありがとうございました。
SNSに感想を書いてくださった方もおり嬉しく拝見させていただきました( #オケ曲トリオ会 #新世界を三重奏で )。
本項ではあくまでアンケートにご回答くださった方の傾向をご紹介させていただきたいと思います。
媒体と割合
アンケート用紙とオンラインフォーム、どちらも準備しました。
オンラインのフォームは、事前にGoogleフォームで作成し、プログラムの裏表紙にQRコードを設置しました。
アンケート用紙は全員には配らず、希望者にのみお渡しする形式でした。
オンラインでのご回答が14名、紙でのご回答が2名でした。
去年(オンライン7名、紙9名)に比べると、オンラインの割合がぐっと増えました。
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ご回答者の年代
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去年は50~60代が8割を占めていたのですが、
今回はその下の世代も回答してくださったようです。
ちなみに紙のアンケートの2名は60代と80代の方でした。
本公演を知ったきっかけ
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ダントツTwitter(X)でした。
私がTwitter(X)にて毎朝クイズ企画をやっていたり、出演者のお一人である松本ゆり子さんもその企画にコラボをしてくださっているご縁があったりするので、そのクイズ企画で知ってくださってご来場くださった方が多かったのかもしれません。
チラシは市内の公民館や体育館に置いていただいたのですが、企画内容がニッチすぎたのかそこからの方は比較的少なかったようです。
良かった演目
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概ね楽しんでいただけたようで良かったです。
ちなみに「新世界より」はカットなし全楽章なので45分ほどの演奏でした。聴いた人も大変だっただろうなあ…
チケット料金について
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これについては備考欄に詳しく書いてくださった方もおられました。
本日のような三重奏編成で聴いてみたい曲
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アンケートの回答欄がこんなニッチになるとは思いもよらない(笑)
個人的にいつか是非やりたいと思っていたチャイ5、ドボ8、幻想、そして我が祖国が入っていて嬉しいです。みなさん気が合いますね…
備考欄(自由記入)
一部のみご紹介させてください。
新世界の一楽章冒頭のホルンを、バイオリンで置き換えたのは「おお!」と感動しました。
知っている曲を違うアレンジで聴くのはとても面白かったです。次のフレーズはどの楽器で?と予想しながら謎解きみたいに聴いていました。
新世界、初めて通して聴きました。遠き山に日は落ちて〜、の元ネタはこれだったのですね。
スコアを見ながら聞いてみたかったです。
チケット代は五千円。編曲校訂の事、プロ演奏家三人、この位の料金設定でも良いと感じます。
今回は客席の様子も楽しみながらの参加をさせていただきました。
あのお客様はプロの演奏家なのかなぁ?時々ニヤニヤしながら聴いていらっしゃる、あの方は...等々、一回で沢山味わえるコンサートでした。
エルガーとボロディンはともかく、チャイコフスキーと新世界交響曲がオケで演奏する3倍は大変そうだと思いながら拝見しました。
また、ピアニストの方も相当大変だったと思います。全体的には一曲よくばってしまった感じだったかもしれません。
チャイコフスキーは曲のキャラクターが今回の編成に合っていたように思いました。アレンジも無理なく自然に感じました。
新世界交響曲は「あのメロディーはどのパートで演るのだろう?」と想像しながら聴いていたのですが、割と思っていたのと違う楽器に割当たってることも多くあり、面白かったです。
バイオリン弾く者です。4曲中3曲は大学オケで演奏したことがあるので、どれだけ大変な曲かは分かっているつもりでしたが、どういった感じになるのかは想像ができませんでした。
演奏を聴いて、三重奏にも関わらず迫力はオケにも引けを取らないことに感動しました!
演奏会のチケット料金について、ここまでのものを完成させる時間と情熱とを考えたらもっとお値段上げていいと思うのですが、足を運びやすい金額だとも思うので「適切に感じる」と回答させていただきました。
どの楽器に元の楽譜のどの音を割り振るのか興味深く聴いていました。
どの曲も演奏したことがあるので「あのパートもチェロが弾いてる!仕事量が多そう…笑」とか思って聴いていました。
18、19世紀は実際に交響曲などを小編成で演奏して聴いていたみたいなので、当時もこんな感じの演奏会だったのかな〜と想像を膨らませていました。
所感
大変恐縮なお言葉ばかり、出演者でありがたく拝見しました。
交響曲を丸ごと編曲で…というニッチな企画だということは自覚しているのですが、思わぬ角度から楽しんでくださった方がいたようで大変嬉しいです。
演奏、運営、広報など課題は山積みではありますが、いただいたお言葉を励みに精進していきたいです。
収支について
じつは昨年の開催が15万円超の赤字だったため、予算面の改善点をたくさん洗い出し、同じ轍を踏まないよう気を付けました。
プログラムを8頁の冊子から4頁の見開きにする(印刷料金の節約)
リハーサルスタジオではなく出演者の拠点で練習
クイズの景品を廃止してカードに(印刷料金の節約)
会場費を抑えるため都内の私設ホールではなく公共施設を使用(…と思いきや、照明・反響版などを合計すると思ったより高かったです)(私の見立てが甘かっただけで施設側は悪くないです)
これでも本来なら若干赤字…になるところでしたが、今回ご協賛をいただいたお陰で、8,000円ほど手元に残りました。ご協賛くださった皆様、誠にありがとうございます。
私自身がリハーサルに行った往復交通費などは収支に含めていないので、そこを入れると赤ですが…それでも去年から比べると少し光が見えてきました。
これからも頑張ります。
最後になりますが、アンケートにご回答くださった方、ご来場くださった方、応援してくださった方、改めてありがとうございました。