見出し画像

2024出雲駅伝 区間オーダー予想 | 創価大学

第36回出雲全日本大学選抜駅伝競走(以下、出雲駅伝)のメンバーエントリー(正選手6名(の区間オーダー)と補員2名)の提出が迫っております(10/13(日)14時15分~15時00分)。こんな直前になってしまいましたが、母校・創価大学の出雲駅伝区間オーダー予想を、個人的備忘録として遺しておきます。
 (毎度恒例の記述になってしまい恐縮ですが)できるだけ事実を元にして予想したいと思っておりますが、通常知り得ない「練習の様子」などSNS等から得られる(しかしそれは限定された)情報から「推測」している部分もありますので、その点はご了承いただいた上でご覧いただければ幸いです。(あくまで個人的備忘録の共有としてのnoteですので…)尚、本記事でも現役生の選手名は敬称略とさせていただきます。
 今回は当初考えていた区間配置予想から、不確定要素を仮定しての区間配置を想定し、その変遷を綴っていく形となります。「区間オーダー案」がいくつも出てきて、あまり恰好の良いものではないかもしれませんが、最終的な予想だけ知りたい方は下の目次から飛んでいただければ幸いです。


出雲駅伝チームエントリー予想の答え合わせ|検証と現状把握

 個人的には「予想を(公表)したら必ず答え合わせ」ということで、下記noteでまとめた出雲エントリメンバー(10人)予想の検証から行います。一応、チームの現状を確認する意味もありますが、これまでの記事との重複する内容もありますので、上の目次から飛ばしていただいても構いません。

出雲駅伝チームエントリー(10名)予想|最終
4年:吉田響・吉田凌・小暮
3年:石丸惇
2年:Stephen・織橋・齊藤大・小池
1年:Solomon・山口

https://note.com/leedsnabe/n/na9d0341d1d92#05f452be-0d51-4adb-8ffa-47e918b2b661

実際のエントリメンバー10名は以下の通り。

私の予想との一致率は7/10で、その違いは
・織橋②、齊藤大②、Solomon①
メンバー外
黒木③、川上②、石丸修①メンバー入り
となりました。

図1に、9月末の時点(絆記録挑戦会・日体大記録会・早稲田ロード(早稲田大学競技会)の後)での10000m/5000m PBプロットを示します。この図で、上記出雲エントリーメンバーのデータラベルを黄色マークしてあります。また、奥球磨駅伝(10/6)の出走者もチームA/B毎に赤枠および薄緑マークで示しております。尚、この図では、絆記録挑戦会で5000m PBを更新(13:56.21)した齋藤一①は10000mの公認記録なしのためプロットされておりません。また、早稲田ロード5kmで14:04とトラック5000m PBよりも速いタイムを記録した榎木凜①のデータも参考としてプロットしてあります。

図1:2024月9月末時点での10000m/5000m PBプロット|創価大学駅伝部
※出雲駅伝エントリー10名を黄色マーク
※奥球磨駅伝出走者を赤枠(チームA)・薄緑マーク(チームB)

今回エントリーメンバー外となった織橋②・齊藤大②図1の持ちタイム(および今季上半期トラックの結果)的にも、夏の選抜ケニア合宿→3次深川合宿を経て順調そうに見えた経緯からも、本来ならば当然出雲エントリーメンバーに名を連ねると予想されましたが、織橋は絆記録会5000mをDNS、齊藤大は日本インカレ5000mをDNS→絆記録会5000mをDNF(3000mまで)ということで、詳細は不明ですが、夏合宿の疲労?等でコンディションを落としている可能性があります。この2人に加えて、本来の実力的には当然メンバー入りが順当な野沢③を含めた3人は、久保田HCのインスタリールでその後はポイント練習も踏んでいるようですし、先日発表された全日本大学駅伝のエントリーメンバー(16人)に3人とも選出されておりますので、少なくとも全日本には間に合う可能性がある(見込まれる)と考えて良いかと思います。
 Solomon①が出雲エントリーから外れたのはちょっと想定外(万が一のことも考えて留学生2名エントリーが通例)でしたが、初参戦の早稲田ロード5km(3kmまでDNFは予定の模様)から奥球磨駅伝出走(チームA:4区で区間3位)ということで、今後のためにロードレースと駅伝の経験を積むことを優先させた結果と考えられます。

