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僕の好きなクリエーター014 ルドン

キューロープス ルドン

『キュクロープス』(フランス語: Le Cyclope)は、「最も有名なキュクロープス(一つ目の巨人)ポリュペーモスに愛された、不運なナーイアス(水辺の妖精)ガラテイア」を主人公とする神話を描いた、オディロン・ルドンの絵である。
ルドンは1840年4月20日、ボルドーに生まれ、努力して美術界入りした。彼は美術学校の入学試験に一度で合格することができず、その挫折ののちにさえ、彼の美術作品は最初、象徴主義の人々にのみ知られ評価されただけだった。
ルドンは、モネやルノワールのような美術家と同年輩であったが、印象主義と呼ばれた彼らのスタイルは追及しなかった。ウィキペディアより

キュクロープス

『キュクロープス』とはギリシャ神話に登場する単眼の巨人で、天空神ウーラノスと大地母神ガイアの息子で雷の精とも言われる。
旅人を食らうただ粗暴なだけの怪物である 進撃の巨人という漫画があるが、まさにああいう感じの怪物で、違うといえば一つ目ということなのである。つまり、すごく怖い顔してるっていうのが普通のイメージなのだ。

ところがこのルドンという芸術家のキュクロープスの顔はどこか優しげな 寂しげな顔をしてじっとこちらを見つめている。それが、妙に気持ち悪い。

これから食おうと思っている人間の顔を優しげに見つめる。なんて何とも得体の知れない不気味さ。
口元は微かに微笑んでニヤリと笑っている顔なのだ。

そして食われる側の人間の方も、まるで日向ぼっこでもしている様に裸で寝転がってる。美味しく食べてねって感じにも見える。まあ怪物から隠れている様に見えないでもないが。真剣に隠れているとはどうしても僕には見えない。

ルドンの絵の不気味さ

という様に この絵の訳のわからない不気味さったら無い。このルドンっていう画家は何を考えてこんな絵を描いたのであろうか?

大体にしてこの人は目玉を描くのが大好きなのである。目玉ばっかり一時的には書いていた。

ルドンって画家は、女の人に対して病的なストーカーだったのかしら?自分の病的なストーカー気質を怪物に例えてこの絵を書き上げたとか?

という見方が僕の見方で、世の美術評論家はいかに評論しているのか。寂しくて、悲しい画家だったのかもしれないけど、いやーこの中途半端に優しい人喰い巨人の顔が怖いっす。


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