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本試験当日レビュー

LEC専任学習ナビゲーター 西牟田 麻奈
Xアカウント@mananishimuta)

本試験当日に感じたことを書きます。
少しでも本試験の雰囲気が皆さんに伝われば幸いです。


1.    会場の様子と戸惑ったこと

当日は少し早めに会場に到着しましたが、既に多くの受験生が並んでいました。皆、列に並びながらも集中して勉強していました。非常に暑く、日差しの強い日でしたので、席に着くまでに体力を消耗してしまいました。暑さ対策をしておけばよかったと反省しました。

席に着くとすぐに、お手洗いの場所を確認しました。混雑が予想されるため、念のため二か所確認しました。試験開始直前にお手洗いに行ったところ、案の定混んでいましたので、確認しておいて良かったと感じました。

2.    模試での経験が役立ったこと

会場では、受験生のペンを走らせる音やページをめくる音などが多く聞こえました。しかし、何度か模試を会場受験していたので、いざ試験が始まると周りの影響を受けず、集中することができました。

3.    試験を解いている時の感触

これまでの模試とは比べものにならないほど緊張しましたが、深呼吸をして自分を落ち着かせようと努めました。

午前択一

緊張から問題文が頭に入らず、初めは解けている感覚が全くありませんでした。しかし、「後から見直せばいい、とりあえず先に進もう」と思い、問題を解き進めるうちに、気持ちが落ち着き、普段どおりに解くことができました。難問もありましたが、司法書士試験は相対評価の試験ですので、「皆が解ける問題を解ければ必ず合格できるはず」と自分に言い聞かせました。

午後択一

まず不動産登記法から解き始めました。解く感覚が普段と全く異なり、戸惑いました。特定の選択肢のみを見れば回答が出せるような問題でも、普段より慎重になり、他の選択肢も見ておこうと思ってしまいました。その結果、午後択一は普段60分以内に解き終わっていたところ、本試験では70分かかってしまいました。講師から言われたとおり、本試験では普段と異なる解き方はしないつもりでしたが、「確実に正解したい」という思いが仇となりました。択一に時間がかかったことで記述を解く時間が減り、非常に焦りました。

記述

まず商業登記法の問題から解き始めました。令和5年度の商業登記法の記述は書く分量が多く、時間がかかって焦りましたが、分かるところから確実に書き進めました。不動産登記法についても同様でしたが、私は添付書類の検討が雑になりやすく、その結果、大きな失点に繋がることが多かったため、気を抜かないように意識しました。
不動産登記法の記述は、あまり時間がありませんでしたが、枠ズレを防ぐために申請内容とその順序の検討に多くの時間をかけました。申請内容とその順序が決まれば、あとは必死に解答欄を埋めていきました。

問題を解き終わったのは、試験の終了10秒前でした。マークミスや名前の書き忘れなどを確認する時間がとれず、試験終了後もモヤモヤした気持ちが残ってしまいました。

4.    試験終了後の過ごし方

試験終了後の気持ちとしては良い感触はありませんでしたが、やれることは全てやり尽くしたので、不合格でも仕方ないという気持ちでした。
帰宅後、非常に疲れていたにも関わらず試験結果が気になり、LECの解答速報会にオンラインで参加したりしました。LECの解答速報は非常に早く出るので助かりましたし、解答速報会では聞き慣れた講師陣の声を聞き、ホッとしたのを覚えています。試験が終わったら美味しいものを食べに行こうと思っていたのですが、全くそういう気分にはなりませんでした。

5. おわりに

本試験は想定外のことも起こると思いますが、気持ちの準備次第で対処できることもあると感じました。私の経験が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。 

LEC専任学習ナビゲーター 西牟田 麻奈
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【YouTube】一発合格者から探る、効率学習のトレンド
西牟田 麻奈LEC専任学習ナビゲーターと根本正次LEC専任講師による対談動画です。

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