(私が予想できなかった)メンバー入りの黒木③、川上②、石丸修①についてですが、まず黒木は3次合宿が御嶽でしかも遅れての合流だったのが懸念でエントリー外の予想となりましたが、絆記録挑戦会5000m7組を13:56.54で好走した後に、新型コロナ感染明け約3週間で急ピッチで仕上げたと明かし、3次合宿合流が遅れた理由はこれだと思われます。
 次に、今季のトラックシーズンでは故障もあり出遅れた感があった川上ですが、夏合宿ではしっかりと距離を踏んで(月間1000kmをゆうに超えた?)3次深川合宿でも順調だったようで(最後まで出雲エントリーか予想に迷ったところではありましたが)出雲エントリー入りとなりました。ただ、9/29の絆記録会5000mのレース後に意識を失い?搬送されたことを明かし、またその報告で9/24(ちょうど出雲エントリー〆切当日)で退寮したことを明かしました(部にとどまり競技は継続)。”まずは自分の健康面と精神面を整え、全日本と箱根へ向けて頑張ります”との記載から今回の出雲では出走は回避されるものと推定されます。
 石丸修は3次深川合宿に参加した期待の1年生の一人というぐらいの認識で、築舘コーチ(というか正確にはVamosRCの中の人)の合宿練習消化率150%@8/8の投稿で目についたぐらいで、出雲メンバー入りは正直全く予想できていませんでした。その後、奥球磨駅伝(チームA:1区で区間2位)での好走からも、特にロードに強さを魅せるタイプと思われます。次の全日本大学駅伝のエントリー16人にも選出されましたし、暑かった奥球磨駅伝の結果から全日本の6区など後半区間の候補になり得ると思います。ただし、10/6の奥球磨(ロード10㎞)を走ったので、次の週の出雲駅伝(10/14)での出番はないというのが「常識」的な判断かと思われます。この点では、奥球磨駅伝3区区間新・区間賞の山口①も同様なはずですが…(この点はのちほど)。

出雲駅伝区間オーダー予想の変遷

昨年のエントリーメンバーとの比較から考えると|当初予想案1

図2:今年の出雲駅伝のエントリメンバー(10人:黄色マーク)と昨年のメンバー(下線)との10000m/5000m PBプロットでの比較|昨年の学年は当時|昨年に引き続きエントリーしているメンバーについてはPB更新を赤点線で表記

図2に示した通り、昨年のチームエントリーメンバー6人(1区:石丸惇、2区:小池、5区:吉田響、6区:吉田凌小暮:補員、Stephen:10→8人で外れる)が今年もエントリーメンバー入りしており、この1年間で赤点線で示した通りPB更新も果たしており、普通に考えて(全員が万全な状態ならば)この6人が今回出走すると当初は予想しておりました。まず、この当初予想(案1)を以下に示します。

出雲駅伝区間オーダー(案1)|当初予想
1区 石丸惇③
2区 小池②
3区 Stephen②
4区 小暮④
5区 吉田凌④
6区 吉田響④
太字は昨年の出雲駅伝に出走

1区・2区は昨年の成功体験を踏襲して石丸惇・小池。更にこの1年の上積みが見込めるので変更は無しと予想。3区はこれまで留学生が担った区間。図2のデータからもトラックそして昨年度の全日本・箱根駅伝でのロード・駅伝の実績からStephenも昨年比で上積みが見込めるところ。昨年は3区終わりで2位だったので、今年は1区・2区・3区それぞれの上積みを重ね合わせて3区終わりで首位に立ってもおかしくないぐらいの布陣(と期待)。4区は昨年は4年生の山森が担当し、これは私が全く予想できなった区間配置。3区の留学生で上がった順位(位置関係を)をキープ(もしくは落ち込みを最小限にする)する使命を、いやそれ以上に区間賞で果たし、(1区から首位独走の駒澤大には追い付かなかったものの)2着でゴールを果した原動力になりました。この4区を今回は4年生になった小暮に任せるプラン。5・6区は昨年とスイッチしたW吉田リレー。これは今季の吉田響の躍進(3000m、10000m×2回、ハーフマラソン、5000mの出走した全てのレースでPB更新)、とりわけ初夏の函館ハーフマラソンでの学生のみならず実業団実力者を1分以上ちぎってほぼ序盤から独走での61分台PB・創価大学新記録での優勝。この実績と本人が”今年は三大駅伝の主要区間(エース区間)で区間賞・区間新”という趣旨でインタビュー回答しており、一般的に出雲では1・3・6が主要区間とされることから考えわせて、6区を吉田響と予想。5区は吉田凌主将が担う。ここは4区予想の小暮と入れ替わっても問題ないと思われますが、やはりファンとしてはW吉田の5・6区リレーを観たい、という願望も。いえ、推しの#51期三銃士 の4・5・6区リレーで”悪くても3位”、いや展開によってはアレも(もはや古い?)あり得るのでは?!と。
 以上、終わり、としたいところですが、現実はそれほど甘くなく?。やはり小池②が出走できるのか否かが…最大の懸案事項

