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2024全日本大学駅伝 区間オーダー予想|創価大学
秩父宮賜杯第 56 回全日本大学駅伝対校選手権大会(以下、全日本大学駅伝 or 全日本駅伝 or 全日本)のメンバーエントリー(1区から8区の競技者と補員5名:計13名の登録)の〆切が10月31日(木)正午までと迫っております。例によって、直前になってしまいましたが、母校・創価大学の全日本大学駅伝区間オーダー予想を、個人的な備忘録として遺しておきます。
本来ならば、先にまとめた出雲駅伝の区間オーダー予想(↓に埋め込み)の検証を含めた振り返り(レビュー)の記事をまとめてから、と考えおりましたが、下半期の忙しさと時節柄周りも慌ただしくて、とても叶わず。
また、本記事には全日本のエントリー予想(↓に埋め込み)の検証を含めるつもりでしたが、それも時間的に間に合いそうにありません。これらについては、全日本駅伝終了後に、出雲・全日本の振り返り?として、可能であればまとめたいと思ってはおります(が、予定は未定)。
とか、時間がないと言いながら、前振りが長くなりましたが。今回もそれなりの分量となりましたので、下記の目次から飛んでご覧いただければ幸いです。尚、本記事でも現役生の選手名は敬称略とさせていただきます。
全日本エントリー(16名)と出雲駅伝エントリー(10名)の確認
10/19の早稲田競技会の結果まで反映させた10000m/5000m PBプロットに、出雲駅伝エントリーメンバー(10名)のデータラベルを赤枠で囲み、また全日本大学駅伝エントリーメンバー(16名)のデータラベルを黄色マークしたものを図1に示します。
![](https://assets.st-note.com/img/1730287730-UR53ThXvZdrSF6IlEwcCqOGP.png?width=1200)
まず、出雲駅伝に出走した以下の6名は全日本駅伝出走の有力の候補と考えられます:石丸惇③・吉田響④・山口①・吉田凌④・黒木③・小暮④
また、直前のアクシデントで当日交代となったStephen②は問題なく快復していれば全日本出走でしょうし、もしも場合、Solomon①は10/6奥球磨駅伝(4区区間3位)と10/19・早稲田競技会(5000m 13:56.81のSB)と順調に進めており、今回はバックアップも万全でしょう。
出雲出走以外のメンバーの直近のレース結果から全日本出走の候補を考える
ここまで出雲6名+留学生1名が有力とすれば、全日本は8区(しかない)ので、残りの出走者は1名(もしくは出雲6名からの入れ替えがあればその分)と狭き門で、その候補と夏合宿以降のレース結果等を以下に列挙しておきます。
若狭④:日本IC1500mで決勝9位、絆記録会5000mで13:48.13 PB、レガシーハーフで63:56 SB
野沢③:早稲田ロード5㎞ DNS、早稲田競技会10000mで29:16.01(組5着)
織橋②:絆記録会5000m DNS、早稲田競技会1000mで29:32.14(組11着)
齊藤大②:絆記録会5000m DNF(3000m 8:19)、早稲田競技会1000mで29:32.15(組12着)
川上②:絆記録会5000m 14:43.89、早稲田競技会5000m 14:07.54
石丸修①:絆記録会5000m 14:20.40、奥球磨駅伝1区2位、早稲田競技会5000m 14:07.92 PB
齋藤一①:絆記録会5000m 13:56.21 PB、以後出走無し
小池②:出走無し
[上記引用の記録会等の日程は以下の通り|
9/19-22:日本IC(インカレ)、9/28:絆記録挑戦会、9/29:早稲田ロード(第5回早稲田競技会)、10/6:奥球磨駅伝、10/19:早稲田競技会(第4回)、10/20:東京レガシーハーフ]
この結果から考えると、全日本出走の候補として個人的に有力だと思うのは、先ずは若狭④と野沢③。
若狭④:1500m→5000mのスピードと直近ハーフを63分でまとめた好調さから個人的には三大駅伝初出走に推したいですが、レガシーハーフから2週間後で連戦となるのが懸念?
