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花屋で働くことを前提とした職探し(前半)

 私は、会社員として企業に勤めつつ、花屋でも働いており、いわゆる「パラレルキャリア」をしています。
 今の会社に転職をする際、花屋で働くことを前提として職探しをしたのですが、すんなりとはそういう生き方・職を探そうとはなりませんでした。
その職に至るまでに、自分自身の考え方の変化がありました。

今日は、今の職・働き方に至るまでの、転職活動における考え方の変化を書いていきます。
(「花屋と会社員してます」というざっくりとした内容は、前の記事「パラレルキャリアとして花屋と会社員」に書いてあります。)

転職活動時のネガティブワールド突入

転職活動を始めた際は、正社員で営業として働いており、働きながら転職活動をしていました。
 年齢やタイミングの問題から、辞める時期は決めていて会社にも話していたので、転職先が決まらないことに焦る日々でした。
選ばなければ転職先はあるのですが、「営業はしんどいな」「転居を伴う転職は嫌だな」などと条件をつけると、なかなか職は見つかりません・・・。  転職活動が長引くにつれ、
「私になにができるのか?」「私にできることなんてない・・・」
と、転職時によくあるネガティブワールドに入り込んでいました。

キャリア相談できる人(さんろくさん)との出会い

 そんなとき、たまたま参加した読書会で、人材紹介の業界で働かれている方(ここからは、「さんろくさん」とお呼びします)と出会いました。
さんろくさんは、副業としてスキルの棚卸やキャリア相談を行っており、ネガティブワールドに入り込み藁にもすがりたい思いだった私は、さんろくさんにキャリアについて相談することにしました。

相談の過程で、自分自身を見つめ直すいろいろな問を投げかけられました。
その中で、
「今までの経歴とか取っ払って、どう生きたい?」
「何をしたい?」
を問われたときに出てきたのが、
「花屋で働きたい」
「好きなこと(花)を仕事にしたい」
でした。
今までは、自身の職歴から派生した仕事しか考えていなかったのですが、それを抜きに考えたときに一番に出てきたのが、「花」だったのです。

仕事を選ぶときに叶えたい希望(わがまま)

その上で、改めて自分の希望(わがままとも言う)を考えると、

・花関係の仕事をしたいけど、今までのキャリアも捨てたくない
(築いたキャリアって何?とも思いつつ、これはプライドもありますね)

・プライベートを犠牲にするような、肉体的・精神的にキツイ仕事は嫌。

・でも、のんびり仕事するよりは裁量を持たせてもらいながらバリバリ仕事をしたい

・花屋で働くなら副業が良い。(仕事がキツイと聞いている花屋で、未経験でいきなり働き始めることへの不安があるので、本業は怖い。)

・いずれは、雇われるのではなく自分で仕事がしたい

「正社員で働かないといけない」という思い込み

「この希望を全部かなえるなんて無理やろ~」と思っていると、またしても問いが。
さんろくさん:「そもそも、なんで正社員にこだわっているの?」
私:「安定しているし・・・」
さんろくさん:「本当に正社員は安定してる?」
私:「・・・」

 改めて考えると、当時働いていた会社でも正社員でしたが、数年で辞めるのが普通の会社で、「安定」とは言い難い会社でした。
 しかも、幸か不幸か私には子どももおらず、養うべきは猫くらいでした。
そのため、私が正社員として働きたい理由を改めて考えると、
「正社員で働かないといけない、と思っている」
でしかなかったのです。

 その上で、私の希望を犠牲にしてまで、正社員で働く必要があるのか?と考えると、「No」でした。
 そこで、これらの希望をすべて満たす仕事を探すために、「正社員」という縛りを外すことにしました。

「職歴に空白があってはいけない」という思い込み

 会社を辞めることは決めていたので、「早く次を決めなければ」という焦りがありました。
しかし、それについても、さんろくさんからの言葉でハッとしました。

「生活していけるお金があるなら、職と職の間が空いても大丈夫。
その間に、何をしていたのか?なぜ間が空いているのか?さえ説明できれば、転職活動においても問題ない」

なぜ間をあけたくないのかと考えると、「なんとなく」でした。
なんとなく、間が空くと次の転職活動に不利になるのではないか?という心配があったのです。

そこで、
「すぐに仕事が見つからなくて間が空いてしまっても、それを人生の夏休みと考えよう!」
と考え、焦らずじっくりと探すことにしました。


 複数の転職エージェントに登録していたのですが、活用するエージェントは「この人好きだな~」と思う担当者さんの2社程度に絞りつつ、Wantedlyも見ながら、雇用形態や業種など探す幅を広げて、転職活動を行いました。

 Wantedlyで今の会社に出会い、そこで働くことにするのですが、それはまた書きます。


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