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2024全日本大学駅伝チームエントリー予想|創価大学

秩父宮賜杯第 56 回全日本大学駅伝対校選手権大会(以下、全日本大学駅伝 or 全日本駅伝 or 全日本)のチームエントリー(競技者16名)の〆切が10月9日(水)正午までと迫っております。全日本の場合、ここから更に13人(競技者8人+補員5名)のメンバーエントリーが10/30(水)10:00~31(木)正午までに行われます。昨年はチームエントリー〆切後に速やかに公表がなされたと記憶しております(今年は出雲の例だと結構後になったので、分かりませんが…)。まだ出雲駅伝(10/14(月・祝))前で区間オーダーも分からず、今後の選考レースへのエントリーも不明な点もある段階ではありますが、初参加の奥球磨駅伝を終えた時点での創価大学の全日本大学駅伝チームエントリー(16名)の予想を遺しておきます。
 (毎度のご案内になり恐縮ですが)できるだけ事実を元にして書きたいと思っておりますが、どうしても通常知り得ない「練習の様子」など、ありがたくもSNS等から得られる(しかしそれは限定された)情報から「推測」している部分もありますので、その点はご了承いただいた上でご覧いただければ幸いです。(あくまで個人的備忘録の共有としてのnoteですので…)尚、本記事でも現役生の選手名は敬称略とさせていただきます。


出雲エントリーメンバー(10人)をベースに考える

創価大学駅伝部(以下SUET)公式Xで発表された出雲駅伝チームエントリー(10名)は以下の通りです。

4年:小暮・吉田響・吉田凌
3年:石丸惇・黒木
2年:Stephen・川上・小池
1年:石丸修・山口


私の予想↓からは、

織橋②、齊藤大②、Solomon①が外れ
黒木③、川上②、石丸修①がメンバー入りとなりました。
(この検証は出駅駅伝の区間予想の記事(をまとめる予定)でしたいと思います。)

図1に、九月末の時点での10000m/5000m PBプロットに上記出雲エントリーメンバーのデータラベルを黄色マークして示します。また、奥球磨駅伝(10/6)の出走者もチームA/B毎に赤枠および薄緑マークで示しております。この図では、絆記録会で5000m PBを更新(13:56.21)した齋藤一①は10000mの公認記録なしのためプロットされておりません。また、早稲田ロード5kmで14:04とトラック5000m PBよりも速いタイムを記録した榎木凜①のデータも参考としてプロットしてあります。

図1:2024月9月末時点での10000m/5000m PBプロット|創価大学駅伝部
※出雲駅伝エントリー10名を黄色マーク
※奥球磨駅伝出走者を赤枠(チームA)・薄緑マーク(チームB)

 昨年の例から考えても、上記の出雲エントリー10名は基本的には全日本の16名には入ると考えて相違ないと思われますが、気になる点もあるので、次節で確認していきたいと思います。

(9/28-29)絆記録会・NCG・早稲田ロードおよび(10/6)高島平ハーフ・奥球磨駅伝の結果を考慮すると

これらの記録会・駅伝の結果詳細に関しては、SUET公式を参照のこと。

出雲駅伝チームエントリー10人

出雲エントリー10名の4年生の3人については、昨年同様三大駅伝のみで記録会には出場しない調整を行う予定とされる吉田響、10/29の早稲田ロード5kmに出走した小暮(14:00)および吉田凌(14:12)は順当に全日本エントリーと考えられます。
 次に3年生2名も、9/29の日体大記録会・NCG5000mでPB更新(13:42.30)した石丸惇、9/28の絆記録挑戦会5000m7組を13:56.54で好走した黒木ともに順当に全日本もエントリーと予想されます。(黒木は、新型コロナ感染明け約3週間で急ピッチで仕上げたとレース後に明かし、3次合宿合流が遅れた理由はこれだと思われます。)
2年生は日本インカレ5000mを制したStephenは当然全日本エントリーと考えられますが、絆記録会5000mのレース後に意識を失い?搬送されたことを明かした川上はその後の影響が心配されるところ。また、選抜ケニア合宿から帰国後、3次合宿では姿が見えなかった小池に関しても、その後のレースへのエントリーもなく(最近になって、久保田HCのインスタリールでジョグの後ろ姿?が見えたように思いますが…)留保が必要と考えます。この辺りは、出雲駅伝の区間オーダーで明らかになる点もあるかと思いますが…。
 次に1年生から出雲エントリーとなった石丸修はこの夏に最も成長した選手(として大学駅伝2024秋号(p.055)に紹介された|石丸惇③の実弟)。好調だったとされる夏合宿の疲れが出たのか、絆記録会ではPB更新はならなかった(14:20.40)ものの、10/6の奥球磨駅伝では創価大Aチームの1区10.0kmに出走し、実業団・大学の部で区間2位(30:22)と好走しました。実業団・ひらまつ病院Aの荻久保選手の区間賞タイムから12秒遅れ、青山学院大Aの安島①と同タイムと、気温が30℃にも迫ろうかという条件下でロード・駅伝での強さを示すに十二分な結果と思われます。もう1人の1年生山口絆記録会5000mで初の13分台PB(13:56.72)更新を果たし、奥球磨駅伝では創価大Aの3区(10.9km)に出走し区間新での区間賞を獲得しました!区間2位に30秒以上の差をつけた区間タイム32:38は、10km換算だと29:56と上り基調の区間ながらキロ3分を切り、前述通りの暑さの中でも驚異的な走りだったと思われます!この一年生2人も全日本エントリー入りと予想されます。
ここまで出雲エントリーメンバーから8名は順当に全日本エントリー入りと予想し、2名(川上②・小池②)は一旦留保とします。

