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歩くとかかとが痛い

こんにちは。「ファン鍼灸院」でのビックリ、嬉しい、楽しい、幸せな治療例をお届けしている、【ばぁばは鍼灸師】のファンです。

今回は、「左足の内側が痛い、特に歩くと痛くて」と訴える方の症例です。

【郁美さん    59歳     パート事務員】


1.郁美さんの症状

郁美さん:いつもどおり首と肩が凝ってます。
左の肩甲骨も痛いです。
それとね、左のかかとの内側が歩くと痛くて歩きにくいんです。
新しい靴を履きだしてから痛くなったから、スニーカーに変えたんですけど。
やっぱり痛くて。

ばぁば:かかとの内側のすぐ下のここが痛いんですね。

郁美さん:そうそう!
そこそこ!

⒉なぜかかとの内側が痛いのか?

ばぁば:歩くと痛いと仰るここは【長母指屈筋】が通ってるんですよ。

【長母指屈筋】ふくらはぎの外側後面につき始め、足の親指の先っぽの骨の底に付き終わる筋肉です。
足の親指や足底を曲げるときに働きます。

ばぁば:この【長母指屈筋】は、ふくらはぎの後面に付いて足首の内側からかかとの内側を走り、親指の底に付いているんですよ。
この【長母指屈筋】が固くなると、足底や親指を動かして歩く時にその通り道で痛くなるんですよ。
その筋肉を緩めていくと楽になりますよ。

⒊歩くとかかとの内側が痛む時の鍼灸治療

うつ伏せになってもらい、左右のふくらはぎを触診してみると、やはり左のふくらはぎの外側が張っています。
ですので、そのふくらはぎの【長母指屈筋】の付着部に鍼をしてゆるめ、そこから足の親指にかけて鍼をしてゆるめていきました。

ばぁば:はい、終わりましたよ。
足の指を立てて膝裏からふくらはぎと足首を伸ばして見てくださいな。
左右同じように伸びますか?

郁美さん:えぇ  同じように伸びてます。

ばぁば:じゃあ立って歩いてみて下さい。
左足のかかとの下が痛いですか?

郁美さん:まだほんの少し痛みが残ってるけど、先ほどと比べたら全然痛くないです。
えぇーなんで?
あんなに痛かったのに!
魔法みたい!

ばぁば:魔法じゃないですよ。
歩く時に使う筋肉が固くなると、歩くたびに動きについてこれずに痛みが出るんですよ。
その筋肉をゆるめたから楽になったんですよ。
どうぞお気をつけて。

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