大学を卒業して1年が経とうとしてる。
「社会人」になって1年が経とうとしてる。
思い出す。私は、まだ「仕事」について理解していなかった子どもの時から、「働きたくない」「OLになりたくない」って言ってた。
直感的に、働くことによって自由が制限されるって分かってた。そして私にとって何より大事なものは「自由」と「時間」。
社会人になって、そのどちらも失った。
と言ったら大袈裟かもしれないけど、自分で選べなくなってしまった。好きな時に起きて、好きなことして、たくさん学んで、自分のエネルギーを感じて、自由を体感すること。
そして私は電車が大嫌いだった。電車が嫌いというよりも、電車に乗ってる仕事人が。
彼らの目を見て、恐ろしくなった。自分自身に「仕方ない」と言い聞かせながら働いているような、あの輝きを失った目。仕事帰りに、死んだような目で楽しいとも思っていないスマホゲームをやりながら電車に座っている光景。それを見るのがすごく嫌だった。
忙しくて、大変で、辛くて、日々の拘束から周りへの優しさや気遣いを忘れた態度。私はそんなふうになりたくなかった。
だけど、今の私を見て感じる。
私もそういう風になってる。
子供の時からなりたくないと思っていた姿に。
日々、そんな自分に苦しんでいる。
周りを見て。
みんな、急いでる。
みんな何かに急いでる。
自分自身を見て
自分もいつも急いでる。
新宿駅は、早歩きしている人がたくさん。
ゆっくりゆっくり歩いてる人なんていない。
その光景の異常さに、今朝ハッとした。
これに違和感を覚えるのは、私だけかな?
電車の乗り換えでエスカレーターに乗ろうとした時、道を譲れなかったとこへの後悔。心の余裕がなくなり自分中心になっているあのサラリーマンと同じことをしてしまったという自己嫌悪、後悔、悲しさ。毎日葛藤してる。
人間って、こんな風に、たくさん働かないと生きていけないの?どうしてこうなってしまったんだろう。このシステムを維持しないと、本当おかしくなるのかな?
自分がずっと苦しみ続けていたことに改めて気づかされて、本当は、やっぱり嫌だって言ってる心に気づいて、今仕事へ向かう電車に乗っている。
今日はどんな気持ちで過ごそうか。
仕事でそんな余裕もなくなるか。
幸い、今日は金曜日。