
#03 こうやって頭のなかを言語化する。/荒木俊哉【100冊リレー】
100冊リレーの3冊目は、
「こうやって頭のなかを言語化する。/荒木俊哉」。
100冊読むと決めると、本の選び方もなかなかに重要になってくるだろうと思い(途中ちょっとだれてしまいそうだし)、勝手に編み出したのが3冊ルール。
何か気になる本があった時に似たテーマのものをまとめて3冊手に取るという方法である。似たテーマを異なる著者で読むことでより自分に合った考え方や表現が見つかりおもしろいかなと思ったのだ。そしてスピード感を重視するために、1冊「これ!」と思う内容のものがあれば、他の2冊はある程度流し読みでもOKというルールに。
1冊1冊まともにじっくり時間を使って向き合って読むと、到底自分には1年で100冊も読めないだろう、、というところもあり。
今回の本は、ビジネス書のくくりとして前回ご紹介した「人生の経営戦略」と一緒に手に取った本。
↑これがかなり読み応えのある本だったため、今回の本はこの本の読破直後にサラッと1時間ほどで速読した。
内容はというと、電通のコピーライターとして活躍していた著者の経験を元に、「言語化力」をアップさせるための考え方や方法を教えてくれる本である。
この本に書かれている「言語化ノート術」というのがなかなか参考になる。以下簡単にメモ。
・「ためる」→「きく」→「まとめる」というシンプルな流れでノートを取る
・「ためる」
→「できごと+感じたこと」のメモ
ex.カフェでケーキを食べた。美味しかった。
・「きく」
→上記に「のはなぜか?」を足す
ex.カフェでケーキを食べた。美味しかった。のはなぜか?
→3分間で5以上を目標に、とにかく書き出す
ex.疲れていたから。お腹が空いていたから。食べたいと思っていたチョコケーキがあったから。休日にゆっくり時間を取って食べられたから。お気に入りのカフェだったから。…
・「まとめる」
→現時点での結論を1行で書く
ex.カフェでケーキを食べて美味しかったのは、お気に入りのカフェでゆっくり味わうことができたから。
こういった言語化をその日のうちにまとめることが推奨されていて、あくまでその日の自分が導いた結論で良いとのこと。後から書き足したりまとめたことをブラッシュアップさせるのもOK。
どちらかというと私はよく言えば好奇心旺盛だが、ともすると頭の中が散らかりっぱなしのタイプだ。自分の言語化への苦手意識は、こういったまとめ作業のメソッドが自分の中に蓄積されていなかったからかも。
この本では終盤は実際の事例もたくさん載ってるのがありがたい。言語化が苦手なものにとってはどういったことをメモするべきかも悩ましいですからね!
そういう訳で、確かこの本を読んでいる時期にこうやって100冊分の感想をnoteに記してみようとなったんだっけな。とにかく言語化のトレーニングも兼ねて、これからもガシガシ感想文をアップしていきます!