新型コロナウィルスとスペイン風邪 占星術的研究と予測 ②
スペイン風邪の日食図、四季図による検討をしてきましたが、いよいよ、新型コロナウイルスの検討に入ります。
2019年12月31日武漢でのCovid-19、いわゆる新型コロナウイルスの発生から収束までどのぐらいの期間がかかるのか?スペイン風邪の例では1918年秋から1920年、厳密には21年までと、3年かかっています。
無制限に感染させていた当時の衛生基準と人命の軽さを考えると、今回の緊急事態宣言は過剰反応とも100年前の人々は捉えるだろうと思います。100人の乳児のうち15人がなくなるのが普通だった時代です。それでも夫婦に子供は4人以上があたり前で、どの近代国家でも徴兵制があり、人命は今では考えられないぐらい軽かったのです。
スペイン風邪がはやった1918年に歴史に残っているのは、平民宰相原敬と21年彼の暗殺事件。そして、満州国樹立の基盤となったシベリア出兵でした。学校の教科書にスペイン風邪のことはほとんどかかれていません。疫病は人のつくった歴史ではないからでしょうか?
スペイン風邪は5500万人だった日本の人口の半数の2300万人がかかり、死者数が45万に、朝鮮半島や台湾などの旧日本領を含めると人口の1%が死亡しました。
新型コロナでは2020年4月10日時点で、全世界の感染者数が160万人で死亡者が9万5千人なのですから、この100年で、人命に対するセンシティブさは100倍以上に敏感になっています。
つまり、100年前なら、ロックアウトなど考えられなかったのです。
人々は加害者がいない歴史は誰も恨むことができないので速やかに忘れるのでしょうか?病気だから仕方ないといって諦めて忘れていくのでしょうか?
カイロンの春分点合は疫病のリスク
カイロンの春分点通過前後は疫病のリスクがたかまり、1968年の香港風邪でも世界中で100万人の死亡者がでています。
1968年の香港での日食図をみてみます。
こちらでも、疫病の指標である、12ハウス集中と6ハウス集中が現れています。これ以上ないぐらいやばい日食図です。
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