大学・短大 推薦入試・AO入試 自己アピール作成マニュアル
目次
はじめに
Ⅰ 強みを見つける
Ⅱ 活動・経験から身についたものは何か
Ⅲ 身についたものを、今後、大学生としてどう活かしていくか
Ⅳ 文章作成のフォーマット
はじめに
自己アピール(自己PR)とは、文字通り自分をアピールすること、自分を宣伝することです。
大学・短期大学の推薦入試・AO入試では、自己アピールを文章にして提出を求められることがあります。
ただ、その形式やボリュームは様々です。
形式は、大体、3パターンあります。
A 志望理由書とは別に、独立した用紙に書いて提出する
B 志望理由書の中に記入欄があり、その欄に書く
C 志望理由の中に自己アピールも盛り込んで書く
ボリュームについても100字程度から800字程度までかなり差があります。
自己アピールについては、提出を求めない大学の方が多いかもしれません。しかし、面接では必ず聞かれますから、その際に自信を持ってアピールできるためには、紙に書き出しておくのが一番の準備になります。
さらに、大学入学後の話ですが、大学生の就活では、「自己分析」という名の、要は自己アピールできるところを見つける作業が必須になっています。ですので、3年後に備えるためにもこの機会に自己アピールの訓練をしておくことはとても有意義です。
とはいうものの、「自分のどこをアピールすればいいのか?」、「アピールできるものを、どう文章にまとめたらいいのか?」は難しい問題です。
推薦入試における自己アピールは、単に長所や取った資格を挙げれば済む、というものではありません。「英検準1級を取りました」というだけでは10文字で終わってしまい、文章になりません。
英検準1級取得を例にするのであれば、
なぜ取ろうと思ったのか
取るためにどのような努力をしたのか
その努力を通じて何が身についたか
資格を今後どう活かしていきたいか
さらに上位級をめざす意欲はあるか。あるとしたらなぜなのか
こういったことをまとめて表明するのが自己アピールです。
自己アピールでは、
過去の経験 → 現在の自分 → 未来の計画
という3つの時制で記述をします。
過去 こんな活動・体験をした
現在 活動・体験を通して、このような強みを身につけた
未来 この強みを大学生活で、
さらに社会人になってからも活かしていきたい
このマニュアルでは、この流れに沿った自己アピールを手順を踏んでいけば書けるよう、工夫しています。
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