ヒッチハイクと西成と② 1.ヒッチハイク 1-1.「戦略的な」ヒッチハイク
「ヒッチハイクと西成と」シリーズ、はじまります。
このページでは「ヒッチハイク」について扱います。
大阪まで行こうとした件については次の投稿で。
目次
ヒッチハイカーは「迷惑」な存在
最初の一歩を踏み出さそう
「戦略的な」ヒッチハイク
ヒッチハイカーは「迷惑」な存在
ヒッチハイクについて考える上で、このことを頭に入れておかなくてはなりません。ヒッチハイカーは「迷惑」な存在と考える方もいる、ということです。
自力で移動せず、最初から人の善意に頼って移動することを目的とするのが、一般的なヒッチハイク。そんな人を「乗せてもいいかな」と思うドライバーにとっては「迷惑」ではないかもしれませんが、そうでない方にとってはヒッチハイカーは「フリーライダー」となり、迷惑行為ととられてもおかしくありません。
だからこそ、将来のヒッチハイカーのためにも、一社会人としても、迷惑をかけない行動が強く求められます。
私が思う「迷惑」は
・コンコンヒッチハイク(停車中の車の窓をノックしてドライバーと交渉する方法)
→乗せたくない方、乗せられない方に積極的にアプローチする行為なので
・断られたドライバーにしつこくお願いする行為
→この上ない迷惑行為です
・ルール(憲法、法令、条例、施設の決まりなど)からの逸脱行為
→マナー違反かどうかも考慮
ヒッチハイカーが凄いんじゃありません、見ず知らずのヒッチハイカーを乗せるドライバーが凄いんです。
やるなら、リスペクトあるヒッチハイクを。
最初の一歩を踏み出さそう
新しいなにかに挑戦することは、簡単ではない。
様々な制約、パーソナリティー。そういったものが影響しますから。
そして、始める前はどうしたらいいのかわかりませんし、今までと違うことを始めるワケですから、かなりの勇気を必要とします。
それで最初の一歩を踏み出せずにいる人も多いのではないでしょうか。
しかし、最初の一歩さえ踏み出してしまえば、転ばぬように前へ歩み続けるしかありませんので、その後は意外となんとかなるものです。目前の坂を駆け下りるが如く。
けど、それには戦略・準備も必要とされます。
その具体例が、ヒッチハイク。
その説明は次へ。
「戦略的な」ヒッチハイク
私の初ヒッチハイクは横浜から広島までの片道ヒッチハイクでした(これについては後ほど投稿するかもです)。原爆ドームをこの目で見て、何かを感じたい。そんな動機で広島へ行きたいと考え、移動手段にヒッチハイクを選択してみました。
その時「意外とうまくいく」と思ったのと同時に、何の策略・準備もなくヒッチハイクをしてしまうのはあまりに危険、ということも感じました。自分以外の人に「迷惑」をかける可能性もありますし。
日本は安全な国、と言われますが危険な場面に遭遇することもあります。当たり前です。
ですから、乗せてくれる方に出会ったときに「安全かどうか」を確認するのは当然として、ヒッチハイクをする上での用意(モノ・情報・所持金)を万全にすることが必須と考えます。
例えば
どのルートで目的地まで行くのか?
ヒッチハイクボード(目的地が書かれたもの)の行き先は適切か?
車を待つ場所は適切か?
ドライバーとの会話のネタは持っているか?
(長距離であれば)どこで一夜を明かすのか?
万が一に備えた所持金はあるか?
などがあります。
何も準備せずにヒッチハイクを行う人もいますが、避けられる危険を避けずしてヒッチハイクを行うことはオススメしません。
未成年者なら、なおさらです。
たとえ何が起きようとも、自分で問題を解決させなくてはなりませんから。
そういったスキルが身につくのも、ヒッチハイクではありますが。
「戦略的な」ヒッチハイクのために、準備は万全にしておきましょう(その準備については、別の投稿で書くつもりです)。
そんなヒッチハイクのスタート地点は
・一般道
・インターチェンジ付近
・SAかPA(合法的に入れる場合)
があります。それぞれのメリット・デメリットは以下の通り。
一般道
メリット
・思い立ったらすぐに、いつでも実行できる
→今、この場所からでもできる「身軽さ」
デメリット
・ドライバーが車を停められる環境がないと、乗せてもらうことは難しい
→駐停車禁止場所についての知識・ドライバーとしての経験が必要
・長距離の移動は困難
→高速道路へ向かう車に遭遇する「偶然」と、乗せてもらえる「偶然」が重なる確率は?
インターチェンジ付近
メリット
・一般道よりも成功率が高い(個人的経験から)
→目的地へ向かう車に遭遇する確率が高い
デメリット
・停車できるポジションを探すのが大変
→IC付近は駐停車を想定した構造になってないことが多い。コンビニ・ガソスタ付近が狙い目(お店に迷惑をかけない場所が前提ですが)。
SAかPA(合法的に入れる場合)
メリット
・ヒッチハイクの時間短縮が可能
→一般道やIC付近から高速道路に乗るまでが一番難しい
デメリット
・合法的に入れるSA・PA探しの必要性がある
→「柵越え」で侵入するのはアウト。決まりを守ったヒッチハイクを。
以上、メリットとデメリットでした。
まとめ
「ヒッチハイクするなら準備を万全に」
皆様からのサポートは日本赤十字社さまへ寄付いたします