野沢③:灼熱の箱根予選会の日の夕方でかなり蒸し暑い条件だったことを勘案すれば、早稲田競技会10000mは復調の兆しには十分では?同じ組を走ったの織橋②・齊藤大②に先着しているのもポイントかと|榎木監督は選考レースの結果にはかなり厳格なところがあるという認識で(私はおりま)す。
次に、石丸修①と川上②。
石丸修①:やはり暑かった奥球磨駅伝1区での好走が印象的で、蒸し暑かった早稲田競技会での5000m PBも併せて、全日本の暑い後半区間、例えば6区などの候補になるでは、と考えておりましたが…
川上②:絆記録会後の情況を考えれば、早稲田記録会の結果はかなりポジティブな兆候かと思います。ただ、心身ともに”栄養(スタミナ)を蓄えている”最中というのが個人的な印象で、ここは無理せず、箱根6区に照準を合わせて、と予想します。
この他にも、もちろん、昨年全日本1区4位の織橋②や前期トラックでは好調だった齋藤大②も万全なら当然候補にはなりますが、前述の選考レースでの厳格さ(私の認識では)からすると、まずは野沢③の方が優先されると考えます。また、全日本エントリー入りを私が予想できなかった齋藤一①の選考レースなしでのデビュー(なら1区?)や小池②の復帰がある(なら2区?)可能性も完全には否定はできませんが、特にそれを積極的に推せる材料を私個人は持ち合わせておりません。
以上より、全日本大学駅伝出走8名の候補としては、
出雲出走6名:石丸惇③・吉田響④・山口①・吉田凌④・黒木③・小暮④
留学生1名:Stephen② or Solomon①
+若狭④ and/or 野沢③ or 石丸修①
として、区間オーダーを検討することにします。
区間オーダーに関しての記事などの情報
区間オーダーを考える際に、参考にした主な情報は以下の通りです。
_φ(・_・ 全日本でも前半区間希望と…
— Hideo Watanabe (@leedsnabe) October 14, 2024
“全日本駅伝では〈〉どこの区間を個人的に走りたいか?
「やっぱり前半区間の2区・3区を全日本駅伝でも走りたいなと思っています。2区・3区・7区を考えていて、
↓
【出雲駅伝】創価大学・吉田響選手レース後インタビューhttps://t.co/ccoAAZPzeo #radiko
↑出雲駅伝後のインタビューでは、吉田響④は2・3区希望。7区も考えている、というのは出雲を出走できなかったStephen②が7区を担えない場合には、自分が行くという風に私は解釈しました。(出雲の2区志願も、走れなかった小池②の代わりに、という思いも強かったのでは、と想像します)
↑吉田響④談|(全日本では)スティーブンであったり、強い選手が復帰してくる…
→Stephen②は復帰見込み。っと、「強い選手」が「復帰」とは…。これが悩ましいのですが、小池②の復帰があるのかも、とも思いましたが、それ以外の材料が無いので、今回は含めておりません。もしくは織橋②?いや、良く聴くと、Stephenだったり=強い選手 と言っているのかも??
↑酒井さんの直前記事です。少し長いですが以下に引用(太字は私が強調のため)します。
全日本は出雲を走った6人に加えて、前回1区4位の織橋巧(2年)、同7区4位のスティーブン・ムチーニ(2年)らが入る構成になるだろう。夏に故障のあった小池莉希(2年)が間に合えばさらに面白くなる。
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「全日本は優勝を狙いつつ、最低限『3位以上』という目標をクリアしたいですね。できれば出雲でやりたかった展開に持ち込みたい」と榎木監督。全日本はアグレッシブな戦略で臨むことになりそうだ。
前回は2区で11位まで順位を落としているだけに、前回5区区間賞の吉田響を2区(もしくは3区)に起用する可能性が高い。1区次第では、出雲2区で区間2位に32秒差をつけた“絶対エース”でトップに立ち、主導権を握ることができる。
さらにムチーニを中盤区間に配置すれば、大量リードを奪うことも可能だ。後半区間はロードの安定感がある吉田凌(4年)、小暮栄輝(4年)、上りに強い野沢悠真(3年)らが控えている。
ムチーニが終わった時点で2分近いリードを確保できれば、後続のチームも追いかけるのは難しくなる。創価大の過去最高順位は5位。3回目の出場で“日本一”に手が届くかもしれない。
あれ、やっぱり、織橋②は入るのかな…。まぁ、そうであれば喜ばしいのですが、まぁここは前節の通り候補を決めたので、外れるのを覚悟でそのままにしたいと思います。
榎木監督の出雲でやりたかった展開とは、2区吉田響→3区Stephenでトップ且つ後続に出来るだけ差をつけて4区以降に逃げ切りをはかる、と思われます。
Stephenを中盤区間?!なるほど?
