見出し画像

横浜での夏のラベンダー管理で気づいた事

毎日猛暑のお盆の横浜です。台風もぬる〜い湿った風が吹き荒れて具合が悪くなります。
植物だけでなく、お世話する人間も水分と栄養を摂取しないと死にますね。
そんな訳で、お盆休みを利用して南関東の中でも特に暑い所に住む妹と納涼会を開催し
「あんたもう目がやばい」と言われるまでアルコールで存分に体内を冷やしてまいりました。

さて、蒸れや酷暑を嫌うラベンダーですが、その中でも比較的強いストエカス(フレンチラベンダー)と
特に弱いと有名なアングスティフォリア(イングリッシュラベンダー)をたくさん栽培しているねこアパートの我が家でございまして、ここまでで数点気づいた事があるため、ご報告させていただきます。

・夏、素人は弱ってる株には手を出すな

梅雨時、売れ残りワゴンセールの苗を「再生させたい!」と大量に買ってお世話をしましたが、ここまで生き残った苗はゼロに近く、あれはプロじゃないと手を出してはいけないのだと痛感。
これはフレンチもイングリッシュもです。
私に買われた苗、助けられなくてごめんね…。

諦めずに、冬前にワゴンセール品を蘇らせる事にする

・「乾燥気味が好き」は「水が少なくて良い」じゃあない!

ラベンダー、ここまで世話してきて確信しました。
お水大好きです!
水切れするとあっという間にしなしなになります。
やっかいなのが。
お水は大好きだけどびちゃびちゃは嫌!って所です。
そんな事言われてもどうすりゃいいんですか、あーた。
と悩みました。そして、雑すぎる性格の私でも保水しつつすっきりさせる方法を今年から試しております。
それが「用土のダブル使い」です。
屋鋪要先生おすすめの土、刀川平和農園のラベンダー用土。こちら本当にいいんです。ラベンダー栽培の最適解。

ただ、この土、水はけが良すぎてこまめに状態を見ながらお水をあげる細やかな人でないと水切れさせてしまうおそれがあります。梅雨時はいいんですけど夏のカンカン照り下や、冬とか乾いた風が吹く季節は私みたいなのはすぐにしなびさせてしまいます。
そこで。

全体にダイアジノン、ホームセンターの土にはカキ殻を混ぜています。

根っこはさらっと刀川平和農園用土、その上下を普通の園芸用土でサンドして保水。
これで今のところしのいでおります。
夏が終わって気候が良くなったら、どれだけ元気に夏越しできたかご報告させていただきます。


・土にそこまで気を使ってない地植え部はマルチングが効くみたい

ユーチューブのお庭訪問みたいの見てると、皆さん土に相当気を使っていらっしゃいます。
うちは花壇や庭に植え付けた時に申し訳程度に園芸用土や元肥等を入れましたが、ほとんどが元々の土なので「いい土」ではありません。
夏のカンカン照りのせいで高温になったパサパサカサカサの乾燥土に植わってる株達……
そりゃあなた、根っこが弱りますって。
去年は花壇の雑草をせっせと抜いて土を丸出しにしていましたが、結果、貧弱な株のまま、おまけにコガネムシに根っこを食われて枯死寸前状態になりました。
そこで今年は保水と伝熱防止目的で抜いた雑草をその場に寝かせて土を覆いました。
すると、何という事でしょう。真夏の横浜で濃紫早咲の二番花があがってきてるんですよ。

見えます?

株達も元気なままです。コガネムシがこわいので近々またダイアジノンを入れ込みますけど。
今のところ花壇は去年より全株元気です。
そして花壇内に置いている植木鉢もなぜか活き活きしています。
これはおそらく花壇の縁によって鉢が直射日光にさらされていないが、その上はお日様が当たる環境がいいのではないかと推測しております。

猫が守ってるのはシクラメンと多肉にゃ!

・根っこには種類別耐熱温度がありそう

カンカン照りの鉢植え、死にやすい種類とへっちゃらな種類があるようです。
これはまだ仮説ですが。
まだ、庭の地植えのマルチングが追いついていない頃、ナリサワさまがぐったりしていましたが隣に植わってる長崎さんは何ともありませんでした。
その後、段々草で地面が覆われていくとナリサワさまも元気を取り戻しました。
はなもいわと濃紫早咲は長崎ほどではないですが割と元気にしていました。
ブルーマウンテンホワイトは長崎以上に絶好調でした。
地植えだと色んな種類の温度その他環境の特徴が見えてくる気がしています。今後も観察を続けてご報告いたします。

長崎さんも二番花があがっております。
その奥は特派員の畑の畝。
建物の照り返しが嫌なので雑草も生やしてます。
来年はグリーンカーテンでもするか…。

あと、土壌改良用に無煙炭化器をゲットしたんです。
横浜市の焚火に関する条例をきちんと守って枯れ枝を炭にして土にすき込もうと思っております。

横浜市のイベント等でも使われてるこれで風がない日に短時間、少量ずつ炭を作ります。


焚火シート・耐火レンガ・ドラムの蓋・内側に土で目張りをして燃やします
あっという間に炭ができる。
これを庭に撒いていきます。

これの効果も後日ご報告します。

こんな感じで少しずつですがハーブガーデンを作っていっております。
いつの日か、ドヤ顔で皆さんに披露したい。
引き続き頑張ります。熱中症にならない程度に。
皆さまもくれぐれも体調にお気をつけて園芸作業頑張ってくださいませ。

いいなと思ったら応援しよう!