2022年2∼3月ジョージア・アルメニア・トルコ旅の記録
本記事は筆者が2022年2～3月にジョージア・トビリシを起点として、アルメニアを経由し、トルコ・イスタンブールまでを旅した折の振り返りツイートをまとめたものになります。旅程などの詳細を本文にまとめたりはしていませんが、ツイートを掘り返すのも大変になってきましたので記録用にこちらに残しておきます。
旅写真の整理を始めました
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やはりカフカスの雪山風景はいいぞ pic.twitter.com/SkL68fYmcJ
カフカス雪景
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パノラマはいいぞぉ pic.twitter.com/QCqpXDmRrq
欧州最高所の定住地であるウシュグリ村のラマリア教会
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背景はカフカス第三位の高峰シュハラ山 pic.twitter.com/TnnvxInhqt
ウシュグリ村からシュハラ山を望む
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シュハラ山のピークから東側の稜線の向こう側は欧州で最高難度と言われるベジンギの壁登攀ルートである pic.twitter.com/3xNSKPTbeA
ラマリア教会からウシュグリ村を見下ろす
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夏はトレッキング客で賑わうこの村も冬は家畜の姿しか見えない pic.twitter.com/i2IB3BSIip
そして冬季にこの集落まで行く公共交通機関は存在しない
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四駆の車をチャーターしてメスティアの街から凍り付いた山道を2時間ほど登らなければならない
途中すれ違った山スキーのグループはスタックして身動きが取れなくなっていた pic.twitter.com/lTAGHBHNPL
観光客のいない冬季のこの村の主役は家畜たちである
— plo@C99新刊 委託中 (@_the_plough_) April 16, 2022
ほとんどの道は彼らに占拠されているので、こちらは雪に埋もれながら回り道をしなければならない pic.twitter.com/5cV8THhq2s
そして彼らの周りには常に番犬がいるので、うまく手なずけないと親の仇とばかりに吠えられる羽目になるのだ pic.twitter.com/AHndfHepFX
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地中海性気候の延長線上にあるカフカスの冬はとにかく天気が悪い
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トビリシ滞在中から天気予報を睨みつつ、滞在中唯一の晴れ間に合わせて、カフカス山中の上スヴァネティ地方の中心都市メスティアを訪問した pic.twitter.com/LcCvlVY8JI
しかしこの晴れ間もほぼ1日しか持たず翌朝には雲が出て、やがてカフカスの雄大な風景も見えなくなってしまった
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この地域の雪景色は素晴らしいが、やはり旅行するなら秋がいいだろう pic.twitter.com/uAThUF2PBB
ジョージア第二の都市クタイシ近郊に佇むゲラティ修道院
— plo@C99新刊 委託中 (@_the_plough_) April 18, 2022
12世紀の壁画が残る聖堂内は圧巻
修復工事中のためほとんど観光客がいない中、掃除中のシスターの歌声だけが美しく反響していたのが記憶に残る pic.twitter.com/VZhDapv5Q0
同じくクタイシ近郊に建つモツァメタ修道院
— plo@C99新刊 委託中 (@_the_plough_) April 18, 2022
市内から2時間に1本走っているはずのバスはいつまで待っても来ず、結局往復20㎞以上歩く羽目になった pic.twitter.com/8JURivcLVg
鉱山の街チァトゥラでは廃墟と化したソ連時代からのロープウェイと新たに建設されたロープウェイが谷間の街を見下ろしていた
— plo@C99新刊 委託中 (@_the_plough_) April 20, 2022
古いロープウェイの撤去は進み、まもなく見られなくなるだろう pic.twitter.com/ZkDRw7xbOU
トビリシとバトゥミを結ぶ幹線上に位置するゼスタポニは支線が分岐し、また貨物列車の始発駅となる鉄路の要衝である pic.twitter.com/MfpzYfvQhu
— plo@C99新刊 委託中 (@_the_plough_) April 20, 2022
猫と何とかは高いところに登りたがるというが、初めて訪れる街ではとりあえず高台に登ることで街の雰囲気を掴みたくなる
— plo@C99新刊 委託中 (@_the_plough_) April 21, 2022
ジョージア・トビリシにて pic.twitter.com/F0H9bJzdpI
市場こそ街の顔
— plo@C99新刊 委託中 (@_the_plough_) April 21, 2022
そこにいる人や、売られている物、そして値段を見ることで、この街の暮らしを想像する
トビリシ中央市場にて pic.twitter.com/ykb5bEnehk
高台から古都ムツヘタを見下ろす
— plo@C99新刊 委託中 (@_the_plough_) April 22, 2022
遥かカフカスの山中から流れ降りてきた河川が合流するこの地に紀元前3世紀から連綿と続く街である
画面左は6世紀に建てられたジワリ修道院 pic.twitter.com/LphuxvIkrY
古都ムツヘタ
— plo@C99新刊 委託中 (@_the_plough_) April 22, 2022
世界で2番目に古いキリスト教国と称する国の古都にふさわしい威容を誇る教会が訪問者を迎えてくれる pic.twitter.com/ouNEl1jU2u