小池②が出走回避の場合|代替案2・3

実際のところ、どうなっているのかは、分かりませんので今回の区間オーダー発表(と今後)を見るしかありませんが。夏のケニア合宿の最後の距離走を回避して以来、3次合宿では(少なくともSNS等で確認できる限りは)姿が見えない。その後も、朝練でジョグしてしる後ろ姿?以外は見えていなく、前述の織橋・齊藤大・野沢のようにポイント練習の様子は見えない。ということで、正直なところ、エントリー予想には入れたものの、実際にエントリーに名前が連なっていて、私自身が驚いたぐらいでした。(尚、レイリーチャンネルの出雲駅伝展望ライブでの創価大学のところでの言い淀みからも…)

 これ以上の憶測は止めて、小池が出走回避の場合(仮定)の区間オーダー案を考えてみました(これが杞憂なら本当に嬉しい)。本来ならば、奥球磨駅伝で好走した山口①の出雲駅伝での出走も候補と考えておりましたが、前述の通り「常識」的には奥球磨→出雲の駅伝連戦はないと考えて、ここではその可能性は一旦除外しておきます。

出雲駅伝区間オーダー(案2)|小池回避案(小暮2区・黒木5区)
1区 石丸惇③
2区 小暮④
3区 Stephen②
4区 吉田凌④
5区 黒木③
6区 吉田響④
太字が案1からの変更点

当初2区予想の小池の代わりに、小暮をスライド。学生ハーフ2年連続入賞や1年時にハーフ62分台とロードの長い距離での実績が印象的ですが、元々1500mでの記録もあり(3:51.61@創価大学歴代9位)、距離特性が幅広いユーティリティプレイヤー(ランナー)。空いた4区には吉田凌をスライド。ここの重要性は前述の通り。5区には黒木③。昨年吉田響が激走したアップダウンもありタフな5区を3000mSCの関東インカレ2部チャンピオンは適性ありではないでしょうか?

ただし。駒澤大・佐藤圭③がエントリー外となり、昨年ほどのエース級のスピードランナーの集結が緩和されるかもしれない、とは言え、昨年の経験という前提を省いて小暮・石丸惇を比較するならば、直近で5000m PBを日体大(NCG)で更新した石丸惇の方が2区向き?そういえば、昨年の出雲前インタビューで小暮は1・6区希望で、私自身も日本インカレ10000mでのレースマネージメント巧者な様子から1区予想でした(実際は直前の故障で出走なりませんでしたが)。ということで、1・2区をスイッチしたのを案3として下記に(ちょっとこれは推しバイアスの産物かもしれません)。

出雲駅伝区間オーダー(案3)|小池回避案(小暮1区・石丸惇2区)
1区 小暮④
2区 石丸惇③
3区 Stephen②
4区 吉田凌④
5区 黒木③
6区 吉田響④
太字が案2からの変更点

もしも山口①が出走するならば|代替案4・5

前述の通り、「常識的には」奥球磨から出雲の連戦は無いと考えられますが、SNSで山口に近い方たちのSNS(は流石にリンクは貼りません)をみると、”奥球磨での好走の勢いで出雲も”という趣旨の発言が散見されます。そういえば、入学前も毎週10kmとかのロードレースの連戦をしていたような。ただ、「連戦が効く」ことと、「連戦によって出雲にピーキングする」とは違うので、実際的には…というのが私の見方です。というよりも、小池出走回避ならば、山口出走と思っていたので、山口の奥球磨出走は個人的にはかなり意外でした。それならばSolomonのようにエントリーから外しても…とも。
 さておき、もし仮に山口の出雲出走があるならという仮定の区間オーダー案4・5も以下に示しておきます。絆記録会で青学・鶴川④のペースに最初から積極的についていった感じから2区。もしくは、夏の2次合宿の登り走で吉田響に次ぐとの情報からアップダウンにも強いと判断し5区

