ひとり一人が違うものを書く ラーンネット・フルスクール の書道
ラーンネット・フルスクールでは、毎年2学期に各学年2回ずつ、日本語の一環で「書道の時間」があります。
ナビが考えたお題から、子ども達が自分で書きたい字を考え、ナビの私がお手本を書く。自分の好きな字が書けるというのが特徴です。
1年生1回目は「ラーンネント・グローバルスクール」、2回目は、お題がテーマ「光とかげ」に関係する言葉。
1年生はスクールでの書道が初めてなので、お道具の名前から始まり、置き方、使い方、姿勢、書き方など伝えることがたくさん!
一人ずつ確認して、一緒に筆を持ち、力の加減や可動域など体感してもらいました。毎年一年生が「ラーンネット・グローバルスクール」の文字を1人2文字ずつ書き、ホールに飾っています。
とにかく慣れないことばかりで、いつもと違う時間を、集中して取り組んでいました。
初めての書道頑張ったね❗️
2年生1回目はテーマ「光とかげ」に関係する言葉、2回目は「干支」。
昨年の経験で、お道具の配置も書き方もなんとなくは覚えている様ですが、1年ぶりなのでひとつひとつ確認していきました。どの学年も最初は筆の準備運動をしてから取り組むのですが、いつも元気いっぱいの2年生が、最初から最後まで正座も頑張っていて、静かに落ち着き取り組む姿勢に驚かされました。
いいぞ、2年生👍
中学年1回目はテーマ「天気」に関係する言葉、2回目はテーマ「水」に関係する言葉や氵(さんずい)の言葉。一番人気の「海」はいろんな字体のお手本があり、交換しながら、いろんな書き方を楽しんでいました。書道は年に2回なので、昨年との取り組みの違いがよくわかります。墨をする量、正座、筆を持たない手の位置、筆の運び、納得いくまで書く気持ちなど、成長していて、感激しました。
それぞれ個性が出た作品に仕上がったね⭐️
高学年書道1回目は「難解漢字」、お手本書くのも難しいという事は、本人達もきっと難しいハズ。2回目書道「秋か冬の俳句」は文字数が多いので、大変なハズ。「ムズッ」「長っ」などと言いながらも、どこがうまくいっていないのかをそれぞれがわかっていて、何枚も何枚も書いて、どんどん上手くなっていく姿は、美しく、またそれが文字に反映されていて、高学年の書に向かう姿勢に、五年、六年と積み重ねてきた感じが手応えとしてありました。そんな姿に、休み時間で通りがかった低中学がジーーっと見入っていました。
カッコイイよね😍
書道の時間は、普段の鉛筆で文字を書くのとは違い、1本の筆で大きくも小さくも、太くも細くも自分の力加減次第で、人と比べる事なく書きたい字が書けるのが楽しそう。
書けたら嬉しそうに見せにくる子ども達の姿も、表情も、
毎年毎年少しずつ一緒に積み上げている書道という時間そのものも
いとおしくてたまらない✨
カワサキ