ジョージアからは隣国の首都に向かう夜行列車で出国する
— plo@C99新刊 委託中 (@_the_plough_) April 22, 2022
国境をまたぐ夜行列車への乗車はスペイン→ポルトガル、トルコ→ブルガリアに続いて3度目である pic.twitter.com/gCjlIX5ENd
夜行列車で到着したエレバンでは同じ列車に乗ってきた語学オタクのドイツ人に捕まり、SIMカードを買う間もなくホテル探しに連行され、ヘロヘロになりながら荷物抱えて市内を歩き回った
— plo@C99新刊 委託中 (@_the_plough_) April 23, 2022
とは言いつつロシア語がペラペラの彼には助けられた(だが私の英語よりも彼の日本語の方が上手いのが納得いかん...) pic.twitter.com/lQefcYF5lE
エレバン市内ではトロリーバスがいまだ現役である。
— plo@C99新刊 委託中 (@_the_plough_) April 23, 2022
古いからかメトロや他のバスの半額の運賃で乗れたので、歩き疲れたら特に目的地も決めずに乗り回した pic.twitter.com/qcgkcfgVWL
アルメニア第二の都市ギュムリからマルシュで1時間、さらにそこから凍えながら歩くこと１時間半かけて到達できるHarichavank修道院
— plo@C99新刊 委託中 (@_the_plough_) April 24, 2022
改築を重ねたため複数の建築様式が混在する見事な修道院である
村人に道を聞くと誇らしげに教えてくれ、この酷寒の地で教会が生活に根付いている様を実感させられた pic.twitter.com/pfnfdkywhm
街外れに立つ教会は冬季の間は無人である
— plo@C99新刊 委託中 (@_the_plough_) April 24, 2022
それでも本堂の脇の小さな扉を開けるとそこではろうそくが灯され、祈りの場が確保されている
私が見学している間にもひっきりなしに街から人がやって来ては祈りをささげていた pic.twitter.com/Kns14br1XP
アルメニア第二の都市ギュムリは豪雪地帯である
— plo@C99新刊 委託中 (@_the_plough_) April 25, 2022
滞在最終日には市内でも一晩で20㎝以上の降雪があり、予定していたバスは運休となってしまった pic.twitter.com/yHNE5v8Z2i
ギュムリから列車でエレバンに帰ってくると、雪は影も形もなくただただ寒い街並みが待っていた
— plo@C99新刊 委託中 (@_the_plough_) April 25, 2022
エレバン中央駅を発車する列車は1日5～6本と少ないが、中にはソ連時代からの旧型車両も混じっている
ついでにカメラを向けると怒られるところもソ連譲りなのかもしれない pic.twitter.com/RJcdZ69qOn
前日までの荒天が嘘のように晴れあがったゴリス滞在2日目
— plo@C99新刊 委託中 (@_the_plough_) April 26, 2022
街の中心で捕まえたタクシーが給油している間に出会ったトラックの運ちゃんと記念撮影
gmailで送った写真に返事が来たのは2週間後だったので、彼らはこの後イランまで行っていたのであろう pic.twitter.com/mavPAdyK5R
アルメニア観光のハイライト、タテヴ修道院
— plo@C99新刊 委託中 (@_the_plough_) April 26, 2022
ツアーを使ってエレバンから日帰りも可能だが、朝一にゴリスの街から登ると、観光客のほとんどいない中、雪景色の中の修道院を堪能することができる pic.twitter.com/BhH7OdwKGe
アルメニア旅の続きから
— plo@C99新刊 委託中 (@_the_plough_) May 3, 2022
アルメニア南部の中心カパン
エレバンから山道を越えてきた先にあるとはいえ鉱業を中心に栄えている
2020年の紛争でナゴルノ・カラバフ地域の大部分がアゼルバイジャンに返還されたことで市街地のすぐ南を国境線が走る pic.twitter.com/Ha4mPbYnsY
エレバン方面からカパンを繋ぐ道路は山道が続く
— plo@C99新刊 委託中 (@_the_plough_) May 3, 2022
途中では舗装されていない部分もあり、大型トラックが立ち往生していたが、これでもアルメニアとイランを結ぶ大動脈である pic.twitter.com/iJEZk2GN7P
アルメニア正教会の中心は首都エレバンからバスで約30分ほどの距離にあるエチミアジンである
— plo@C100 土-東ヨ50a カフカス本 (@_the_plough_) May 6, 2022
晴れていればアララト山が遥かに見えるこの地にはノアの箱舟の破片やロンギヌスの槍などの遺物が残る pic.twitter.com/K5qrrq2922
トビリシでもエレバンでもメトロはソ連時代に建設された
— plo@C100 土-東ヨ50a カフカス本 (@_the_plough_) May 6, 2022
100万人都市にのみメトロを建設するという当局の方針のもとトビリシでは66年に、エレバンでは81年に開業した
特にトビリシはモスクワ、St.ペテルブルグ、キエフに次ぐ国内4番目の歴史あるメトロである pic.twitter.com/ns7DENl4Wg
イスタンブールではほとんど滞在せず、そのままバスでイズミルへ
— plo@C100 土-東ヨ50a カフカス本 (@_the_plough_) May 7, 2022
斜面にへばりついて広がる市街地はどことなくジェノバなどと似ている
食事が美味しく、人もフランクなこの街はやはり地中海世界の一員なんだなと感じたり pic.twitter.com/78zjG3BBrY
イズミルからは夜行列車で内陸部の街コンヤへ
— plo@C100 土-東ヨ50a カフカス本 (@_the_plough_) May 7, 2022
英語しか通じない外国人がめんどくさい切符を買おうとしているいうことで窓口では冷たい扱いを受けたが、そういう時はとにかく押しの強さが求められる pic.twitter.com/IkkbpUBdl8
今日はいつもポケットに入れてたGRⅡで撮った写真から
— plo@C100 土-東ヨ50a カフカス本 (@_the_plough_) May 8, 2022
豪雪地帯＋木製＋接ぎ木された電信柱...
