![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/159214703/rectangle_large_type_2_93fb19ce8de392723a487966d4517924.png?width=1200)
#7 クリニック検討① 自宅から近くて優しいクリニック
これから卵子凍結をする方の
全員が通る道であろうクリニック選び。
エステと違って、気軽なものでもないし、
将来、自分の子供になる可能性がある卵子。
めちゃくちゃ大切に扱ってもらわないと。
どこのクリニックにお願いするか
迷っている方もいるはず。
どこにお願いする?クリニック選び
私が考えた条件は以下だった。
・自宅や職場から近い
・信頼できる
・価格
人によって条件や重要視する部分は違うけれど、
大抵の方は最初の「近い」「信頼できる」
この2つは思い浮かぶかな、と思う。
採卵までに何度かクリニックに
通う必要があるので、半休にして出社や
場合により早退などの調整が必要になるだろう。
なにか異変を感じたらすぐに受診できる点からも
近いに越したことはない、と考えた。
価格は個人的に、できれば安いほうがありがたいな、
という考え。
安くても評価が良くない、なんてこともあるし、
人によって重視するところが違うかもしれない。
思いついた条件をもとに、私は早速、
自宅近くで卵子凍結をしているクリニックを調べた。
私の場合、電車に乗って数駅先のクリニックが
自宅から一番近いことがわかった。
もう少し先へ行けば、他にもクリニックがあった。
続いて職場に近いところをリサーチ。
職場は都心なため、いくつかヒットした。
その中でも、職場から移動距離が少ない
クリニックをピックアップした。
ホームページを見ても価格がわからない⁉
ピックアップしたあと、それぞれのクリニックの
ホームページを見てみる。
先生の経歴、クリニックの実績、
Googleでの口コミ評価、診療日、定休日…
あらゆる情報を調べ、ノートに書いていく。
(あとで比較したかったので)
採卵する際の金額のほかに、
保管料も別にかかるのでもちろん確認。
えーっと、採卵術がいくらだ?
麻酔は~、オプションになるのかな?
卵子を育てるための薬はどれを使う?
保管料は採卵した卵子1個ずつにかかる…?
、、、ノートを書く手が止まった。
採卵の金額、保管料の金額は
明確に「これ!」という金額提示をしていない
クリニックが多いことに気が付く。
記載された内容も専門的で難しかったり、
実際に私が行う場合はどの項目の金額になるのか?
困った。金額がわからないと比較できないぞ。
ということで、実際に行ってみるしかない。
クリニックの雰囲気もわかるし一石二鳥だ!
とプラスに考えていくつかのクリニックへ
行ってみることを決意。
あれもこれも行ってしまうと、
優柔不断な私はクリニック選びに100%迷うので
ひとまず価格のことは置いておき、
・自宅か職場から近い
・信頼できる
最初にあげたこの2点を重視して厳選した。
そして、2つのクリニックへ行ってみることに。
自宅から近いクリニックに行ってみたら
まず1つ目は不妊治療専門のクリニックへ。
行ってみることにした理由
・自宅から1番近い
・口コミ評価が高い
・土日も診療している(私が土日休みのため)
事前に予約が必須になっていたけれど、
人気のクリニックのようで、土日は埋まっていた。
それでも、土曜夕方の時間に空きがあったので予約。
当日は初めてのクリニックにドキドキしながら訪問。
受付を済ませ、待合室に座る。
土曜の夕方の時間、
そろそろ夜ごはん時ともいえる微妙な時間でも
待っている方がたくさんいた。
驚いたのは、男性も同じくらい待合室にいたこと。
ペアで来ている方が多かった。
子供がほしい気持ちは、2人の願いでもあるはず。
どちらかだけが頑張ってもしょうがない。
2人で一緒に進んでいく、共同作業でもあると思う。
前の夫は、一緒に行ってくれようともしなかった。
ペアで来ている2人を少し羨ましく感じた。
もし、いまのパートナーと結婚して
子供がほしいね、となった時には、
彼は一緒にクリニックへ来てくれるのだろうか。
そうやってぼんやり考えたこと、
はっきり記憶がある。
そうしているうち、名前が呼ばれ、個室に通された。
女性の看護師さんが面談をしてくださった。
卵子凍結したい理由、身体の状態、
助成金の説明会は参加した?などなど
ざっくばらんに話をしていく。
看護師さんはすごく優しい対応と話し方で
私が話す内容を全肯定してくれた。
聞き方うますぎるだろ。
泣く予定ではなかったのに目がウルウルした。
「大丈夫、みんな悩んで決めてます。
自分の納得できるクリニックを選んでね。」
そうやって自分のクリニックを
ごり押ししてこない感じもありがたかった。
価格は凍結まで約70万円になってくるそう。
卵子凍結後、卵子はクリニック内で
保管されるとのこと。
保管料も別途かかってくるそうだ。
先生の説明はありがたい!だけど…
そのあと、先生とも面談をする機会をいただいた。
ところが先生は私にパートナーがいると知り
「本当に卵子凍結でいいの?」と仰った。
卵子凍結は、
受精する前の卵子だけを凍結しておくもの。
もし今後、卵子を使うときには
まず溶かす作業が必要で、そのあとに
受精させる工程になる。
パートナーがいて将来を考えるなら、
最初から受精させておいた受精卵を
凍結しておくほうが、確率は高くなる。
(もっと医学的な言い方、適切な言い方を
先生はしていたはずですが思い出せず、
素人の文章で申し訳ございません)
結婚して、不妊治療での受精卵凍結なら
保険が適用になるのでもっと安く済むそうだ。
なに⁉ココにきてまたクヨクヨするのか?
先生が仰っていることはわかる。
私のために言ってくれたこともわかる。
本当にありがたいこと。
先生の話に異論はなく、そうだよな、と。
しかしながら、
私は次にいつ結婚するかわからないし、
というか別に結婚を急いでいるわけでもない。
いまのパートナーに相談する選択肢は
現在のところない。
この現状や私の気持ちの中で、
自分でできる最善の策が卵子凍結だと思ってる!
だから今回はクヨクヨせず、
「やる」の選択は揺るがなかった。
ただ私が誰かを巻き込みたくないだけなのかも。
物腰柔らかく親身になってくれる先生と看護師さん。
なるほどなあ、口コミ評価が高いのも納得だ。
今後、不妊治療をするならこのクリニックに
お世話になろうかな、と思いながら、
1つ目のクリニックを出発して帰路についたのだった。
この記事は卵子凍結・保管への理解向上のため、グレイスバンクの提供でお届けしています
#グレイスバンクnoteアンバサダー