出雲エントリー外からの候補

次に出雲エントリー外から全日本エントリー入りが予想されるメンバーを挙げて検討していきます。まず4年生の若狭。日本インカレ1500mでの決勝進出と絆記録会5000m7組でのPB更新(13:48.13)!残念ながら出雲メンバー外となりましたが、次のレガシーハーフでの走りが全日本の13人、そして箱根駅伝につながる扉と思われます。
 同じく4年生の藤ノ木図1の持ちタイムでは当然候補になるのですが、日本インカレ10000mのDNS後からレース出走がなく、次はレガシーハーフにエントリーされているので、箱根を目指すルートなのかと思われ、今回は候補から外します。同じくレガシーハーフにエントリーしている野田④山下蓮③(復帰戦となるか)も箱根を目指したルートと思われます。絆記録会で14分台一桁のPB(14:09.80)を達成した根上②は高島平ハーフDNS→レガシーハーフへ。こちらも箱根を目指すルートでしょうか。夏合宿明けのレース出走が未だなく、次はレガシーハーフ(エントリー)の池邊②川田②も同様のルートと思われます。
 10/6の奥球磨駅伝の出走者からは、Aチーム4区のSolomon①はトラック10000m・27分台の実業団ランナー(ひらまつ病院・イェネブロ ビヤゼン選手)と競り合い、最後は力負けしたものの十二分にロードでの強さも示し全日本では順当にエントリーされると予想します。また、創価大Aチーム2区の榎木凜①(区間4位|34:33→10km換算30:42)は早稲田ロード5㎞でのPB(14:04)も考え併せて、全日本エントリー候補に挙げたいと思います。同じく奥球磨駅伝でBチーム2区の榎木凜のタイムを上回った竹田③(区間2位|34:23→10㎞換算30:34)も候補に挙げられると思います。但し、上半期のトラックに出遅れた点が懸念材料ではあります。
 絆記録会5000mで驚異のラストスパートで山口①に先着しPB(13:56.21)を達成した齋藤一①も当然候補だと思いますが、全日本の距離だと適応はこれからでしょうか?実際、奥球磨駅伝に派遣されなかったことと、今後のレースエントリーが分からないので、ここでは候補から外すこととします。
 夏の選抜ケニア合宿組から出雲エントリー外となった3人(野沢③・織橋②・齊藤大②)は図1のトラック持ちタイムやこれまでの駅伝での実績からは当然候補なりますが、野沢は早稲田ロード5kmをDNS、織橋も絆5000mをDNS、齋藤大②は日本インカレ5000mDNSから絆記録会5000mDNF(8:19@3000mまで)とコンディションが気になるところ。
 ということで、出雲エントリー外からは、直近の記録会・駅伝の結果から、若狭④・Solomon①・榎木凜①・竹田③の4名を候補として挙げ、これまでの実績から野沢③・織橋②・齊藤大②の3名を候補として挙げたと思います。っと、出雲10名に上記7人を足すと17人ということで、16名から既に漏れてしまっております…。

全日本大学駅伝チームエントリー(16名)予想|最終

ということで、毎度まとまり切らない考えではありますが、最後は独断で以下の16名を最終予想とさせていただきます。

4年:小暮・吉田響・吉田凌・若狭
3年:石丸惇・黒木・野沢
2年:Stephen・川上・小池・織橋・齊藤大
1年:石丸修・山口・Solomon・榎木凜
※太字が出雲エントリー外からの選手

結局、一旦留保した川上②・小池②も全日本までには、と考えて出雲10人は全員そのまま全日本エントリー入りと予想。残りの6名の内、Solomon①は当然として若狭④も順当ならと予想。そして野沢③・織橋②・齊藤大②も全日本までには戻ってくるのでは、と考えました(期待込み)。最後に16名の枠があるので、竹田③と榎木凜①で迷いましたが、直近と早稲田ロード5kと絆記録会の結果および前期のトラックからの積み重ねを考慮して榎木凜①を候補とさせていただきました。


言い訳ですが、後期授業が開始されて出講回数が増えたり、毎年の繰り返しのはずが新たな検討事項が増えたりと、昨年以上に時間がとれずに、いつも以上に中途半端な感じは否めません。まぁ、ともあれ一応書き遺せたことを大切にしたいと思います。ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました・お疲れ様でした。


【今後の駅伝関連メモ】
10/14(月・祝)13:05st. 出雲全日本大学選抜駅伝競走
メンバーエントリー(正選手6名・補員2名)10/13(日)14:15~15:00
→当日メンバー変更は2名まで|10/14(月)9:00~9:20

11/3(日・祝)8:10st. 全日本大学駅伝
チームエントリー(16名)10/9(水)正午まで・・・イマココ
メンバーエントリー(競技者8名・補員5名)10/30(水)10:00~正午
→当日メンバー変更は11/3(日)6:00~6:30





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