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#12 卵子凍結の手続き「いつか会おうね」
卵子が採れないハプニングに見舞われつつも、
無事に採卵を終えることができた。
当日の流れや体の調子など、
採卵の1日については以下の記事から↓
今回はグレイスバンクでの保管の手続きを書いたので、
手続きのことがよくわからない、難しそう、、
と心配されている方はご参考になれば。
採れた卵子の数は?凍結できるのは…
採卵をした日の夕方、
クリニックからLINEが届いた。
内容は卵子がいくつ凍結できるかの
個数のお知らせだった。
今回の採卵では、成熟していない卵子が採れた。
成熟していないと凍結できないが、
時間を置くと成熟する可能性があるそう。
そのため、夕方に凍結できる卵子の数を
お知らせしてくれる、という説明を受けていた。
<結果>
18個採卵。そのうち12個を凍結。
午後に1つ成熟卵となったので、
全部で12個になったそうだ。
12個かぁ…
が正直な感想だった。
18個採ったのに、6個も凍結できなかった。
予想よりも数が少なかったので、
どちらかというと残念な気持ちのほうが大きかった。
多嚢胞性卵巣症候群の私は、AMH検査の数値が高い。
採れる数は多いかも、と言われていた。
どうせだったら20個くらいは
凍結できたらいいなと思っていたのに。
一方で、
きちんと凍結できる卵子があって良かった、
と安心した気持ちもある。
生理が遅れがちなので、たぶん卵子が成熟するのが
遅かったんだろうし、もしかしたら
もっと凍結数が少なかった可能性もある。
私の大切な分身でもあるから、
「育ってくれてありがとう、採れてくれてありがとう!」
感謝の気持ちで保存をさせてもらおう。
採卵をした日はスーパーへ買い物に行った後、
今日採れた12個の卵子たちのことを思いながら、
ゆっくり自宅で過ごした。
ブログやYouTubeでは、他の体験者さんが
「午後から出社して仕事をした」
「大丈夫だった!」
と、お話されているのを見かけた。
感じ方は人それぞれだけれど、
私は、採卵日は帰ったら何もせずに
ゆっくりした方がいい!!
ということを大きな声で言っておきたい。
あとから体の調子が変わることもある。
採卵後は体調のめまぐるしい変化を実感したし、
いくら健康に自信があっても、
どうなるのか本当にわからないと感じたから。
今後、採卵後の体調についても書いていきたい。
卵子凍結の手続き 採卵日までにすること
私は、『グレイスバンク』という保管サービスを
利用して卵子凍結することに決めていた。
▶グレイスバンク
グレイスバンクでの保管手続きの流れは
WEBで申し込みをすれば、あとはほとんど
クリニックの看護師さんにお任せできたので簡単だった。
卵子凍結のための最初の受診をしたら、
すぐにグレイスバンクへ登録し、
保管の申し込みをするように言われた。
登録から申し込みまではすべてWEBで行うので
スムーズに申し込みまで完了できた。
申し込みをすると、グレイスバンクから
書類やキットがクリニックへ送られてくるそう。
採卵日までに必要になるらしく、
早めに登録しておいてほしいと言われた記憶がある。
クリニックによっては、申し込み本人の自宅へ
書類などが郵送されてくる場合もあるようなので、
きちんとクリニックへ確認をして
手続きを行うのが良いと思う。
登録後の受診の時に、グレイスバンクでの
保管ナンバーが割り当てられたそうで、
看護師さんと一緒に保管ナンバーの確認をした。
採卵までの手続きといえばこのくらい。
とても簡単だったので、正直あんまり記憶にない。笑
でも、流れはこんな感じだったので、
面倒くさがりの私でもきちんとできたんだよ~
ということはしっかりお伝えしておきたい!
皆さんも安心して申し込みをしてほしい。
採卵後の手続き どのコースにする?
