EL決勝 アタランタvsレバークーゼン マッチプレビュー
EL決勝が5月23日(木)午前3:30にいよいよキックオフとなる。
対戦カードはアタランタvsレバークーゼン。8年目を迎えたガスペリーニ体制のアタランタはもちろんのこと、まだ2年目のシャビアロンソ率いるレバークーゼンもブンデスリーガ無敗優勝を成し遂げるほどチームの完成度はどちらも高く好ゲームが期待できるだろう。
では、どのような試合展開になるだろうか。
どちらも攻守両面においてスタイルをしっかりと持っているチームのため見応えは必須。試合展開は2パターン考えられる。
パターン①
アタランタのオールコートマンツーマン 対 レバークーゼンのビルドアップ
この展開になればアタランタが優位性を持って試合を進めるだろう。
アタランタのオールコートマンツーマンはどのチームも苦戦を強いられる。マンCやインテルのような緻密なビルドアップ戦術を取るチームでさえもだ。レバークーゼンのビルドアップも優れているが、これまでオールコートマンツーの相手にどれだけ戦ってきたかを考えると経験は乏しい。そうなると、ビルドアップがうまく行かずに奪われてショートカウンターという展開が大いに想像できる。
パターン②
アタランタのビルドアップ 対 レバークーゼンの5−2−3ブロック
これはパターン①の対策としてシャビアロンソが取る戦法かもしれない。
レバークーゼンは攻撃的なチームとして魅力的なサッカーを披露しているが、守備も非常に強固なものを持っている。特に相手が格上のときには率先してブロックを敷いてショートカウンターを狙うサッカーもできる。
一番良い例がブンデスリーガ第21節のバイエルン戦。レバークーゼンの勢いであれば真っ向勝負をすることも可能だったが、この試合レバークーゼンは自陣で5−2−3ブロックを敷いてあえてバイエルンにボールを持たせることを選択した。結果的にショートカウンターかた得点を重ねて3−0の完勝。
レバークーゼンがボールを持てばアタランタのオールコートマンツーを食らうのは必須。であればボールを持たなければいい。アタランタは格上相手にはオールコートマンツーによりリズムをつかむチーム。それができずに自分たちがボールを持たされるとなるとリズムが狂う可能性がある。シャビアロンソはバイエルン戦での成功体験をこの大一番にぶつけてくる可能性は十分あるのではないか。
アタランタが初の欧州カップ戦タイトルを掲げるのか、
レバークーゼンの無敗記録が継続するのか、
どのような結果になっても今年1年間魅力的なサッカーを披露してきたチーム同士の試合、楽しみで仕方ない。
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