![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/149856091/rectangle_large_type_2_bcd5bdf67f16168fe1e5fcd0468468e6.jpeg?width=1200)
イランの革ジャン(バンダレ・トルキャマーン)
イラン北部ゴルガーン州のカスピ海沿岸の港町バンダレ・トルキャマーンのバザール(市場)で購入した。バンダレ・トルキャマーンとは、トルクメン人の港という意味、イラン北東部のトルクメニスタン国境近くで、日本人と同じ顔をしたモンゴル起源のテュルク系のトルクメン人が住んでいる(現代のトルコ人はあとから来たオスマン・トルコ征服後に言語交換した現地のローマ植民地人の子孫なので、南欧・バルカン系のコーカソイドの顔立ち)。
イランやトルコは遊牧民の国なので伝統的に革製品全般が豊富で、大変安価。現在のイラン革命政府は実質的に西洋文化を止めてきたので、デザインは革命前の欧州やカスピ海向かいのソ連圏から来た1970年代くらいまでのデザインだと思う(田舎なのでもっと古い文化で止まっているかも)。一方で様々な革ジャンや革製品を作ることができる工業力が素晴らしい。バザールの革製品店は西洋風のレザージャケットから革コートまで積まれていて興奮した。
全体的に珍しいデザインなので買った。黄土色おそらく牛革、白い部分はエナメルレザーだと思う、合皮かもしれないが鎖国中のイラン現地だと中国製であっても合皮のほうが高いのではないか。カスピ海沿岸の寒い地域なのでたいへん分厚く冬でもあったかい、しかし軽くてダウンジャケットより少し重いくらいで冬は重宝する。最初から微妙に金具裏の汚れ等があったが新品だったはず。たぶん50ドルくらい、もう一着購入したサイズ大きく父親にあげた。
![](https://assets.st-note.com/img/1722954324948-A9UxYbpIoZ.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1722954325119-BWEHwXHVJN.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1722954325274-DAkUFUi9xF.jpg?width=1200)