ヒンドゥー教
プージャの流れから、ヒンドゥー教を知りたくなりました😊🌈
ヒンドゥー教はインド国内で約10億人、インド人の80%が信仰しています。
キリスト教・イスラム教に次いで世界で3番目の宗教だそうです。
🌸ヒンドゥー教の語源
ということで、インドもヒンドゥーも語源は同じと言う事なんですね。
🌸バラモン教からヒンドゥー教へ
ヒンドゥー教のもととなったのが、バラモン教。
紀元前1500年頃アーリア人という人種が、現在のイラン周辺からインドへやってきました。
アーリア人は雷や雨等、自然現象を神として敬っていました。
火や水などの自然の神々を儀式で祀る事によって、自然災害から免れ、幸福が訪れるといった信仰を持っていました。
アーリア人はインドにやってきて、インドの先住民族「ドラヴィダ人」を支配していきました。
どこの場所でも侵略者達は、もともと住んでいた先住民達を奴隷のように虐げていくのですね😤
アーリア人は神々を司るパワーを持つとされ、神聖な儀式などは、全てアーリア人が行っていました。
その流れで、社会の要職は、アーリア人が占めるようになっていき、これがカースト制度の始まりとなったのです。
この中で、アーリア人が支配者階級、ドラヴィダ人が被支配者と言う風に分けられました。
トップのバラモンは絶対的な存在でした。
しかし暫くすると、クシャトリアとヴァイシャが、「バラモンはただ形式的な儀式をやっているだけではないか。それなのに我々より権力を持っているのは。不公平だ。」と文句を言いだしました。
そこで、バラモン教から別の宗派が誕生。
それが、仏教やジャイナ教といったものです。
仏教はクシャトリア階級のブッダ。
ジャイナ教はクシャトリア階級のヴァルダマーナ(後のマハーヴィーラ)。
どちらもバラモンやカースト制度を批判する考え方でした。
これにより、バラモン教は衰退傾向でしたが、活路を見出します。
それは、土着神や民間信仰を取り込む事。
インドに根付いていた、地元の神様などをバラモン教の世界観に取り込む事で、大衆化させていきました。
そうして少しずつ形を変えながら発展していき、それがのちに「ヒンドゥー教」と呼ばれるようになったのです。
だからヒンドゥー教には数えきれないほどの神様が存在するのです。
簡単に言うと、
ヒンドゥー教は、バラモン教がインド土着の様々な信仰を取り入れていき、生まれたもの。だから、多くのインド人が信仰しているのです。
🌸ヒンドゥー教の神様
ヒンドゥー教は多神教です。いろいろな神々とストーリーが存在していますが、中心となる三大神、「三神一体」は👇
ブラフマー以外は、土着信仰の神と言われています。
シヴァの乗り物は牛であった為、牛は神聖な生き物として、ヒンドゥー教では牛肉を食べる事が禁止されているのだそうです。
🌸ヒンドゥー教の聖典
「ヴェーダ」
聖なる知識という意味があり4種類存在します。
ヴェーダと同じように大切にされているのは、
「マハーバーラタ」「ラーマーヤナ」
という叙事詩。民族の歴史や神話をまとめたもの。
その他
「プラーナ文献」
という、ヒンドゥー百科事典的なものも大切にされています。
🌸ヒンドゥー教の基本概念
「輪廻転生」人は死んでも生まれ変わる。
「カルマ」 悪い行いをすれば悪い人生が、良い行いをすれば良い人生が待っている。 などなど。
ざっとこんな感じになりました。
仏教のもととなっている宗教なので、結構日本人にも受け入れやすかったりするのですね。なかなか面白かったです。
引用参考資料👇
💐🐘🌸今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました🌸🐘💐🇮🇳