出雲駅伝区間オーダー(案4)|小池回避案(山口2区)
1区 石丸惇③
2区 山口①
3区 Stephen②
4区 小暮④
5区 吉田凌④
6区 吉田響④
※案1からの変更を太字

出雲駅伝区間オーダー(案5)|小池回避案(山口5区)
1区 小暮④
2区 石丸惇③
3区 Stephen②
4区 吉田凌④
5区 山口①
6区 吉田響④
※案3からの変更を太字

まさかの吉田響1区?!|代替案6

っと、これを書いている最中に、こんな情報が…
(以下の引用中の太字は筆者が強調のため指定)

 創価大は前回、「失格」となったものの、3区の留学生で2番手に浮上して、そのまま2番目にゴールしている。常に城西大の前でレースを進めた。

 チームは「3位以内」を目標に掲げており、榎木和貴監督は前回同様に前半から波に乗りたいと考えている。そのため日本インカレ5000mで独走Vを飾ったスティーブン・ムチーニ(2年)と前回5区で“幻の区間賞”となった吉田響(4年)を前半区間に起用するプランがあるようだ。

 吉田は今季4レースに出場して、すべて自己ベストと絶好調。本人は箱根駅伝で「山の神」を目指しているが、出雲駅伝でも爆走を見せるだろう。

https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/83721?page=3

この記事の著者はスポーツライターの酒井政人さんで、創価大学駅伝部の記事も良く書いてくれていて信頼度は決して低くない。まじか、1区吉田響・3区Stephenとかあるのかな??まぁ、ここまで色々案を出したので、ついでにこれに乗っかてみた案も。

区間オーダー(案6)
1区 吉田響④
2区 石丸惇③
3区 Stephen②
4区 小暮④
5区 黒木③
6区 吉田凌④
※案3からの変更が太字

仮に吉田響が1区なら、空いた6区には昨年の経験から吉田凌4区には小暮という感じで。うーん、ただ3区吉田響・6区Stephenならまだしも、1区はなぁ。200spmを超えるピッチ走法と言われて、他の選手に合わせて集団走という感じでないので(東海大2年時の全日本予選での大逃げ独走もしかり)、1区なら区間新ペースを自分で設定して突っ走る方法だろうけれども、そこは実力者ぞろいの出雲1区。函館ハーフのようにはいかなぁいんじゃないかなぁ。やっぱ単独走且つ暑さに強いという特性を最大限に発揮するならアンカー6区じゃないかと、個人的には考えますが…

出雲駅伝区間オーダー予想|最終

1区 石丸惇③
2区 小暮④
3区 Stephen②
4区 吉田凌④
5区 黒木③
6区 吉田響④
※案2と同じ

本当は、推しバイアスで小暮1区とか5区吉田凌でW吉田リレーとかにしたかったですが、最終的には案2を最終予想とさせていただきます。
 裏の予想としては、これだけ色々可能性をいじっても、どの案も全部の区間は当たらないと思います。途中でも書きましたが、昨年4区山森のように私が全く予想できなかった区間配置が好結果の因となる(それが榎木マジック)というのが予想です。


ということで、細かいところに誤植も多々ありそうですが、これで公開させていただきます。ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました・お疲れさまでした。
 あ、実は、出雲駅伝当日(11/14)は祝日出講で、しかも3・4限での講義・演習の授業ということで全くリアルタイムでの観戦・応援が出来ません…。(去年までは「体育の日」は大学の体育祭だったりその片付け日だったりしてこの日は祝日開講無かったのですが…無念)
 ということで、皆様、リアルタイムでの応援を何卒よろしくお願い申し上げます。(どの立ち位置?)


【今後の駅伝関連メモ】
10/14(月・祝)13:05st. 出雲全日本大学選抜駅伝競走
メンバーエントリー(正選手6名・補員2名)10/13(日)14:15~15:00・・・イマココ
→当日メンバー変更は2名まで|10/14(月)9:00~9:20

11/3(日・祝)8:10st. 全日本大学駅伝
チームエントリー(16名)10/9(水)正午まで・・・済
メンバーエントリー(競技者8名・補員5名)10/30(水)10:00~正午
→当日メンバー変更は11/3(日)6:00~6:30



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?