ゴミ箱あさる野良ウシ
ヤクザ...でも隣のサルを見るにやっぱり馬鹿にしてるんだろうなぁと pic.twitter.com/5wNl497Uyz
トルコ旅の続きでカッパドキアから
— plo@C100 土-東ヨ50a カフカス本 (@_the_plough_) May 12, 2022
ここはツアーが盛んだが、ツアーが入らないトレッキングコースこそ楽しい
特にオフシーズンである冬はほとんど行程上にほとんど人がいない(そして野犬に囲まれる) pic.twitter.com/DePNBDGWzw
カッパドキアの中心ギョレメ
— plo@C100 土-東ヨ50a カフカス本 (@_the_plough_) May 12, 2022
街の中心部まで戻ると、オフシーズンでもそれなりに観光客は多い pic.twitter.com/pDLUx3Nauf
カイセリはトルコ内でも最も信仰心の篤い街らしい
— plo@C100 土-東ヨ50a カフカス本 (@_the_plough_) May 13, 2022
お祈りの時間でもないのに、常にモスク内でコーランを読みふける人たちが幾人もいるのを見たのはこの街が初めてだ pic.twitter.com/b6PY1vwvWt
カイセリからは夜行列車でさらに東へ
— plo@C100 土-東ヨ50a カフカス本 (@_the_plough_) May 13, 2022
なかなか来ない列車を待つ間、暖かい待合室はお年寄りと子連れの方々にお譲りして、若い人たちは皆外で震えながら列車を待つ pic.twitter.com/YEjSNj5dNi
夜行列車は朝起きてからが楽しい
— plo@C100 土-東ヨ50a カフカス本 (@_the_plough_) May 13, 2022
何ともなしに外を眺める時間や、長編成の列車の前方がカーブの先の方に見えるのが好きだ pic.twitter.com/IxfASS1zDp
van lake ferry pic.twitter.com/70EXE5f6Fh
— plo@C100 土-東ヨ50a カフカス本 (@_the_plough_) May 19, 2022
van lake ferry 2 pic.twitter.com/kvTYLGWDEV
— plo@C100 土-東ヨ50a カフカス本 (@_the_plough_) May 19, 2022
居抜きモスクで思い出したカルスのモスク
— plo@C100 土-東ヨ50a カフカス本 (@_the_plough_) May 28, 2022
窓の形とか壁際の階段とかがキリスト教会時代を主張してますね pic.twitter.com/Z4V3CDb5Bf
あのあたりは３月後半でも雪積もってるから楽しい pic.twitter.com/6k4lwtcR2l
— plo@C100 土-東ヨ50a カフカス本 (@_the_plough_) May 28, 2022
Christian church under Islam pic.twitter.com/zcWQH0d8Tf
— plo@C100 土-東ヨ50a カフカス本 (@_the_plough_) June 1, 2022
以上が旅の振り返りツイートまとめになります。
この旅に関しては2022年8月13日に開催されましたコミックマーケットC100にて、写真集として同人誌にまとめましたのでよろしければそちらもご覧ください。
新刊一冊目「カフカスを往く」
— plo@C100 土-東ヨ50a カフカス本 (@_the_plough_) July 31, 2022
南カフカス地域のジョージア、アルメニア、トルコ東部を冬季に旅した折の写真集になります。
表紙のタテブ修道院をはじめ、ジョージアの古都ムツヘタ、アルメニアの故郷カルス、カフカス山脈の冬景色などを収録しています。
(B5版 40P フルカラー) pic.twitter.com/KudXquMcRk
新刊二冊目「Van Lake Train Ferry」
— plo@C100 土-東ヨ50a カフカス本 (@_the_plough_) July 31, 2022
トルコ東部Van湖でいまだ現役な鉄道連絡船の写真集になります。
基本的にはnoteの記事を骨格として製本化したものになりますが、記事中では取り上げていない写真なども盛り込んでいます。
(A5版 22P フルカラー) pic.twitter.com/CQd22vGXbI
ではでは読者の皆様もよき旅ライフを