SNS中毒→現在の開発目標は『利用者を如何にして中毒化させるか』 なのかも…
(著作権上の対応のため伏字にしています。詳細は西日本新聞10/26朝刊にてご確認ください)
今年の年度はじめ、5月の座談会で初めて公にした話題でした。
また、2~3ヶ月前、アメリカ公衆衛生局も同様の件を問題にしたように記憶しています。
座談会のときは、東北・仙台の過去3年間にわたる追跡調査を中心に、これまでの『事実』と、それに対してどのような心構え・認識が必要かと話し合いました。
それから、関連する記事にも目が止まるようになりました。
そこから想像したことは『近い将来、酒タバコと同様の扱いになるかもしれない、いやもしかしたら覚◯剤・違法薬物的な認識が必要になるかもしれない』ということです。
さまざまなSNS開発が、化学的調合によって覚醒作用を目的に生成された結果、大きな中毒性を招いている『違法薬物』に非常に類似している。 今はそう思っています。
SNS利用とスマホ利用・スマホゲーム利用に厳密な違いはあると思いますが、仙台の調査結果では、利用時間を1時間以内に自己制御できた層が最も高成績でした。
これは紛れもなく『自己制御能力(セルフコントロール)』の結果です。
いま現在、スマホ利用が子供の成長に障害になる、という話をよく耳にします。
ですが本来、とても便利で有効な使い方を目指していたはずです。また実際、その効果が絶大であることは誰もが認めていることでしょう。
時代を少し遡ってみると(というか自分自身を振り返ってみると•😅)、テレビがダメだ・マンガがダメだ、深夜ラジオはどうなんだ! という議論は、常に続いてました。
(加筆中・一旦離れます)
(11/12 加筆)
が、振り返って思い出して、テレビ・マンガから仕入れた情報と、害になると言われたものを秤に抱えてみれば、やはり前者➡︎メリットの方が遥かに大きかったと思います。
これは全ての方に共通するのではないでしょうか。
自分自身を振り返っても、小学校の時のブラックジャック、中学の硬派銀次郎とエースを狙え、高校の頃の川俣先生教育日誌、その後も、北斗の拳・はじめの一歩・DAYs、社会人になってからはミナミの帝王・ゴルゴ13・まるご刑事・沈黙の艦隊・昭和天皇物語・etc…
有難いと感じても、迷惑に思ったことはありません。
スマホにしても同様で、便利になった部分と、それに反する部分。
(11/17 加筆)
スマホが悪いんじゃなくて、管理して使えないことが悪。やらない理由できない理由をスマホのせいにして、『これが正解だ』みたいに正義マン気取りでドヤ顔する風潮。その薄っぺらさには少し気持ち悪くなります。
根本はそこじゃない。文句や不満があっても社会から全て無くせる物ではない、いや、むしろ普及が更に加速していくことは誰の目にも明らかでしょう。
だったら、スマホの使用を如何にコントロールしていくか、社会にどれだけ有益性を生むか、そこを真剣に、そしてもう1歩も2歩も踏み込んで考えなくてはならないと思います。
例えば、メルセデスベンツには『ブレーキはエンジンより速く』という言葉があると聞きます。車は便利です。が、増えていけば危険も増えます。だから、最初の自動車メーカーの責任として、世間の害になるようなものを作ってはならない、そういう精神の現れだと思います。
スマホ所有も同様に、害を小さく益を大きくするためにはどうするか? 知らずに巻き込まれるスマホを利用した犯罪も含めて、なぜ人々が害の方向へ進むのか、心理学脳科学の目から、そして利用者の生の声と併せて検証することが先決と考えます。 (以上)