全日本大学駅伝 区間オーダー予想|最終
1区 若狭④
2区 吉田響④
3区 吉田凌④
4区 山口①
5区 石丸惇③
6区 野沢③
7区 Stephen②
8区 小暮④
区間配置の骨格としては、まずStephen②は(万全ならば)昨年同様7区に、そして吉田響④は2区。これは本人の言及もありましたが、昨年の全日本2区での落ち込み(4位→11位)から5区(吉田響)まで流れを戻せなかった修正でもありますし、2年前の葛西選手2区での成功体験とも合致します。(また、出雲2区で駒澤大・佐藤圭③の区間記録を更新できなかったリベンジ?の意味兼ねて?)
次に1区。ここは、前述の通りやっぱり昨年4位の経験から織橋②とも最後まで悩みましたし、その次の候補は石丸惇③だと思うのですが、ここは敢えてというか是非見てみたいという希望も込めて、若狭④を予想しました。7月末のMDCで現地観戦した1500mラスト1周の(サングラスを投げ飛ばしての)スパートが鮮烈な印象となっており、その後の好調さからも個人的には十分に可能性があるのでは、と思っております。ただ、懸念ははやりレガシーハーフから2週間でどうか。それならば全日本では一番距離が短い1区で。持ち前のラストの切り替えと、確か1区最後は跨線橋の登り?もあるので?また、ここは黒木③もしくは奥球磨1区も経験した石丸修①もあり得るのかな、と。
次に、3区(前半エース区間)・5区(創価大では嶋津選手・吉田響が担った重要視される区間)・8区(ロングのアンカー区間)を吉田凌④・石丸惇③・小暮④で担うという組み立てを予想しました。ここは直前のコンディション次第という感じだとは思うのですが、2年前に葛西選手が駒大・佐藤圭にラストで競り勝ちトップでタスキを受けた経験から吉田凌④を3区に予想。シンプルにW吉田の襷渡しを見たいというファン心理による期待もありますが、2年前からの積み上げを発揮して欲しいという期待もあります。また、出雲4区で城西大の3本柱の平林④に追いつかれても冷静に対処し中盤から引き離した(これが個人的には出雲4位を決定づけたと思っております)駅伝力(順位キープ能力?)の高さにももちろん期待です。
昨年は出雲・全日本ともに吉田凌がアンカーを務めたという経緯から、今年のアンカー6区を務め小暮④の8区を予想。ハーフマラソンにも定評がある(日本学生ハーフ2年連続入賞)のは言うまでもありません。更に、前述の通り創価大学ではこれまで嶋津選手・吉田響選手が担ったゲームチェンジ区間とし重要視される5区に石丸惇③を配置。もともと1区志望で集団走に長けたタイプだと思いますが、箱根では一年時にアンカー10区、昨年は7区を担った経験もあります。ただ、3区⇔5区の入れ替えは十分にあり得るかとも。
比較的アップダウンが多いとされる4区は山口①に。ここは野沢③・黒木③のいずれも適性あると思われますが、直近の奥球磨駅伝3区区間賞および出雲5区も当初は山口出走の予定だった経緯を考慮しました。最後の6区は野沢 or 黒木で悩ましいところではありますが、前述の吉田響のインタビューでの”強い選手の復帰”が野沢のことを指している?とも考えられるので、6区・野沢③の予想にしました。あ、もしここが石丸修①ならば5区から石丸兄弟の襷リレーが実現…という可能性も。
と、ここまで書いて今更なのですが、全日本の区間予想は一致する気が全くしません。実際、昨年の例では、区間まで一致したのは5区・吉田響のみでした↓…。
”私が全く予想できなかった区間配置が好結果の因となる(それが榎木マジック)”と最後の伏線をはって終わりにしたいと思います。
ということで、ざっと書いたので誤植等が多々ありそうですが、これで公開させていただきます。ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました・お疲れさまでした。
【今後の駅伝関連メモ】
11/3(日・祝)8:10st. 全日本大学駅伝
→チームエントリー(16名)10/9(水)正午まで・・・済
→メンバーエントリー(競技者8名・補員5名)10/30(水)10:00~10/31(木)正午・・・イマココ
→当日メンバー変更は11/3(日)6:00~6:30