忙しい社会人による勉強方法発信【勉強のベクトルを考えよう】
こんばんは。Taishiです。今週から出張でフィリピンにやってきました。隔離も無く、マニラの街はいたって通常運転(のように見えます)🌞
昨日は午前7時にホテルを出て辺境の建設現場に行き現場の担当者と会議した後、政府関係者との会議のためマニラに戻り、飲み会もあったのでホテルに戻ったのは22時半でした・・・このように、時間が非常に限られた中で、いかに勉強を進めていくのがいいのか、というのを日々考えています🌪
↓ 私の自己紹介や勉強を始めたきっかけはこちら
前回の復習
複数の書籍や研究を読んだ結果、勉強の効果を最大化する方程式は、
①勉強の量×②勉強の質×③勉強のベクトル
というものでした。このうち、①は忙しい社会人にとって高めるのが困難なパラメータになります。そのため、②と③をいかに最大化するか、を工夫していくべきと考えます📝
勉強のベクトルを科学的に最適な方法で考える
今回は、上記方程式のうち、③勉強のベクトルについて、2008年に発表された論文を基に最適な方法論を紹介します。
この研究では、いわゆる「インプット学習」と「アウトプット学習」の最適な組み合わせについて実験を行いました。具体的には、大学生を対象に、①単語を覚える(インプット)、②単語テストを行う(アウトプット)を繰り返し実施しました📚
実験に際しては大学生を4つのグループに分けており、その条件は以下の通りです。
さて、これらの4つのグループの中で、最も最終テストの成績が良かったグループはどれだったと思いますか?
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最終テストでのグループ別の得点率平均をご覧ください。
驚きの結果ですよね😯
グループB(間違えた部分のみ復習&すべての範囲のテストを行う)は得点率がグループCやグループDより高く、かけた労力はグループA(全ての範囲を復習&テスト)より少ないにも関わらず、得点率ではグループAと大差がつきませんでした。
一方、我々が義務教育で教わってきた勉強方法は、ほぼグループDに属するものではないでしょうか。その勉強方法こそ、最も得点率が低かったのです😵 確かに、私も高校生のときに苦手な科目はひたすらできないところだけ勉強して演習問題を解いていたなあ、と思いました・・・
また、各グループの学生に、最終テストの1週間前にテストの得点率の自信を聞いたところ、グループ間でほとんど差は出なかったようです。つまり、グループCとグループDでは実力がついていないにも関わらず、「やった感」が出てしまっている状態であることが分かります。
最適な勉強方法とは
結論、最適な勉強方法は、
「過去問等を使って演習に取り組み、間違ったところだけ復習し、再度演習を全問行う」
であることが分かりました。
社会人になってからは、ひたすらこの勉強法で難関資格全勝しているので、効果が実感できているところです🤓
よければ、みなさんもぜひお試しいただき、勉強のベクトルを修正してみてください!
次回は、勉強の質について、研究を交えて紹介予定です。
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