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舞台公演《怪物覚醒》あらすじ

こんにちは!今回は3月の舞台公演「怪物覚醒」のあらすじをご紹介します!物語本編の中盤くらいまでをあらすじってます(笑)
本番までにお読みいただきますと、当日の公演がよりわかりやすいものになるかもしれません!
この物語の結末はぜひ、劇場であなたの眼でお確かめください。
それでは、あらすじをどうぞ!

【#怪物覚醒 あらすじ】
1888年、ロンドン。
犯罪医学学会で弁舌を振るう者がいた。彼の名前はヘンリー・ジキル。若き天才は観客に向かってこう語りかける。

ーー自分自身に眠る力を、100%解き放つことができたなら?

ジキル博士は全人類の潜在能力を「覚醒」させる実験をおこなってきたのだ。

ジキルによれば東洋医学において人間の身体に存在するとされる「経絡」を刺激することで完全なる覚醒を目覚めさせることができるという。

彼が研究をおこなってきた理由。
それは当時ロンドンを恐怖に陥れたホワイトチャペル連続殺人事件の犯人
「切り裂きジャック」
を捕まえるためだった。

人間が完全に覚醒すれば、真犯人に繋がる証拠が何一つ見つからない切り裂きジャックさえも逮捕することができるのだ。
それがジキル博士の理論だった。

その大演説を思惑を抱えて聞いていた人物がいた。実在したアメリカ最大の探偵社「ピンカートン」の探偵、ミス・デコイ。
彼女は切り裂きジャックを逮捕するためロンドンへ潜入捜査にやって来た。
アメリカ最大の探偵社ピンカートンが切り裂きジャックを逮捕できればアメリカはイギリスに対して外交上の優位に立てる。
そんな思惑を抱えてミス・デコイは昨晩の素晴らしい演説をおこなったヘンリー・ジキルの病院へ向かった。


そこにいたのは、堂々としたスーツの人物と、ボロボロの服をまとった猫背の小男。
デコイはスーツの人物をジキルだと思い込むが実は「リチャード」という俳優だった。
たどたどしい話し方で、他人と目さえ合わせられないこの猫背の小男こそ昨日大演説をおこなったヘンリー・ジキル。
「あなたは本当にあなたなの?」
昨日とは全く異なるジキルの様子にデコイは思わず問いかける。

しかし切り裂きジャックへの深い洞察にデコイはこの怪しい人物をジキル博士だと思わざるを得なかった。

それと同時にジキルが何かを隠しているのではという疑念もデコイの中に浮かび上がるのだった。
ジキルには、闘病中の姉
「ガブリエル・アタスン」
がいた。
彼は自分の姉を自らの手で診察し看病を続けていた。

ジキルはガブリエルの前では目を合わせ落ち着いて話をすることができるのだ。

姉弟で新聞を読んでいると、切り裂きジャックの事件の記事が。
「殺人事件の現場マイタースクエアでは、毎晩魔除けの杖だと喧伝し日銭を稼ぐ者が現れた。ロンドン市民の品性は大英帝国史上もっとも堕落している」
ジキルは思わず新聞を手に取り夜の街に駆け出す。




夜の闇に包まれたマイタースクエアでは記事のとおり恐ろしい殺人の物語をしながら杖を売る男がいた。
ジキルは勇気を出して男の行動を諫めようとするも、あっけなく返り討ちに遭い瀕死状態になる。

その時ジキルは気が付く。

自分の中に隠れた
魔性の「覚醒」を。

自らの経絡を刺激したジキルは己れさえ知らなかった別の存在へと変貌する。
ジキルが変身した存在。それは、

常人の目には止まらぬスピードで
邪魔する者全てをねじ伏せる
その「怪物」。

霧深いロンドンの夜の中、己をこう名乗り叫ぶ。

「俺はその闇の中に隠れる存在。

ミスター・エドワード・ハイド。



はたして

自分自身に隠れた怪物を
覚醒させたジキル博士の運命は。

そして140年間未解決事件の真犯人「切り裂きジャック」の正体とは。

#怪物覚醒

それは、劇場型犯罪。

そして、犯罪型劇場。

ご期待ください。

#りでんぷしょん

《ご予約・公演概要》
https://docs.google.com/forms/d/1OWG-fpOeulx9EtnglIaVXsCRm2YIvj7h1_z3xRpIqlI/

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