いきなり大人になりません
写真のワンコはうちの下の子。
パピーフェイスに超極小ということもあり未だにパピーに間違えられますがもうすぐ7才の中年期のおばちゃん😆です。
ドッグライフコンサルタントの佐藤です。
犬にも成長過程がある
犬にも成長にともなった行動変化があるのを知ってますか?
1才になったら大人と言われますが、せいぜい人間で言うところのティーンエイジャーです。
と言ったら…大人ですかね~
身体的なものは大人ではあるものの、精神的な部分ではまだまだ子供だと私は思うのですが…どうですか?
特に大型犬は幼さが残るなぁと感じています。
それを知らないと1才だから大人。
落ち着かないのは何か欠陥でもあるのではないか?と考えてしまいがちです。
でも、人間でいう10代後半は落ち着いている子少なくないですか?
まだまだやんちゃ盛りで手を焼くことも多いかと…
わんこたちも同じなんですよ。
犬にも思春期はあります
だいたい生後6ヶ月から2、3才くらいまで続く子もいる思春期ですが、この期間に困った行動が増えて対処も力や罰に頼ってしまいこじれるケースが多いです。
では、どうするか?
過剰に反応しないことが大切です。
そして、その成長の変化を喜びましょう。
大人の階段を一段上ったということなので…
だからといって何でもかんでも許すのではなく(甘やかすのではなく)、相手にたいしてやってはいけないことはきちんと教える必要がありますよね。
相手が嫌がっているのに自分は楽しいからとぐいぐい行くのはルール違反。
ルール違反であることは親である飼い主が教える事です。
犬は犬同士…時として、うまくいく場合もありますが、それは犬が教育係としての素質があっただけの話です。
人間社会で暮らす犬たちの立ち振舞いのしつけは飼い主にあると思っています。
だから、犬の言葉(ボディランゲージ)を知りましょうと、お伝えしています。
自分のわんこを守るため、相手のわんこを守るためにきちんとした対応を飼い主ができればドッグランでのトラブルも減ると思ってます。
思春期に現れる行動
思春期によく問題行動としてあげられるのは、自分の力を試したくなる行動ですかね~
特に男の子に多いのですが…
攻撃的な行動をとることが多いです。
攻撃をしたいのではなく、そういう行動をとったときに相手はどんな反応を返すのかを見ています。
私たちが自分にとって安心で安全な相手なのかを試す行動です。
試そうとしているわけではないと私は考えてますが、体内のホルモンバランスが成長にともない崩れることで気持ちのざわざわ感が衝動的な行動に繋がり、その結果、罰を与えられることで相手が安全ではない、安心できない人と認定してしまうということだと思うんです。
そう考えたら、体内の変化が落ち着くまでは忍耐強く、淡々と対応し、罰を与えないことが重要だと考えてます。
行動にたいしてスルーするってやつです。
さらに、好ましい行動を沢山見つける。
当たり前と思わず、好ましくない行動以外は全て褒めるぐらいに声かけしてみましょう。
名前は大切に心を込めて
そして、名前は大好きなものにしておきましょう。
名前を呼ばれたらワクワクしたりリラックスできるものであるように…
だから、名前を呼んで嫌なことは絶対してはいけません。
名前を呼んで叱ったり、罰することもNGですよ。
大好きな人に名前を呼ばれたときの感覚をワンコにも感じてもらってくださいね。