採卵をしてから数日後に、
グレイスバンクからメールが届いた。
『クリニックから採卵数の報告を受けた。
ログインをして、凍結する数が合っているか
確認をしてから、保管の手続をするように』
といった内容だった。
採卵前に登録をしておいたので、
ログインをして凍結数を確認。
うんうん、そうです。12個。
次は保管の手続き。コースを選ぶ。
当時は、グレイスバンクに3つの保管コースがあった。
・定額月払いプラン(月3,900円)
・初期費用10万+年額3万円
・初期費用なし+年額4.5万円
※全て税抜
※現在は料金体系が変わっているようなので
詳しい内容はホームページを必ず確認してほしい。
▶グレイスバンク
このコース選びで私はまた悩むことになる。
どのコースにしたらいいんだ???
どれがお得なんだろう??
安く済むならそれに越したことはないんだけど…
ということで、計算をしてみることに。
私は、卵子凍結した卵子を2~3年の間に
使用するつもりは全くない。
できれば自力で排卵した卵子で
子供を授かりたいなあ、と思っている。
でも、そもそもとして、
今後いつ妊活をするのかもわからない状態。
だから、卵子凍結をした卵子は、
妊活しようとした段階での年齢によるけれど、
使用するときは最終手段という位置付けだった。
じゃあいつ使用するか?を考えたときに、
40歳以降だと仮定して考えると、
あと8年間は保管していきたい。
8年間保管すると考えると、
・定額月払いプラン(月3,900円)の場合
※税込計算
1年で 51,480円(4,290円×12ヶ月)
8年で 411,840円(1年51,480円×8年)
・初期費用10万+年額3万円の場合
※税込計算
1年目 初期費用110,000+年33,000円
8年目 231,000円(年33,000円×7年)
合計 374,000円
・初期費用なし+年額4.5万円の場合
※税込計算
1年目 49,500円
8年 396,000円(49,500×8年)
私の希望する保管年数からすると、
初期費用10万+年額3万円
のコースが1番安く済むっぽい?
計算が間違っていなければ…笑
ということで、私は
初期費用10万+年額3万円
で保管をすることにした。
先ほどもお伝えしたように、
現在は料金体系が変わっている。
もっとシンプルでわかりやすくなっていたので
最新情報はホームページを必ずご確認ください。
何度もうざいかもしれないけど、、
大事なところなので!
▶グレイスバンク
いつか会える日まで、重大任務をグレイスバンクに
保管コースを決めたあと、最後に支払いの手続き。
クレジットカードの登録をした。
今後も毎年クレジットカードで引き落としがされる。
初期費用と1年目の引き落とし手続きが終わると
はれて凍結の手続きが完了!
紙での契約は無く、全てWEB上で完結した。
思ったよりも簡単であっさり。
あら、これだけ?というくらい。
支払いが完了して数日後に、
採卵したクリニックから、凍結された卵子が
グレイスバンクに輸送され、保管されるそうだ。
私は、体調面のことがあったので
保管の手続きが少し遅くなった。
そのため、採卵から1ヶ月以上経ってから
グレイスバンクに保管をされたようだった。
これも、いつ保管されたのか日付を
マイページから確認することができた。
こうして、私の卵子凍結が終了した。
1つ心残りなのは、自分の採れた卵子達を
見ることができなかったこと。
もし写真だけでも見せてもらえたら
もっと実感や愛着が湧いたかもしれない。
今回私は、グレイスバンクさんに
卵子凍結保管という重大な任務を託した。
実際に見てはいないけれど、
私の大事な卵子という分身たちは、
いま、グレイスバンクで凍結保存されている。
保管する期間は数年かもしれないし、
10年以上かもしれない。
まだ未知だけれど、私の未来を創る種なので、
大事に保管をしてもらいたいと切に思う。
卵子たちよ、いつ使用するかわからないけれど、
いつか生まれてきて会おうね!
この記事は卵子凍結・保管への理解向上のため、グレイスバンクの提供でお届けしています
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